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第160話 教えてりんご先輩 その8(ラスト)

【登場人物】


津軽りんご  DStars特待生 きまぐれ僕っ娘

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

木津里香   津軽りんごの娘(養女)

羽曳野あひる Dstars2期生 雑談配信が得意

生駒すず   DStars特待生 1期生兼任

秋田ぽめら  DStars特待生 みんなのママ


【シチュエーション】


川崎ばにら、津軽りんごとタイマンオフコラボ!

なのだが……。


◇ ◇ ◇ ◇


ばにら(りんご先輩、どうするバニか! これ、どうするバニか!)


す ず(視聴者には、ばにらちゃんの誘いを断わったように聞こえてるね)


   (ここはひとつ、その方向で誤魔化しつつ、ぽめちゃんにフォローを)



ばにら(わ、分かったバニ)


りんご(や、やってみるよ)



ばにら「そ、そんなひどいバニですよ、りんご先輩(小声)」


   「またばにーらと、一緒にゲームしてくださいよ(小声)」


りんご「ごめんねー、ちょっと今忙しくって」


   「都合がつかないんだよねぇ」


   「もうちょっと待ってくれるかなぁ」


ぽめら「……そうなの?」


   「じゃあ、悪いけどリビングで待たせてもらうね?」


   「用事が終わったら降りて来てね?」


す ず(よし! うまくいった!)


ばにら(配信の内容とすり合わせつつ、ぽめら先輩との会話を成立させた!)


   (流石は、希代の大嘘吐き――津軽りんご!)


りんご「じゃあ、準備ができたら声かけるから」


   「その時まで、待っててくれるかな?」


ばにら「分かったばによ(小声)」


ぽめら「……?」


   「なんか会話がおかしい気がするけど」


   「まぁ、分かったよ。大人しく待ってるよ」



   「――赤ちゃんと」



三 人(子供連れてきてるんかぁい!!!!)



ぽ子供「おんぎゃあっ! おんぎゃぁ、おんぎゃあ!」


ぽめら「あぁ、よちよち、起きちゃったねぇ」


   「ごめんねぇ。もうちょっとだけ大人しくしててね」


   「いないいない……ばぁ!」


ばにら(それでまた、扉の前に留まっちゃったバニ!)


す ず(赤ちゃんに罪はない……)


   (これはこちらでフォローするしかないよ、ばにらちゃん!)


りんご(せやかてすずちゃん!)


   (どないせーっちゅうんや! こんな地獄!)



全 員(もとはといえば、お前の連絡ミスが原因じゃろがい!)



りんご(はい、すみまてん!(猛省))



ばにら「それじゃ、また今度(小声)」


   「お互いの都合があったときということで……(小声)」


りんご(もうなんでもいいよ!)


   (はやく終わって……!)



ぽめら「あ、これはオムツだな」


   「りんご! ちょっと廊下でオムツ替えるね!」


   「匂っちゃったらごめーん!」



りんご「だめぇっっっっ!!!!(迫真&二回目)」



ぽめら「ふぇえええええっ⁉(困惑)」


   「どういうこと⁉ 赤ちゃんの排泄は自然現象でしょ⁉」



   「うん○しちゃダメってコト~⁉」



ばにら(あぁもう、なんでこのタイミングでこうなるバニぃ!)



―――――――

コメント

―――――――


:二度目の拒否www


:完全にりんごの手の上で転がされてるwww


:そんな断らなくてもいいバニですやんwww


:草ァwww


―――――――



す ず(待って! ばにらちゃん見て!)


   (リスナーたちは大爆笑してるよ!)



   (よかったね!(おめぐるぐる))



ばにら(よかったねじゃねーバニですよ!)


   (もう配信がどうとか言ってる状況じゃないでしょ!)



りんご「違うんだ、これには深い意味があって……」


   「その……餅は餅屋というか、トイレはトイレといいますか」


   「もっと冴えたやり方がですね(滝汗)」


ばにら(りんご先輩!)


   (まだ、配信とぽめら先輩の会話を同時に成立させようと!)


   (アンタって人は……!(ほろり))



ぽめら「あ、ちょっとオムツから漏れてきちゃってる!」


   「やばいやばい! このままだと、廊下がうん○まみれに!」



す ず「ファ―――――――――ッ!!!!(絶叫)」



りんご「ずんさん! 助けてぇっ!(絶叫)」



ずんだ「…………(無言で立ち上がり、廊下へと移動する)」


ぽめら「あれ⁉ ずんだ⁉ 居たの⁉」


   「あ、ウェットティッシュ助かる!」



   「ごめんね、すぐ綺麗にするから……」



りんご「ばにらちゃん、キミにはずんさんというパートナーがいるんだ」


   「まずは、百合営業相手に助けを求めるのが、筋じゃない?(白目)」


ばにら「なるほど、たしかにそうバニな」


   「まずはずんさんを頼ってみるバニよ(白目)」


りんご「いやぁ、ずんさんは頼りになるからなぁ」


   「ゲームもできるし、天才だし」


   「子守もできる」


   「素晴らしい女性だ(白目&滝汗)」


ばにら「そうバニねぇ、なかなかレトロゲームをあれだけやれて」


   「赤ちゃんのオムツも替えられる」


   「ほんといい人バニよ(白目&滝汗)」


す ず「生駒もそう思います(白目&滝汗)」



三 人「やっぱり、ずんさんは頼りになるなぁ……!!!!」



ずんだ「…………(無言で汚れたウェットティッシュを手に持っている)」


   「…………(ばにらとりんごとすずを睨みつけている)」



ばにら「…………(絶句)」


りんご「…………(絶句)」


す ず「…………(絶句)」



ばにら「それじゃあ、みなさん、おつばにでした……」



   「…………(配信終了)」



   「すみませんずんだ先輩! すぐ手伝います!」


   「お手洗いからポリ袋持ってくればいいですかね!」


   「ぽめら先輩もあまり気にしないでください!」


   「ばにーらたちは大丈夫ですから!」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



いつになく汚いオチであった。けど、赤ちゃんだから仕方ないよね。そしてこういう汚れ役にもしっかり対応するずんさんは、やっぱりデキた女でございますよ……。


もちろん、このあとこっぴどくりんごはずんだに説教されました。

周囲への報告・連絡・相談は大事ですね。(白目)


コラボ回と見せかけて、なにげにりんごの交友関係の広さを見せるだけの回となってしまいました。ここにさらに、いくやゆかりも絡んで来て、他の後輩たちも慕っているのだから……悪戯猫ってのは大変ですな。そりゃ裁判にもかけられる。


そんなりんごをこれからも応援してやりたいという方は、ぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いいたします!m(__)m

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