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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 あかちゃんかつぜちゅ ~滑舌ツヨツヨVTuberへの道~
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第184話 あかちゃんかつぜちゅ その2

【登場人物】


川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

志摩ぱるけ  伊勢志摩大好き系VTuber


【シチュエーション】


滑舌をよくしたいばにら。

滑舌つよつよVをずんだと研究中。


◇ ◇ ◇ ◇


ぱるけ「みなさんはロックマン2は誰から攻略しますかね? これは本当に諸説あるんですが……私はフラッシュマンから攻略していきます。このね真ん中の下にいる顎が尖ってるみたいな奴ですね。あれ、なんかこれ見たことありますね……」



ぱるけ「お前……伊藤開司カイジじゃないか?」



ぱるけ「ざわ……ざわ……」



―――――――

コメ欄

―――――――


:カイジじゃないんよw


:帝愛に捕まってサイボーグにされてしまったかw


:たしかに尖ってはりますけれどもw


:どうしよう、もうカイジにしか見えない


:目つきもたしかに初期カイジって感じだわ。


:ようこんなネタ拾うなァ


:流石んご


―――――――



ぱるけ「もしかして冒頭のオープニングのビルは、鉄骨渡りの暗喩? あぁ、分かっちゃいました、分かっちゃいました! Drワイリーの正体が、ぱるけ分かっちゃいました! おそろしいンゴねぇ、怖いンゴねぇ! 未来になっても人の欲には際限がないンゴ……! けど、それにあえて立ち向かう……倍プッシュだ!!!!」



―――――――

コメ欄

―――――――


:倍プッシュはアカギやw


:開始5分でこのノリなんなのw


:今日もコメントより、ぱるけちゃんのトークの方が早い


:コメントの流速を越える女


【スパチャ 2千円: 今日は長丁場になるだろうから、頑張って……】


―――――――



ぱるけ「そう思うと、ヒートマンがなんとなく大槻班長に見えてくるンゴねぇ……」



ばにら「…………」


   「怒濤の勢いで喋りながらしっかりオタトークを絡める」


   「止まらないマシンガントーク。それでいて、耳に心地よい」



   「DStarsも、うみやあひる先輩がトーク強いですけど」


   「そのどれとも違う感じですねぇ」



ずんだ「そうねぇ」


   「強いて似ている人を挙げるなら――すずかしら」


   「すずもオタトークになると止まらないから」



   「そう言えば、すずとぱるけちゃんはコラボをしてたわね」



ばにら「類は友を呼ぶって奴ですかねぇ……」


ずんだ「しかし、『滑舌をよくしたいから、他のVの配信見て勉強したい!』って」


   「なんかあったの花楓?」


ばにら「いやぁ、ゲーム配信は慣れてきたんですけど」


   「まだまだ私ってばトークが苦手なんですよね」


   「話すのは嫌いじゃないんですけど、なんかしっくり来なくって」



   「やっぱり滑舌かなぁと」



ずんだ「滑舌悪くても、トークの面白いVなんていっぱいいるでしょ」


   「ほら、ゆきちだって……あんな滑舌なのに人気あるし」


ばにら「え? ゆき先輩の滑舌の悪さってネタじゃないんですか?」



   「プライベートだと普通ですよね……?」



―――――――

補足 網走ゆきの滑舌

―――――――


現時点でDStars1のよわよわ赤ちゃん滑舌と言われている。

普通になにを言っているのか聞き取れない&独特のイントネーションがある。

北海道のど田舎育ちが原因とされているが――実は普通に喋れる。


本人曰く、「身バレ対策で、わざと声を変えてんのよ。なはは」とのこと。


―――――――



ずんだ「ゆきのアレはねぇ……」


   「ほら、ゆきってばオタクではあるけれど」


   「早口なタイプのオタクじゃないでしょ?」


ばにら「…………たしかに」


   「昔の『教室の隅でラノベ読んでるオタク』ですよね」


ずんだ「そうそう」


   「ぱるけちゃんみたいな、強いオタクの前の世代なのよ」


   「だからトークが得意じゃなくて」


   「それを誤魔化すために、あんな喋り方をしてるの」


ばにら「そうだったんですか」


   「一緒にお仕事してたのに、ぜんぜん知らなかったや」



   「リアクションは一級品なのになぁ……」



ずんだ「そうね」


   「マイクラで全ロスしたり、マグマダイブしたり」


   「ゲームでもリアルでもとんでもないミスしたり」


   「配信の神様には愛されてるわよね、ゆきちは……」



ぱるけ「足場! 足場ぁ~! 落ちた……何も言わずに落ちやがった! この足場が! 無言で…………! 落ちる足場も環境破壊になるから、使っちゃダメンゴってことになるですかね? リスナーのみなさまぁ~? どう思われます~?」



―――――――

コメ欄

―――――――


:いつまでカイジ引きずってんねんw


:流石にロックマンで環境保全プレイは無理があるんよ


:さぁ、今日は長丁場かな


―――――――



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



配信パートとプライベートパートで、微妙に喋り方が違うゆき先輩。飲み会の時とか、普通にしゃべってたのに、配信だと幼女になるのはなぜかと言えば――身バレ対策&トーク対策という考えがあってのことだったんですね。


このあたりは、ずんだもやってることは同じ。

こういう所に、二人が妙に気が合う理由もある気がします。

VTuberも素を出して勝負するだけじゃないですからね。


というわけで、ぱるけちゃんの出番はここらでおしまい。いろいろな、滑舌つよつよVTuberの配信を巡る展開へと移っていきます。誰が出てくるか、気になる方は――ぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いいたします!m(__)m


いや、マジで最近☆が入らなくなってきたので、よろしくです。(はよ第三部やれって話なんですけれどね。沈んじゃうとやっぱり、メンタル的に辛いので、もし面白いよと追ってくれていて、評価してもいいよという方がいらっしゃいましたらm(__)m)

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