第108話 7月7日はスロット配信(おまけ)
【登場人物】
天女さま あまにょさま みんなの願いを聞いてくれる
【シチュエーション】
七夕ということでずんさんの天女さま配信。
◇ ◇ ◇ ◇
天女様「はい、それじゃあ、お願いが溜まったので」
「これからバンバン読み上げていくよ!」
お願い「ずんさんが、今年一年健康で配信できますように」
天女様「しゃんしゃんしゃん♪」
「叶えたり~♪」
「今年一年、青葉ずんだが健康的に配信できるように応援するでなぁ」
「それじゃ次」
お願い「天女様、推しのVTuberの配信が長時間で寝落ちしてしまいます」
「推しは『寝るな』と言うんですが、どうしても眠ってしまって……」
「どうか起きれるようにしてください」
天女様「甘えるな」
「根性で起きてろ」
「はい、次~♪」
お願い「天女様こんにちは。毎年、楽しく配信を見ております」
「ところで天女さまは……パンツ何色なんですかね?」
天女様「…………(ちらりと下を向く)」
「ベージュ!!」
「はい、次~♪」
お願い「もっとゲームがうまくなりたいです」
「天女様、どうか僕にゲームの才能を与えてくれませんか?」
天女様「…………」
「あのさ? これはおかしいと思うのよ?」
「ゲームってさ、『上手くなるのを楽しむ』ものでしょ?」
「最初から上手くできたとして何がしたいの?」
「チーター? 弱いモノいじめ? ちやほやされたいの?」
「ふーん」
「やめちまいな! そんな不純な動機でゲームするのは!」
「はい、次」
お願い「天女様、今年こそ彼女が欲しいです! 彼女をください!」
天女様「こんな所で頼んでる時点でムリだ」
「結婚相談所か、マッチングアプリで探せ」
「はい、次~♪」
お願い「ずんさんが、ますます元気に活動できますように」
天女様「しゃんしゃんしゃん、叶えたり~♪」
「そうそう、こういうお願いを送ってくれなきゃ」
「もっと天女のことを考えたお願いをしなきゃだめよ」
「自分のことばっかり考えてちゃだめ」
お願い「志望校に合格できますように」
天女様「村の神社に行きな~!」
「はい、次~♪」
―――――――
コメ欄
―――――――
:今年も相変わらずの聞くだけ七夕じゃないですか
:願いを聞くけど、叶えてはくれないのよね
:この天女さま、言うほど力が強くないんだ……
:ふざけたこと言うとガチ説教かましてくるしね
:下着の色は本当なんだろうか?
:ずんさん、そういうセンシティブネタ嫌いだから怒ると思った
:たぶん適当なこと言っただけだけじゃない
:というかだれだよ、ちまきちゃんみたいな質問投げたの
:すまん、読まれると思っていなくて
:読まれるとも思わないし、答えるとも思わないよな、あの質問
:そういうの読んじゃう所が、やっぱずんさん
:分かってるよなぁ……
―――――――
お願い「ばにらちゃんともっとコラボして」
天女様「しゃんしゃんしゃん~♪ 叶えたり~♪」
「って、叶えたりじゃなかったわ。相手の都合もあるから無理だわ」
「ごめんね、天女様としても叶えてあげたいけれど」
「相手のスケジュールとかもあるからね」
「けど、出来る範囲でコラボはしていこうと思います(ムン)」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
天女様がこういうので、今年はずんばにコラボいっぱいです。
きっと間違いない。天女様、嘘つかない。そして願いごと叶えない。
リスナーにひたすらダメ出しする怒濤のマゾ配信。こんな配信にトクゥンとときめいたら、もう立派なずんだのファンかもしれません。ぜひともすぐその指で、評価をポチポチ、フォローをポチ、応援ポチポチしちゃってください! 君も、立派なずんだスキーになろう!m(__)m




