第128話 りんご裁判 その4
【主人公】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
津軽りんご きまぐれ僕っ娘
秋田ぽめら DStars特待生 みんなのママ
羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意
Bちゃん DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当
網走ゆき DStars零期生 よく炎上する
【シチュエーション】
悪戯ばかりしているりんご。ついに裁判にかけられる。(企画)
そんな地獄企画を、いつものように見守るずんだとばにら。
◇ ◇ ◇ ◇
あひる「いやぁー」
「やってますねぇ、りんごさん」
ぽめら「これは物証が残っていますから」
「言い逃れできませんよ」
りんご「聞いてくれ二人とも」
「刑法には緊急避難という考え方があってだね」
あひる「泥棒がなに真面目な顔で法律を語ってるぐゎぁ!」
ぽめら「だはははははwwww」
りんご「ひどい! 泥棒だって法律の勉強くらいしますよ!」
「むしろ捕まった時に言い訳するために、よっぽど勉強します!」
「差別的な発言はやめていただきたい!」
あひる「差別じゃないんだわ、ツッコミなんだわ!」
りんご「とにかく」
「ゆきちを溶岩に突き落としたのは、この緊急避難に相当すると思います」
「あそこでゆきちを押しのけなければ、僕がピグリンにやられてました」
「僕は悪くありません!(ドヤ)」
あひる「こいつ、うまく言い逃れするのが腹立つ……」
ぽめら「たしかにその通りだから何も言えないねぇ」
字 幕『溶岩突き落としあっちゅあっちゅ全ロス罪』
『無罪!!!!』
◇ ◇ ◇ ◇
あひる「すごいですね」
「まさかここまで立て続けに無罪を勝ち取るとは」
「津軽りんご――実は泥棒じゃなくて詐欺師なのでは?」
ぽめら「的確に反論してくるあたりは流石ですね」
「裁判長、このままだとこの危険な泥棒猫を」
「DStarsに解き放つことになります」
りんご「みんな、追い詰め方が甘いんじゃない?」
「その程度のことじゃ、僕を捕まえることなんてできないよ~?」
あひる「しかーし! ここで真打ち登場です!」
「次の原告はすごいですよ!」
「彼女はきっとりんごを追い詰めてくれるはず!」
りんご「それでは第三の原告」
「匿名希望『ピチピチの17歳JK』さん」
「告訴内容は『委員長誘惑たぶらかし罪』です」
あひる「またこれ、少しも隠せてねーじゃねえか」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ゆきちまさかの敗訴。物証もしっかり揃っているのに負けるとは。
やはり普段から、あっちゅあっちゅしているのが敗因か……。
そして、次に控えた原告は、また壮大な勘違いの予感……。
はたして、泥棒猫の津軽りんごを止めることができるVTuberは現れるのか。気になる方は――ぜひぜひ応援・評価・フォローよろしくお願いいたします!m(__)m




