第205話 生駒すずは四人いる その6
【登場人物】
八丈島うみ DStars3期生 センシティブ委員長
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
【シチュエーション】
後日。ちょっとはやめに配信を終えて、休憩中のばにら。
◇ ◇ ◇ ◇
ばにら(はぁー、今日は珍しくこんな時間に配信終わっちゃった)
(誰の配信見ようかなー(ワーホリ))
P C『ディスコの着信音』
ばにら「ぷぁっ⁉(飲んでた牛乳を口から離す)」
「急にディスコに通話が⁉」
「なにこれ⁉ 凸⁉ うみから⁉」
「どうしよう! 配信中なら、出ないと迷惑かけちゃうし!」
「うぅっ……! もぉっ……!(ヘッドセットを被る)」
うみ1「あ、出た出た!」
「もしもし、ばにら~? 元気にしてた~、委員長だよ~?」
ばにら「うみ! あんた、急に凸してくんなや!」
「まずはテキストチャットで連絡くらい……」
うみ2「もしもし、ばにらちゃ~ん!」
「起立! 礼! 着席!」
「私がDStars三期生、委員長の八丈島うみで~す!」
うみ3「もしも~し! もしも~し!」
「はにゃ~ん! ばにらちゃんたら、出るの遅いぞぉ?」
「うみ、待ちくたびれちゃったZO☆」
ばにら「????(宇宙猫の顔)」
うみ1「もしもし! ばにら! 固まってんじゃねえ!」
「これ配信中だから! 配信者なら自覚もってもろて!」
うみ2「ちょっとちょっと、うみ! そんなに急かしちゃ可哀想だよ!」
「ばにらちゃんてば、こういうアドリブとかには弱いんだから!」
「もっと、優しくしてあげてもろて!」
うみ3「そうだようみ!」
「ただでさえ、うみが三人もいるんだから」
「混乱するなって方が無理だ……はにゃーん♥」
ばにら「ど、どういうことバニ?」
「いったい、これは何が起こっているバニ?」
「うみが三人……?」
うみ2「そうだよ~!」
「君の愛しのうみちゃんが三人に増えちゃった~?」
うみ1「嘘だぞばにら!」
「すずちゃんとぽめら先輩が化けてるだけだから!」
うみ3「委員長のことが大好きなばにらなら」
「誰が本物かわかるよね? はにゃ~ん♥」
ばにら「…………(絶句)」
「と、とりあえず」
「はにゃ~んって言ってるのは、ぽめら先輩バニな」
うみ3「あぁ~、さっそくバレちゃっいました~♥ はにゃ~ん♥」
うみ1「もういいでしょ! 追い『はにゃ~ん♥』やめてもろて!」
うみ2「追い『はにゃ~ん』てwww」
ぽめら「いやぁ~、声質は一番似てると思ったんだけどねぇ」
「流石ばにら! ばれちゃったか~!」
「そうです、ウチは秋田ぽめらでした~!」
ばにら「ぽめら先輩のうみは、癖が強すぎるんですよ……」
うみ2「さて、それじゃあ、もう一人はどっちか分かるかな?」
うみ1「ばにら~! 三期生の絆があれば分かるよな!」
「どっちが本物の委員長かなんて!」
ばにら「…………(三期生の絆起動中)」
「う~ん、絶妙に似ていて、判別がつかないバニよ」
「なにか、うみっぽいこと言ってもらっていいですか?」
うみ2「うみっぽいこと⁉」
「えぇ、なんでしょう……」
うみ1「ダメですね、そちらのうみちゃんは」
「やはり偽物。ばにらの無茶振りに反応できない」
「一方、本物のうみちゃんは、三期生の絆で応えられちゃうんだな……」
「ばにら、惑わされるな。俺だけを見ろ(イケボ)」
ばにら「ぶひゃひゃひゃひゃひゃwww」
ぽめら「だははははははははははwww」
うみ2「ちょっw それは卑怯やんけ、うみwww」
ばにら「はい、わかりました」
「そのイケボが出せるのは、うちの同期のアホだけですw」
うみ1「誰がアホじゃこら! ばにら、お前ぇっ!」
ばにら「今喋ってるのが、本物のうみバニな?」
す ず「ぴんぽんぴんぽん大正解~!」
「イケボなのが本物のうみちゃん!」
「そして、今喋っているのが、生駒でした~!」
う み「いやぁ、流石にひっかからんかw」
ばにら「あぶねぇ。もうちょっとで、間違える所だったバニよ(社交辞令)」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
同期が凸してきたら三人になっていた件について。
そして、見事に化けてみせる芸達者なオキツネVTuber。
三期生の絆で無事に乗り越えましたが、二期生だったら怪しかった……。(白目)
それはそれとして、これはタイトル「八丈島うみは三人いる」では?
最近はあまり見なくなりましたが、声マネ凸は反応が面白いのと、VTuberの芸達者な面が見られて面白いですね。とか、ちょっと懐かしいことを思った方は、よろしければ本作の評価・応援・フォローよろしくおねがいいたします!m(__)m




