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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 プリンセスばにら ~L4D2リスナー参加企画~
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第97話 プリンセスばにら その5

【登場人物】


川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber


KMT    FPSつよつよリスナー ヘラってる

たたたたた  FPSつよつよリスナー 言動が完全におっさん


【シチュエーション】

 川崎ばにらリスナー参加型L4D2企画。

 ラストステージ手前のセーフルーム。


◇ ◇ ◇ ◇


ばにら「すごいバニ。ラストステージまでこれたバニ」


   「ここまでこれたのはみんなのおかげバニ……」


ずんだ「助っ人が頼もしすぎるのよ」


   「KMTちゃん、たたたたたさん、ありがとね」


たたた「いやいや、なんのなんの」


   「むしろお二人の配信にはいつも元気いただいてるんで」


   「お返しできて嬉しいです」


二 人「大人だ……」


KMT「いやー、ここまで来られたのは、マジでウチのおかげっしょ」


   「ばにらちゃんも、ずんだちゃんも、もっと感謝してくれていいよ?」


   「ドヤァ!(エコー)」


二 人「子供だ……」



―――――――

コメ欄

―――――――


:FPSツヨツヨなのに性格正反対で笑う


:たたたたたはマジで人間できてんな


:ラーメン屋で相当いろいろ仕込まれたんだろうな


:苦労人の匂いがする……


:それに対してKMT空気の嫁なさよ


:そう?


:たたたたたが真面目なコメしたから、ムリにボケた感じもしたけど


:これはこれでかわいいよね


:お前ら、女ならなんでもいいんかw


:これくらい自由な方がいいんよ


:憧れのVTuberをキャリーして、トークするとかたいしたもん


:文句あるなら代わってやれよ


:はーい、荒れそうだからこの話はここまで


:二人ともただのリスナーだから そこ、忘れないでね


―――――――



たたた「ところでばにらさん?」


   「この後の展開とかちゃんと覚えてます?」


   「ノー・マーシィなんで、屋上でヘリが到着するまで防衛戦なんですけど」


ばにら「あぁ……ぼんやり覚えてるバニよ」


   「ていうか、久しぶりなのによくスッと出て来ますね、たたたたたさん」


たたた「まぁ、飽きるほどやってたんでw」


   「んでまぁ……今のばにらさんの体力じゃ、ちょっと心許ないなって」


   「回復してもまだ半分じゃないですか?」


ばにら「あー、たしかにちょっとダメージ食らいすぎバニね」


たたた「ですね」


   「だもんで、ウチとKMTが遊撃手として立ち回るので」


   「ばにらさんとずんださんは、機関銃のあたりでスタンバってくれます?」


KMT「ばにらちゃんとずんだちゃんを守るぞ!」


   「いや、ずんだちゃんはうまいから」


   「ばにらちゃんを守るぞ!」



   「プリンセスばにらの陣形だ!!!!」



―――――――

コメ欄

―――――――


:ちょt


:プリンセスばにらwww


:ネーミングセンスが最悪なんじゃw


:けど、実際これは、ばにら放っておいたらダメでしょ


:ここ、最悪タンクに跳ねられて落下死あるからな


:機関銃も、けっこう敵が湧いてくるから危険なんだよね


:ここはFPSツヨツヨの二人に任せておくのが吉とみた


:もうばにらの配信というより、たたたたたとKMTの配信だこれ


―――――――



ばにら「ちょっと待って欲しいバニ」


   「それは、ゲーム配信者としてできないバニ」


三 人「…………!!!!」


ばにら「ばにーらは配信者として、最後までみんなと一緒に戦いたいバニ」


   「たしかに、ずんさんはもちろん、KMTさんにも、たたたたたさんにも」


   「ばにーらの技術が追いついてないのは思い知ったバニ」



   「けど、ばにーらはゲーム配信者!!!!」



   「一度はじめたゲームを投げるのは、誇りが許さないバニよ!!」



たたた「ばにらさん……」


KMT「ばにらちゃん……」


ずんだ「ばにらっちょ……」


ばにら「ずんさん、ここは空気読んでいつもの呼び方してくださいよ!」


   「とにかく姫プなんてごめんバニ!」


   「ばにーらも最後まで戦うバニな!」



―――――――

コメ欄

―――――――


:まぁ、ばにーらならそう言うでしょ


:めげない、しょげない、あきらめない。それがばにらだもの


:ここで姫プされるのはゲーマーとして逃げよな


:まぁ、全員生存でハッピーエンドだけが正解じゃないし


:俺らカメコはばにらの選択を支持するぜ


:やったればにら! プロゲーム配信者の意地を見せたれ!


―――――――



たたた「良いっすね、痺れましたよばにらさん」


   「それでこそアタシも推してる甲斐があるってもんです」


ばにら「たたたたたさん!」


KMT「ばにらちゃんがそう言うなら……」


   「けど、ムリはダメだからね? ヤバそうになったらちゃんとヘルプして!」


   「それだけはウチとちゃんと約束して!」


ばにら「わかったバニ、KMTちゃん!」


ずんだ「……ばにらっちょ、よう言うたでな」


   「それでこそ配信者」



   「もし、ばにらっちょが日和ってたら、ずんだがここで撃ってた……」



ばにら「このサーバー、フレンドリーファイア(味方への攻撃)なしですよね?」



ずんだ「プリンセスばにらの陣は中止!」


   「ここからは――バーバリアン川崎の陣でいくでなぁ!!!!」


たたた「おう!!!!」


KMT「任せて!!!!」



ばにら「ちょっと待って!!!!」



   「流石にバーバリアン川崎の陣はダサいバニぃ!!!!」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



バーバリアン川崎の陣。もうなんていうか響きだけで強そう。

ヘタクソでも視聴者の手前最後まで頑張る。配信者根性はやっぱり大事ですね。

だからこそこんだけのメンバーに恵まれているんでしょう……たぶん!!!!


はたして、バーバリアン川崎の陣は成功するのか! ばにらたちの運命が気になる方は――応援&評価&フォローなどよろしくお願いいたします!

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