第214話 ばに~らハウスへようこそ その7
【登場人物】
出雲うさぎ DStars3期生 妹系巫女さん
宮古島たると DStars零期生 事務所の絶対的清楚歌姫
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
【シチュエーション】
収録スタジオの機材トラブルで、ばにらの家に避難したうさぎとたると。
重たいばにらのファンとして、たるとは家に上がるのを拒否するが――。
◇ ◇ ◇ ◇
たると「あ、電話だ。Bちゃんからかも」
ばにら「すぐ出てくださいバニ! スタジオのトラブルが直ったのかも!」
Bちゃ『もしもし、たるとさんですか!』
『すみません、お待たせしました!』
『スタジオの方から、トラブルが解消したとのことで』
『録音できるようになりました』
『今、どちらにいらっしゃるんですか?』
たると「あ、えっと」
「今、ばにらちゃんのお家にお邪魔させてもらってて」
Bちゃ『…………ばにらさんの?』
『あぁ、そういえばスタジオから近かったですね!』
『うさぎさんが、提案したのかな?』
『たしかに、喫茶店で時間を潰すより身バレの心配はなさそうですね』
『身の危険はありそうですけど……w』
たると「もー、なに言ってるんですか、Bちゃんまで!」
「とっても素敵なおうちじゃないですか」
「お隣が空いてたら、住みたいくらいですよ(ガチ)」
Bちゃ『とにかく、すぐにタクシーを手配しますので』
『スタジオに向かってください!』
『すみません、こんなドタバタしてしまって』
たると「いいよいいよ! これくらいなんくるないさー!」
電子音『(通話の切れる音)』
ばにら「機材トラブル、直ったバニですか?」
たると「うん。すぐにタクシーを手配したから、それに乗って行けだって」
「って、もうエンジン音が外から!」
「到着はやくない⁉」
ばにら「あ、それは……」
たると「ありがとうばにらちゃん、助かったさー!」
「ほら、うさぎちゃん、起きて起きて!」
「歌みたの収録に行くよ!」
うさぎ「う~ん」
「うさぎが一番、うまく、三期生の中で、人気出せるんだもん」
「ばにらやうみに、負けてらんない……むにゃむにゃ」
たると「いいからはやく起きて!」
ばにら「あー、うーちゃんは一度寝ると、なかなか起きないから」
「なにかショックなことでもあると……」
3 人「!!!!(強烈な気配に覚醒する)」
ずんだ「みんなぁ~、おぁよ~(満面の笑み)」
「私の嫁と、なにしてるのがなぁ~?」
3 人「ず、ずずず、ずんさーん!!!!」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ラスボス(正ヒロイン)ここで登場。
絶妙なタイミングで百合の間に挟まりにやってまいりました。
はたして、このまま事務所の先輩と、ばにらを巡って百合バトルしてしまうのか。
ということは流石にないので安心してください。
しかし、なんで来たんですかね、ずんだ先輩。
まさか、ばに~らハウスになにか仕掛けているんですかね……。
ずんばに、うみばに、たるばに、みなさんはどれがいいですか? けど、本編で読めるのはずんばにだけ――そろそろ本編の方を再開させようとは思っておりますが、いろいろと多忙につきもうちょっとお待ちください。m(__)m




