第170話 青葉ずんだの知らない世界 その2
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
網走ゆき DStars零期生 よく炎上する
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
八丈島うみ DStars3期生 センシティブ委員長
【シチュエーション】
ゆ俺恥ブームに傷ついたゆきを慰めるオフ(ゆきち宅)会。
◇ ◇ ◇ ◇
ずんだ「しかし、ゆきの慰め会にしては妙な面子ね」
「普通こういうのって、あひるやぽめらの仕事じゃない?」
ゆ き「ぽめちゃんは、旦那さんとゴタついてるらしくて」
「あひるちゃんは、普通に記念ライブの準備で忙しくて」
ずんだ「なるほど……」
「つまり、私たちはあの娘たちの代わり……(圧)」
ゆ き「ずんだまで変な圧を出さないで!」
「普通にウチらも仲良しじゃん!」
「たまにはいいでしょ!」
ずんだ「冗談よ。本気にしないで」
「ゆきは頑張ってるわよ。アンタがPONするおかげで」
「私たちも安心してPONできるんだから……」
ゆ き「それ、褒めてないよね⁉」
「ねぇもぅ、ばにらぁ~! 助けてぇ~! ずんだが怖ぃ~!」
ばにら「ゆき先輩、ちょっと飲み足りないんじゃないですか?」
「カルピスサワー用意したんで、じゃんじゃん飲みましょうねぇ~」
「辛いことは飲んで忘れましょぉ~」
ゆ き「……えっぐ、ひっく」
「うぅっ、ばにらのカルピスサワー、美味しい」
「おばあちゃんのと同じ味だ……」
ばにら「いや、アルコール入ってたらまずいでしょ!」
ずんだ(相変わらず仲良いなこの二人……)
(会社の方針で公式では絡まなくなったけど)
(なんだかんだで、今も交流してるのよね)
(やはり、一番のライバルはゆき……)
う み「そういえば、ゆき先輩とばにらは仲良いけど」
「きっかけはなんだったの?」
ばにら「いや、それは……」
「いつの間にか意気投合して」
「仲良くなるきっかけとかは……ねぇ?(キョロキョロ)」
ゆ き「そ、そうだよ! ゆきたちはビジネス百合してたから!」
「その延長線上で、ちょっと他のメンバーより仲が良いだけ!」
「勘違いしないでよね!(オドオド)」
ずんだ(なんで二人とも目が泳いでるのよ)
(なんかあるわね、これ……)
(うーん、気になるけれども)
(下手に突くのはみっともないし。どうしようかしら……)
う み「はい、ダウトー! 何かあるのバレバレ!」
「この委員長の目を誤魔化せると思うな!」
「オラオラ~! 愚痴のついでにゲロっちまえよぉ~!」
ゆ き「わぁ、ちょっとうみたん!」
「本当になんもないってば!」
「いい感じにアルコール回ってるのに――揺らすのはやめて!」
ばにら「本当に何もないから! うみの思い過ごしだから!」
う み「ほーん?」
「それ、私の目を見て言えるか、ばにらちゃんよぉ?」
ばにら「…………」
「ほ、ほんとうに、なにもないばによー(目を逸らしつつ)」
う み「逸らしてんじゃねえか!」
「これは絶対に何かある奴だね!」
「今日はきっちりそこらへん……ゲロってもらうからなぁ!」
二 人「ひんっ!」
ずんだ(…………)
(よかったわ、うみが一緒にいて)
(持つべきものは、スケベ根性丸出しの後輩ね……!)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
配慮するところはちゃんと配慮しつつ、絶妙に一歩踏み込むうみちゃん。
ヘタレのずんだではきっと切り込めなかっただろう、ゆきとばにらの馴れそめにメスを入れる。美少女ゲーネタで弄られたのが縁というのは、ばにらの独白で語られていましたが、そんな話を百合営業相手にしてしまうのか――。
うみはするっと受け入れそうだが、ずんだはちょっとハードル高そうだぞ。
というわけで、今回のお話は「オタがディープなお話を、一般人にする」という恥ずかし回でございます。
いろんなVTuberがいれば、そういうこともあるよね?
もちろん全員ゲーオタには間違いないけれど、ゲームにもいろいろな種類があるわけで。ずんさんがはたして、ゆき方面(美少女ゲー)に理解があるのか、受け止められるのか――気になる人はぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いいたします!m(__)m




