第123話 特待生旅行案件 その7
【登場人物】
生駒すず DStars特待生 1期生兼任
秋田ぽめら DStars特待生 みんなのママ
津軽りんご DStars特待生 きまぐれ僕っ娘
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
【シチュエーション】
ばにら、ばに~らハウスで特待生案件番組を視聴中。
◇ ◇ ◇ ◇
――温泉宿の収録を終え、翌日ずんだ祖母のお店を訪問
ずんだ「ばあちゃ~ん! ばあちゃん、いるぅ~! 帰って来たよぉ~!」
「東京の友達、連れてきたでなぁ~!」
ずん婆「まぁまぁまぁ」
「いらっしゃい」
「あら、いつか来た……(りんごの方を見て)」
りんご「津軽りんごです」
「その節はどうもお世話になりました」
ずん婆「まぁまぁ、これはどうも」
「今も孫と仲良くしてくれとんのね」
「ありがとね」
す ず「というわけで、ずんだのお婆ちゃんがやっているお菓子屋さん」
「もといずんだが産まれた家へとやって来ました!」
ぽめら「すごーい!」
「本格的な和菓子屋さんだ!」
す ず「ですね! それでいて街の中心から離れていらっしゃる!」
「住宅街の中にぽつんとある街の和菓子屋さん!」
「これは期待が高まりますよ」
ずん婆「とりあえず、みたらし団子でええかいのう?」
す ず「あ、はい! それでよろしくお願いします!」
ぽめら「ずんだの思い出の味なんだね……」
「あ、お婆さん! これって発送とかできます?」
「もしくは、日持ちとかするんですかね?」
す ず「おやおや、ぽめらさん」
「さっそく、旦那さまへのお土産にするようです」
「いやしかしびっくりですね」
「こんな由緒あるお菓子屋さんの娘さんだったなんて」
ずんだ「孫娘だけれどね」
「これでも、東京に出るまでは店番とかしとったんよ」
「お餅だけは作らせてもらえなかったけれど……」
ずん婆「お客さまに出すもんですから」
「修行もしとらん娘っこには触らせられませんでなぁ」
「さぁ、焼けたでなぁ。食べて食べて」
三 人「いっただっきまーす!!!!」
ぽめら「んー! 美味しい!」
「みたらしの餡が甘すぎず辛すぎず絶妙!」
「お餅もふわふわで! ウチ、これ好きな奴!」
りんご「もぐもぐもぐもぐ(無言食レポ)」
す ず「ひゃー、これは名人級のみたらし団子ですね!」
「生駒も大阪・京都・奈良と和菓子の美味しい地域の出身ですが」
「こんなに美味しいみたらし団子はひさしぶりですよ」
「お店の名前、出しちゃってもいいですか?」
ずん婆「そんなたいしたもんじゃないですからぁ」
「けど、天皇さまにもお出ししたこともあるんですよ」
三 人「すごーい!!!!」
す ず「献上品ってことですか! すごいじゃないですか!」
ずん婆「先代のさらに先代の話ですけれどね」
「それが縁で色んな所が贔屓にしてくれてて」
「今でもこうして店をやれてるわけです」
ぽめら「ずんだの家って、実はすごい家だったんだね」
す ず「そう言えば、いろんな所にサインや写真が飾ってある」
「最近の芸能人もちらほらと……」
「もしかして、有名なお店だったりするんですかね?」
字 幕「特待生のひみつ その13」
「有名なお店でした。(市のHPで紹介されてます)」
す ず「おや? あの一際古い写真は……?」
ずん婆「あぁ。あれは贔屓にしてくれている、アズマヤさんの写真ですわ」
す ず「アズマヤさん?」
ずん婆「えぇ。ご存じないですか?」
「歌舞伎の四阿遍四郎?」
す ず「あー、お名前は聞いたことがあるような」
「たしか、四代目とか五代目とか続く、歌舞伎の名跡ですよね?」
ぽめら「すず、詳しいねぇ!」
「どこでそんなこと覚えてくるの⁉」
ずん婆「はい。その先々代さんですね」
「みたらし団子を献上してから、ふらっと来訪されまして」
「それから、地方巡業で寄られた時には、必ず買いに来てくださって」
「今も四阿さんにはよくしていただいてるんです」
す ず「へー! 知らなかった! そんな繋がりがあったんですね!」
ずんだ「はいはーい! そんな話はおしまーい!」
「それより、温かいうちに食べちゃおう!」
「それと婆ちゃん! みんなで撮った写真を飾りたいんだけど!」
「いいかなぁ?」
ずん婆「いいよいいよ。好きな所に飾りな」
「孫娘の大事な友達だでなぁ……」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
みたらし団子って、時折無性に食べたくなりますよね。
スーパーで売ってるのもいいですが、屋台やお店で焼いてるのとかも捨てがたい。京都で食べたみたらし団子は今も無性に食べたくなります……また、気軽に旅行に行けるようになりたいものですね。
めずらしくずんだのおばあちゃん好き好きムーブが炸裂しましたね。こういう彼女もいいよね――と思った方は、ぜひぜひ応援・評価・フォローよろしくお願いいたします!m(__)m




