第164話 なぞなぞマスク その4
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
生駒すず DStars1期生 JKお狐VTuber
五十鈴えるふ DStars3期生 和風エルフ
【シチュエーション】
なぞなぞマスクの切り抜き視聴中。
今回はえるふの配信回。
◇ ◇ ◇ ◇
えるふ「はーい! 今日もえるクラはじめていくよ!」
「今日は三期生ハウスの素材集め!」
「テラコッタを探しに、メサバイオームに向かおうと思います!」
???「はーっはっはは! はーっははは!」
「えるふちゃん! メサバイオームに行くのはちょっと待った!」
「その前に、なぞなぞマスクの挑戦を受けてもらうぞ!」
えるふ「あれ、すずちゃんだ!」
「やっほーどうしたの?」
「あ、よかったら一緒に、メサバイオームでアイテム収集しない?」
???「ノットイコマ! ノットゲーミングオキツネ!」
「なんでみなさん、すずちゃんと間違えるの!」
「私の名前はなぞなぞマスク!」
「今日は五十鈴えるふちゃんに、なぞなぞを出しに来たぞ!」
「キミはこの難問に答えられるかな?」
えるふ「なるほど、そういうノリね」
◇ ◇ ◇ ◇
ばにら「あ、えるふだ!」
「最近よくこの二人絡んでるなぁ……」
ずんだ「そういえばそうね」
「なんか共通の接点でもあるのかしら?」
「けっこう年齢差あるよね?」
ばにら「んー、そのハズですけど」
「何かしらフィーリングがあったんでしょうね」
「二人とも結構なゲーマーですし」
ずんだ「それだけかしらね?」
「すずはいろんな人と絡むけど」
「えるふちゃんみたいに自然体で話せる人は少ないから」
「この二人の配信は安心感があるのよね」
ばにら「それ、分かります!」
「えるふは誰にでも優しくて、自慢の同期ですけど」
「ちょっと一歩引いた所があって……」
「なのに、すず先輩相手だとそういう所がないっていうか!」
「ぐいぐい絡んでいくのが見てて微笑ましいなって!」
ずんだ「…………」
「急に語るじゃない?」
「あんた、同期がホント大好きね」
ばにら「美月さんも人のこと言えないじゃないですか」
「すず先輩のことよう見とる!(ニヤニヤ)」
ずんだ「まぁ、気兼ねなく絡める先輩・後輩って大事よね」
ばにら「はい!(いい返事)」
ずんだ(まぁ、私もすずをどうこう言えないよなぁ……)
◇ ◇ ◇ ◇
???「では問題です!」
「うどんはA、そばはAじゃない」
「ピザはA、お好み焼きはAじゃない」
「ドーナッツはA、お餅はAじゃない」
「さて、それでは……パンはAかAじゃないかどっち?」
えるふ「ふっふっふ」
「すずちゃん、問題が簡単なんじゃない?」
「答えは――Aです!」
???「おぉっと! 割とすんなり答えたね!」
「では、その理由をお聞かせください!」
えるふ「Aは小麦粉をこねて作った料理だよね」
「うどん、ピザ、ドーナッツ」
「そばとお餅は材料が違う、お好み焼きはこねないからね」
「となると、小麦粉をこねて作るパンは――Aってこと!」
???「ピンポンピンポン大正解!」
「生駒が想定した以上の完璧な回答だ!」
「流石はえるふちゃん! 分かってるねぇ!」
えるふ「あれ、なぞなぞマスクじゃなかったの?」
「やっぱり、すずちゃん?」
「どうしてこんなことを……(ニヨニヨ)」
???「おぉっと! 巧みな話術に正体が!」
「だがしかし! なぞなぞマスクの正体はバレてはいけない!」
「ということで、さらばなのだよえるふくん! またあとで!」
えるふ「うん、ばいばいまたあとでね」
「メサバイオーム見つけたら、座標を送っておくからねー」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
続いては生駒さんと仲の良いえるふちゃん。
自然体で絡める関係って素敵ですよね。
百合ではないですが、二人の関係も第三部では進むといいなぁ……。
と言いつつ、第二部で二人とも大活躍したので、ちょっとお休みかも。
とはいえ第三部ではパリピ歌姫が合流するので……夜遅くまでゲームやってる奴らの伝説がそろそろはじまるかもしれません。
女三人寄ればなんとやら、わちゃわちゃな三姉妹感を期待されている方は、ぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いいたします!m(__)m




