第100話 プリンセスばにら(おまけ)
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
八丈島うみ DStars3期生 センシティブ委員長
【シチュエーション】
ちょっと戻って第二回戦冒頭。
◇ ◇ ◇ ◇
う み「…………」
ばにら「…………」
「おい、このアカウントはうみだよなぁ?」
「なんでずんだ先輩に続けて、お前も入って来てるんだよ!」
「というか、裏で配信してただろ! それどうしたんだ!」
う み「大事な三期生のばにらちゃんが」
「孤独にL4D2で戦っていると知って――」
「居ても立ってもいられませんでしたァ!!!!」
ばにら「説明になってないんじゃ!」
う み「なんで! いいじゃない!」
「ずんだ先輩とはコラボしたんでしょ!」
「アタシともコラボしようよ、ばにらちゃん!」
ばにら「趣旨が違うから!」
「これはリスナー参加企画! ばにーらのファンとの交流会!」
「うみは同期ってだけで、別にリスナーじゃないバニでしょ!」
う み「誰よりもリスナーだわー!(絶叫)」
「ばにらがデビューしたその時から、ずっと追いかけてきたわ!」
「むしろばにらと一緒にいるために、八丈島うみやってるまである!」
ばにら「きもいきもいきもいバニぃっ!(どん引き)」
う み「ひどいよ、ばにらちゃんてば、ひどい……」
「ずんだ先輩と百合営業しだしてから、貴女変わっちゃったわ」
ばにら「そりゃねぇ」
「百合営業が最優先ですから」
う み「昔はもっとうみと頻繁にコラボしてくれたのに」
「3期生の中でも、特別うみのことを頼ってくれてる感があったのに」
「なのに最近は、なにをするにもまずはずんだ先輩で――」
「うみばにの絆は! いったいどこに行ってしまったの!(絶叫)」
ばにら「だから、きめーバニよ! 大声でなに言っとるんじゃ!」
「まったくもう! ほら、さっさと帰れバニ!」
う み「帰れだなんて! そんな、冷たいわよばにらちゃん!」
「うみは! うみはこのために――L4D2を買って!」
「インストールして! なんとかギリギリ二戦目に滑り込んだのに!」
ばにら「バカなんじゃないバニか?(ガチトーン)」
う み「まぁ、ぶっちゃけますとね」
「こんな美味しいコラボの機会があるのに、みすみす逃す手はない」
「振り返ればそこに奴がいる! ばにらの永遠のライバルとして――」
「この配信は見逃せないゾ! と、思うわけですよ!」
ばにら「けえれ!」
う み「やだ! うみちゃん帰らないもん!」
「ばにらちゃんと一緒にゾンビと戦うもん!」
ばにら「お前、初心者なのに戦えるんか!」
う み「そこはそれほら、ばにらがやってもらった戦法で――」
「プリンセスうみ!!!!」
「で、リスナーさんから守ってもらえば」
ばにら「運営サーン!」
「フレンドリーファイアの設定、ONにしてもらえますー?」
う み「ばにらァッ⁉」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
元ネタ的に(もともとは、マリン船長が三期生コラボL4D2で「プリンセスマリン」と発言したのが今回の章のネタ)、弄らないわけにはいかなかった。
うみ、ゲームを買ってでも駆けつけるとは、ばにらへの愛が重い女だ……。
そしてオチに使いやすい女……。
我が名八丈島うみ、最近出番がない。DStars登録者数二位の女なのに、二部では序盤しか出番がなかった。どうして、こんなにも委員長は頑張っているのに……シャドー○ール!(声マネネタもいずれやってみたいですね)




