第155話 教えてりんご先輩 その3
【登場人物】
津軽りんご DStars特待生 きまぐれ僕っ娘
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
木津里香 津軽りんごの娘(養女)
【シチュエーション】
川崎ばにら、津軽りんごとタイマンオフコラボ!
なのだが……。
◇ ◇ ◇ ◇
りんご「ところで、ばにらちゃんは」
「マリオ64はどれくらいやったことがあるの?」
ばにら「ほぼほぼ初見バニですよ」
「64のゲームは幾つかやったことありますけれど」
「マリオ64はVになってはじめて触るバニです」
りんご「なるほど……」
「マリオ64童○ってことだね?」
ばにら「ちょっと!!!!」
「りんご先輩! 発言には気をつけてくださいバニ!」
「ばにーらのチャンネルは、健全なキッズも見てるんですから!」
―――――――
コメント
―――――――
:マリオ64童○てw
:人の枠だからって遠慮なしかよ
:これは流石にずんさんもすっ飛んで……
:……来ない?
:どうしたんだ? いつもならすぐ満額スパチャ投げるのに?
:まさか、百合営業相手をNTRされて脳を……!
:そんなずんさん! しっかりして!
:ばにーらを守れるのは貴女だけなのよ!
:このままじゃ、委員長と双璧を成すセンシティブVの餌食に……!
:いや、それは流石に言い過ぎでしょ
:そうだそうだ! ちまきちゃんがおるやんけ!
:ここあ先生もいるぞ!
:ポン子さんもなかなかメン限だとえちちだぞ!
:りんご程度で、センシティブVを名乗るなど笑止ィ!
:真のセンシティブVとは、息を吸うようにセクハラするもの……
:それはそれとして、まじで今日ずんさん出てこないな?
―――――――
ずんだ「…………ッ!(圧)」
ばにら(怒ってる怒ってる! 美月さん怒ってる!)
(なに、迂闊な発言してるバニですか、りんご先輩!)
(ブランドイメージは大事バニなんですよ!)
りんご(うーん)
(まさか童○発言で、ここまで美月が怒るとは予想外だなぁ)
(そんなきわどい発言じゃないと思うんだけど)
(まぁ、ばにらちゃんのチャンネルなのに)
(はっちゃけ過ぎるのはダメか……)
ばにら「と、とにかく、今後は発言に気をつけてくださいバニね」
りんご「はーい」
ばにら「返事が軽いんよ」
りんご「それじゃ、ちょっとばにらちゃんの実力を確認するために」
「実際にプレイしてもらいたいんだけれど?」
ばにら「あ、はい、分かりました……」
ずんだ「…………(ジト目)」
ばにら(よし、機嫌はとりあえず直ったみたいバニな)
りんご(とりあえず、美月の機嫌はヨシと)
(面白くなりそうだから、見守り配信を許可したけれど)
(これは面白くなる前に気を使うなぁ……)
里 香「おとーさーん、おはよー!」
「今日の晩ご飯なんだけど、なに食べたーい?」
二 人「⁉」
―――――――
コメント
―――――――
:うん?
:なんだこの声?
:幼女のような声がいましなかったか?
:センシティブな配信に突然の幼女が!!!!
:りんごって、結婚とかしてたっけ?
:聞いたことないな
:姪御さんとか?
:いや、たしか一人っ子だって言ってたような
:まさかのコラボで身内凸はヤバくね?
:いやいや、まだそうと決まったわけじゃ……
―――――――
ばにら(やばい、ここに来て里香ちゃんまで!)
りんご(しまった!)
(いつもは夜配信だけれど、今日は昼配信!)
(里香にそのことを伝えるのを忘れていた……)
(津軽りんご一生の不覚!)
里 香「あれ……お客さ……むぐ?(ずんだに口を塞がれる)」
二 人(ず、ずんさーん!!!!)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
突然の身内の乱入をずんさんがナイスセーブ。
里香ちゃんが入って来て、あわや「津軽りんご、隠し子発覚!?」的なネットニュースになるのを未然に防いだのであった……。
しっかりしているようで大事な所が抜けている。
人をからかう時には頭がキレるのに、普通にしてたらポンコツなの、逆にまずいのでは。というか、こんな感じのはじまりかたで本当に大丈夫なのか……。
はたして、いつになくガバい配信になった、ずんだ・ばにら・りんごの運命やいかに! 気になる方はぜひぜひ、評価・応援・フォローよろしくお願いいたします!m(__)m




