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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 青葉ずんだの知らない世界 ~オタクと一般人の境界~
173/754

第170話 青葉ずんだの知らない世界 その2

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

網走ゆき   DStars零期生 よく炎上する

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

八丈島うみ  DStars3期生 センシティブ委員長


【シチュエーション】

ゆ俺恥ブームに傷ついたゆきを慰めるオフ(ゆきち宅)会。


◇ ◇ ◇ ◇


ずんだ「しかし、ゆきの慰め会にしては妙な面子ね」


   「普通こういうのって、あひるやぽめらの仕事じゃない?」


ゆ き「ぽめちゃんは、旦那さんとゴタついてるらしくて」


   「あひるちゃんは、普通に記念ライブの準備で忙しくて」


ずんだ「なるほど……」



   「つまり、私たちはあの娘たちの代わり……(圧)」



ゆ き「ずんだまで変な圧を出さないで!」


   「普通にウチらも仲良しじゃん!」


   「たまにはいいでしょ!」


ずんだ「冗談よ。本気にしないで」


   「ゆきは頑張ってるわよ。アンタがPONするおかげで」


   「私たちも安心してPONできるんだから……」


ゆ き「それ、褒めてないよね⁉」


   「ねぇもぅ、ばにらぁ~! 助けてぇ~! ずんだが怖ぃ~!」


ばにら「ゆき先輩、ちょっと飲み足りないんじゃないですか?」


   「カルピスサワー用意したんで、じゃんじゃん飲みましょうねぇ~」


   「辛いことは飲んで忘れましょぉ~」


ゆ き「……えっぐ、ひっく」


   「うぅっ、ばにらのカルピスサワー、美味しい」


   「おばあちゃんのと同じ味だ……」


ばにら「いや、アルコール入ってたらまずいでしょ!」


ずんだ(相変わらず仲良いなこの二人……)


   (会社の方針で公式では絡まなくなったけど)


   (なんだかんだで、今も交流してるのよね)



   (やはり、一番のライバルはゆき……)



う み「そういえば、ゆき先輩とばにらは仲良いけど」


   「きっかけはなんだったの?」


ばにら「いや、それは……」


   「いつの間にか意気投合して」


   「仲良くなるきっかけとかは……ねぇ?(キョロキョロ)」


ゆ き「そ、そうだよ! ゆきたちはビジネス百合してたから!」


   「その延長線上で、ちょっと他のメンバーより仲が良いだけ!」


   「勘違いしないでよね!(オドオド)」



ずんだ(なんで二人とも目が泳いでるのよ)


   (なんかあるわね、これ……)



   (うーん、気になるけれども)


   (下手に突くのはみっともないし。どうしようかしら……)



う み「はい、ダウトー! 何かあるのバレバレ!」


   「この委員長の目を誤魔化せると思うな!」



   「オラオラ~! 愚痴のついでにゲロっちまえよぉ~!」



ゆ き「わぁ、ちょっとうみたん!」


   「本当になんもないってば!」


   「いい感じにアルコール回ってるのに――揺らすのはやめて!」


ばにら「本当に何もないから! うみの思い過ごしだから!」


う み「ほーん?」


   「それ、私の目を見て言えるか、ばにらちゃんよぉ?」


ばにら「…………」


   「ほ、ほんとうに、なにもないばによー(目を逸らしつつ)」


う み「逸らしてんじゃねえか!」


   「これは絶対に何かある奴だね!」


   「今日はきっちりそこらへん……ゲロってもらうからなぁ!」


二 人「ひんっ!」


ずんだ(…………)


   (よかったわ、うみが一緒にいて)


   (持つべきものは、スケベ根性丸出しの後輩ね……!)



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



配慮するところはちゃんと配慮しつつ、絶妙に一歩踏み込むうみちゃん。

ヘタレのずんだではきっと切り込めなかっただろう、ゆきとばにらの馴れそめにメスを入れる。美少女ゲーネタで弄られたのが縁というのは、ばにらの独白で語られていましたが、そんな話を百合営業相手にしてしまうのか――。


うみはするっと受け入れそうだが、ずんだはちょっとハードル高そうだぞ。

というわけで、今回のお話は「オタがディープなお話を、一般人にする」という恥ずかし回でございます。


いろんなVTuberがいれば、そういうこともあるよね?


もちろん全員ゲーオタには間違いないけれど、ゲームにもいろいろな種類があるわけで。ずんさんがはたして、ゆき方面(美少女ゲー)に理解があるのか、受け止められるのか――気になる人はぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いいたします!m(__)m

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