表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 ばに~らハウスへようこそ ~宮古島たるとが来た!~
213/754

第209話 ばに~らハウスへようこそ その2

【登場人物】

出雲うさぎ  DStars3期生 妹系巫女さん

宮古島たると DStars零期生 事務所の絶対的清楚歌姫

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意


【シチュエーション】

郊外にあるスタジオに音源収録にきたうさぎとたると。

しかし、スタジオの機材トラブルで、待ちぼうけをくらってしまい……。


◇ ◇ ◇ ◇


ばにら「うーちゃん、それにたると先輩、いらっしゃいバニ」


   「さあさあどうぞ! ばにーらハウスへ!」


うさぎ「ごめんね、ばにら~! 急に押しかけちゃって~!」


   「文句はスタジオと、社長と、Bちゃんに言ってね!」


   「うさぎとたると先輩は悪くないから!(ドヤ)」



   「ねぇ、たると先輩……」



たると「…………(絶句)」


二 人「たると先輩?」


たると「はうっ! 私のこと呼んださー?」


   「ごめん、ちょっとびっくりして固まってたさー!」


うさぎ「あー(察し)」


   「まぁ、驚きますよね、ばにーらハウスは」


ばにら「バニ?」


   「なにか驚くようなことあるバニか?」


たると(嘘! 嘘! 嘘でしょぉ!)


   (ばにらちゃんのお家に来ちゃった!)


   (最推しのVTuberのお宅に訪問しちゃったぁっ!)



   (はうぅうううううっ! もう明日死んでもいいよぉっ!(悶絶))



―――――――

捕捉 宮古島たるとと川崎ばにら

―――――――


DStars零期生にして、DStarsの歌姫、そして絶対的清楚枠――宮古島たるとは川崎ばにらの大ファンである。事務所の後輩にもかかわらず、ばにらのガチ恋最推し古参メンバーという、割と重たい感情を抱いているのだ。しかし、事務所から「清楚たれ」と厳命されているため、そのことをひた隠しているのだ。


ちなみに、ばにらは何も知らない&察さない模様。(鈍感ラブコメ主人公)


―――――――



うさぎ「まぁ、こんな汚い所ですが」


   「よかったらどうぞあがってくださいw」


ばにら「なにが汚いところバニか! うーちゃん!」


   「ばにーらハウスは、昭和から建ってる立派なアパート!」


   「もう少しで、国の重要文化財に指定される――に違いないバニ!」


うさぎ「なるわけねえだろw」


   「なに言ってんだばにらよぉ、頭湧いてんのかw(煽り)」


ばにら「こんにゃろ! 言ったなぁ!(煽り)」


たると「そ、その通りです!!!!」



ばにら「⁉(マガジン不良漫画的リアクション)」



たると「ばにらちゃんは、一時代を築いたトップVTuber!」


   「そんな人が住んでいた住居なんですよ!」



   「ここは間違いなく観光地になります!(ドン)」



ばにら「いや、流石に冗談ですバニよ?」


   「言うてVTuberなんて、まだまだマイナーですから……」


うさぎ「そうそう! なにバカなこと言ってるんです、たると先輩!」


   「こんなボロ屋が重要文化財になるわけないですよ!」


   「明日明後日にも取り壊されますってw」


たると「なら、私が買うさー! 借金して!」


   「この土地を買って、川崎ばにらのファンのために保護するさ!」



   「ここに川崎ばにら記念館を建てよう!!!!(ガンギマリ)」



ばにら「ちょっとちょっと! やめてバニ!」


   「流石にはずかしくなってきたバニよ!」


   「たると先輩ってばもう――冗談がキツいバニ!」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



冗談ではない。たるとは本気である。(白目)

推しのために、推しが住んでいた家を買う重すぎるファン。もう既に、言動が清楚ブレイクしているが――全員天然なので、奇跡的に冗談で済んでいるのだった。


いつか配信でやらかさないといいなぁ……。(フラグ)


清楚担当は辛いよ! 限界オタクをファンにも本人も隠し通す、たるとちゃんが不憫かわいいな――と思った方は、ぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いいたします!m(__)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ