19. 踏み台 vs 当て馬
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結論から言ってしまおう。
魔法学校の制服を着てメイドを連れまわしてる世間知らずそうな貴族のクソガキがいたら、誰だって誘拐したいと思うだろう。
誘拐は麻薬売買の次に金になる仕事だと、どっかの誰かも言ってたし。
「辻馬車による誘拐事件があるという噂はありましたが……まさか私たちが対象になるとは」
ホントだよ。
ヒロイン候補が誘拐されているところに颯爽と現れたヴォルフがヒロインを救出してハーレム加入するのはもっと後の話なのに――、
「今ここでやらかしたらネタ切れになっちまうだろうが! どうすんだよ、こんなにおいしい展開を序盤で使いやがって!」
「あの、クルト様? 何を言っているんですか? 折角隙をついて逃げ出したところなのにそんなに大声を出したら――」
「あぁ、ごめん。創作のこと考えてた」
「そんなこと考えてる暇ありませんよ?」
ごもっともである。
現在、我らは誘拐犯の魔の手より脱出することに成功した。
御者が魔法学校とは逆の方向に馬車を走らせたことで、カリナが目敏く危険を察知。カリナが詰問したところ、御者は鞭を振るい馬の速度を上げた。
まぁ、先述の通りこれが誘拐だと確信したのがこの時である。
……察したのはカリナであって、俺は別に「なんか変だなー」くらいにしか思ってなかったが。
その後辻馬車が速度を落とした瞬間を狙って馬車から脱出。御者の追撃を振り切り、今に至る。
「で、ここどこだ?」
「街並みからして第7街区で間違いありません」
「……なるほどね」
第7街区とは、文字通りエスセナリオで7番目に作られた街。工業区の北隣に位置する。
エスセナリオの人口増加に対応して作られた、言わば「ニュータウン」であり、時の政権によって鳴物入りで建てられた街だった。
が、完成間近の時機に飢饉と不況のダブルパンチがエスセナリオを襲い、それに伴う財政悪化と人口減少によって第7街区の開発は実質放棄される。
そこに貧困層や犯罪者が流れ込みスラムを形成するに至った。
しかも期待の新市街として整備されたせいで建造物が無駄に豪華。
第7街区のシンボルとして建てられた「セブンス・タワー」と呼ばれる高さ100メートルのアパートもそのひとつ。
今となっては第7街区荒廃のシンボルである。
タワーを含めた第7街区の取り壊しの計画は何度かあったが、「貧民街をぶち壊すことによってそこに住む貧民や犯罪者が他の街区に流入すれば治安の悪化を招くことになるのは嫌だ」という身も蓋もない理由で計画は凍結されている。
「セブンス・タワーからやや離れていることを鑑みるに、まだ工業区に近いところです。早くそこに行きませんと」
「でも誘拐犯が単独とは思えない。慎重に行こう」
「わかってます」
今はカリナが頼りである。
しかし我ら貴族の御坊ちゃまとメイドの一行は、当然ながらこの第7街区の土地勘がない。
セブンス・タワーから離れるように南に行けば工業区にたどり着けるものの、共犯が俺たちを捜している可能性が高い事、そして何より学生服とメイド服のコンビというなかなか目立つ服装での逃避行は上手くいかない。
というか、上手くいかなかった。
「いたぞ、あそこだ!」
「メイドは殺して構わんが男は生きて手に入れろ!」
どうも組織的な誘拐組織のお世話になってしまったようだ。
「このまま工業区を目指したところで、工業区入口で待ち伏せされてる可能性が高いね」
「……私もそれを考えていたところです」
誘拐しなれている犯罪組織に対してド素人2人というのは分が悪すぎる。
それでも何とか工業区近くまで来たのだが、やはり肝心の通り道は予想通り怪しい人たちに封鎖されている。
カリナは俺の護衛ということもあってそれなりに腕の立つ奴なのだが、それでも数の差というのはどうしようもない。
「中央突破はできそう?」
「さすがにあの数は……。申し訳ありません、クルト様。私が不甲斐ないばかりに」
「いや、俺が悪いよ。こんな急に買い物に出かけようなんて言ったのが原因だし」
「しかしクルト様がそんな突拍子のないことを言うのは今に始まったことではありませんし」
「え、そうだっけ?」
そこまで突拍子のないことをやった覚えは…………いやあるか。むしろ覚えしかないわ。
悪役ものは静かに暮らすのが普通なのに思い出せば派手な事しかしてない。
やっぱ貴族って目立ちたがり屋なんだなぁ。
……っていうのは今どうでもいい。
「とりあえず他の道を探すしかない。セブンス・タワーに近づくのはちょいとリスクだが」
「そうですね。そうしましょう。――と言いたいところなのですが」
カリナがここで言葉を区切り、俺の背後を睨みつける。
どうも嫌な予感がして俺も振り返ってそちらを見ると――、
「……うわぁ」
「挟まれましたね」
こういうのを鉄床と槌戦術と言うんだったか。気分的には追い込み漁の魚になった気分だが。
当て馬負け犬貴族敗北者代表クルト、犯罪者集団にぐへぐへ言われながら囲まれる。
なんて低レベルの争いをしているんだ俺は。
「クルト様、右の道をお進みください。あそこはどうやら敵の布陣が終わっていない模様です。そして身をひそめ、学園か家の者が来るまで持ち堪えるのです」
「……カリナは?」
「私はここで多少なりとも時間を稼ぐつもりです。早く、奴らがここに来る前に――」
まったく、カリナは本当に出来たメイドである。
クルトなんかには勿体ない。ヴォルフの下でなら幸せになれるだろうと確信できるくらいには。
「わかった。んじゃ、一緒に行くぞ」
「え、ちょ」
有無を言わさずカリナの手を引っ張り走り出す。
腕力のなさは作中でも折り紙つきの俺だが小柄な女性を連れまわす程度の力はあったようでよかった。
「クルト様、ここは私に任せ――」
「うるせえ奴らにバレるぞ」
「もうバレてますよ!」
わかってるけれども。
「クルト様、二人で逃げても私が足手纏いになるだけです。クルト様が死なれたら困るんですよ!」
「お前が死なれる方が困る」
「……そ、そんな我が儘言っている場合ではありません!」
一瞬言葉に詰まりながらも正論を言う奴だ。
確かに俺は貴族の息子だ。メイドの命ひとつで助けられるなら万々歳だろう。
しかしながら俺はそれを拒否する。なぜなら、
「貴族のバカ息子は我が儘言うのが仕事みたいなもんだ。だから諦めろ」
「なに言ってるんですか!?」
心底呆れたような表情と声質で突っ込まれた。正しい反応である。
自分でもなに言ってるんだと言う気がするが、しかしながらここでカリナに死なれてしまったら異世界転生してきたただの一般原作者としては心が持ちそうにない。
「お前に今ここで死なれたら生きていける気がしないよ。死ぬときは一緒だ」
「…………」
それに家事全般における生活無能力者である俺はカリナという完璧メイドがいなければ生きていくこともままならない。
文字通りの意味で。
カリナは呆れかえっているのか何も反応なし。
……ちょっと誤解を解く必要があるだろうか。これからも毎朝俺の為に味噌汁を作ってくれ? いやこれは求婚になるな。だいたいこの世界に味噌があるかどうか……。
「いたぞ! こっちだ!」
「廻り込め、相手は遅いぞ!」
しかし相手はゆっくりと会話をさせてくれない模様。
誤解を解く暇はどうやらないようだ。
俺とカリナは適当に逃げている。地の利というか土地勘というのはやはり重要なようで、どこに逃げればいいかがわからないのは大きなハンディキャップだ。
「クソッ、ここは行き止まりか!」
路地にまで逃げたが万事休す。
全くこの手の逃亡劇のお決まり展開を実現させやがって。
新しく建てられた計画都市のくせしてどうしてこんなに入り組んだ路地が存在するんだ! スラム化したせいで計画にない建物や道路ができたっていう設定です!
おかげで『レンガ造りの黒い森』っていう異名もあるよ!
「よーし、御坊ちゃま。そこで大人しくしてろ」
「あんたは大事な商品だから傷つけるつもりはねぇからなぁ。そこのメイドのはともかく」
こんな雑魚っぽいキャラにやられるとは些か屈辱ではないだろうか。原作雑魚キャラの俺が。
「クルト様、ここは私が――」
カリナが仕込み刀で構えようとした瞬間、チンピラのひとりが待ったをかけた。
「おっとメイドさん。大人しくした方がいいぜ。なぜならこっちには、コレがあるからよぉ……」
途端、ズシンズシンと重量感のある大きな足音が聞こえてきた。
オイオイオイ。死んだわ俺。
この戦闘力がない俺たちに対して明らかに過剰戦力じゃないか?
足音が近づくにつれ、その正体が否が応にもわかってしまう。曲がり角から現れたそいつは、まぎれもなくヤツだった。
「――ッ!? ゴーレム!? なぜ、こんな街中に!?」
「へっ。世の中には、金さえ積めば何だって用意してくれる店があるからなぁ」
うわ、こいつらも『アトラス』の客かよ!
畜生、クソ雑魚クルトじゃどう考えてもゴーレムなんかに勝てるわけない。
ゴーレムは数あるファンタジー作品と同様、硬いことがウリだ。
動きが鈍いから腕の立つ冒険者や魔術師、剣士にとってはただの的だろうが、ド素人相手には効果抜群。しかも難易度は高いものの使役することも可能。
うん、どう考えても無理。
いや待て、まだ諦めちゃダメだ。
こういうとき主人公なら何とかして逆転させるものだろう。
俺は主人公じゃないだろって? うるせえ、原作者の魂が入ってる時点で俺が主役だ。
さてここで問題だ。中身原作者のクルトくんがこの追い詰められた状況をどうやって逆転できるだろうか。
ふっ、選択の余地はないな。
答えはコレだ!
「カリナ。ここにさっき買った指輪がある」
ハンサムのクルト(実際自分でも顔だけは良いと思ってる)は逆転のアイデアが閃いた!
「何の効果があるかわからないアーティファクトに縋るしかない、ということですか?」
「あぁ。なにが起きるかはお楽しみということさ!」
アーティファクトとは古代文明の力なり。
起動するのに魔力を流し込む必要があるが、この指輪を起動するのにそれほど多くの魔力は必要ないだろうと思ってる。
足りないようなら魔石もあるし、何も問題ない。
「なにが起きても恨みっこなし、ということでオーケー?」
「これでしょぼい効果だったら恨みます」
「えぇ……」
カリナが割と素の表情と声で言ってきたので悲しくなってきた。
が、まぁいい。ここは主人公補正とやらの大逆転劇が待っている。
やっぱ異世界とか楽勝だわ。
身体の中で魔力を練るイメージをする。
魔法を使うのはこの世界に来てから何度かやっているが不思議な気分だ。
なんか簡単にできるから、地球でも出来たんじゃないかと錯覚するくらいに。
練り上げた魔力を指輪に流し込むと、指輪の宝石部分が淡く赤く光る。
その光は徐々に増していき――、
「おい、なにをやっているんだ!」
「あいつ魔導具か何かを使おうとしてる! 早く取り押さえろ!!」
如何にも盛り上げ要員っぽいモブ男たちが襲い掛かってくるが、もう遅い!
「食らえ、さっき買ったばかりのなんて言うのかわからないアーティファクトアタック!」
「いやなんですかそのセンスのない掛け声は!」
カリナに突っ込まれつつ、その指輪をはめている腕を前方に思いきり突き出した。
そして指輪が眩く輝いたと思うと――、
ひゅるるるるる、ポン。ぱららら……。
「「「「……………………」」」」
……うーん、夜だったらもっと綺麗だったなぁ。
「ぶっ。ワーハッハッハッハッハッハッハ!」
「なんだよ、その指輪! ただ花火が上がるだけじゃねーか!」
「綺麗だなぁオイ! 腹痛ぇわ、こんなに笑ったの久々だぜ!」
なんて失礼な奴だと思うか?
残念だな、俺もあいつらと同じ立場だったら腹抱えて笑ってたよ!
「恨みますよ、クルト様」
「あの店のじいさんに言ってくれ」
「選んだのはクルト様です」
そうだけども。
しかしこんなしょぼい花火だったが効果はあったようで、続々と人が集まってきている。
あ、当然彼らの仲間たちである。その数14名。
「……クルト様が言うことを聞かないせいでこんなことになりました」
「反省の余地はあるけれど後悔はしていない」
「来世と言うのがあるのなら、もう少し考えてから動いてくれると嬉しいのですが」
いやぁ、意外とあるかもしれんぞ来世。
最近じゃ異世界転生じゃなくて現地転生とか地球転生とか遠未来転生とか過去転生とか色々とバリエーション豊かになってきているからね。
「さて、大したことない連中だとわかったことだし、さっさと回収するぞ」
「抵抗するんじゃねぇぞ。じゃないとついウッカリ殺しちまいそうになるからなぁ」
勝ち確定であるため余裕ムードのモブ敵。
もし相手が主人公なら返り討ちにして主人公が輝く場面だっただろうが、どうやらこの世界においてクルトはやっぱり主人公じゃなかったようで……。
「カリナ、これがもう最後だろうから言っておくことがある」
せめて遺言くらいは言わせてほしい。
「クルト様、最後だなんて言わないでください。彼らの言うことを聞けば生き残ることが――」
「いや、これが最後になるのは確定だよ。だから言わせてくれ」
「クルト様……」
「俺、お前のこと低身長だなんだとバカにし続けたけれど……個人的には小さい子の方が好きだったんだ」
YESロリータ。メイド服も着ていれば最強。そして実力もあれば尚のことヨシ。
名前は適当に決めたが君も立派に原作者好みの性癖詰め合わせセットでもあるんだ。性癖が多すぎる? 10代男子はみんなそうだろ?
「………ではクルト様、私も最後だろうから言いますが、ロリコンは死んだ方が世の為です。だから死んでください」
「あれ、さっきと言ってること違くない? 何で急に突き放したの?」
「そりゃ……当然じゃろ?」
「思いの丈を素直にぶちまけた正直者だよ俺は」
「おぬしの場合は正直者ではなく大馬鹿者じゃろ」
「いや誰が大馬鹿者――」
……うん?
「どうしたんじゃ?」
「いやどうしたんじゃ、じゃないよ! なに普通に会話に割り込んできたメルヴィ!」
びっくりしたわ、地の文で説明する余地なく混ざってきたよこいつ。転移魔法でも使ったのか?
「カリナ、気付いてたか?」
「いえ、私も気づきませんでした……」
カリナも不意を突かれたというわけか。
……なら俺が気付かなくても無理はないな!
「いつからいたんだ。ていうかなんでここにいるんだ」
「まぁいつからという質問に対しては『ついさっき』じゃがな。どうしてと聞けば、おぬしの持っている愉快なアーティファクトに釣られての」
さしずめ蛾のように、と彼女は続けた。
「まぁ、折角会えたんじゃ。ゆっくり話そうではないか。第7街区にまともな店はなくともメシの美味い店はあるから、そこに案内しちゃろう」
「……それ言える状況だと思いですか?」
本当に偶然街で出会った友人の如く食事に誘うメルヴィに対して、カリナが困惑する男たちの声を代弁する形で質問する。
「当然じゃ、ちっこいの」
「なっ、誰がチビですか!」
けどまぁ、メルヴィに対してこの質問は愚かと言うものだろう。
なぜなら彼女は腐っても作中最強候補の一角。
あんな雑魚共に後れを取るほど弱くはない。だからちっこいの呼ばわりされるのはある意味当然。
「おいゴルァ! こっち無視してんじゃねーぞ!!」
「なんだそのガキは! お前も殺されてえのかァ!」
怒髪衝天、怒り心頭のモブたち。
いつだったかにハーレムメンバーのひとりを拉致する予定だった彼らは残念ながらここで退場することになりそうだ。
……今後の展開が変わってしまう?
いやもう変わってるから、諦めよう。原作ルートに突き進んでいるのは俺の破滅フラグだけだ。
「ほいじゃさっさと片付けるとするかの!」
「ザッケンナコラー!」
「スッゾコラー!」
妙に顔の区別のつかないチンピラどもが突撃をかましてくる。
目の前にいるのはどう考えても戦力外の俺と、戦力内だが小柄な女性と、戦力不明ながら外見上は華奢な女性の計3人。
これで「相手をバカにするな」と考えろと言う方が無理だろう。
たとえいつの間に会話に参加していたとしても。
「ふんっ、こんな奴ら相手にてこずるとは、ちっこいのは存外だらしない女じゃな」
メルヴィが右腕を突き出し、その掌から思い切り魔力を放出させる。
「そこを動くな。人の逢瀬の邪魔をするでない」
呪文、詠唱、その他、魔術発動を予感させる何かは感じなかった。
けれどメルヴィの冷たく突き放すような言葉を体現させるような一撃によって、襲い掛かってきた数人のゴロツキは一瞬にして氷像となった。
そしてメルヴィが近づき、
「センスのない像なぞ邪魔なだけじゃな」
自分で作ったくせにそんなことを言いつつ、彼らをデコピンして粉々に砕いた。
「なっ、なんだこいつ……!」
「動じるな! こんな奴、ゴーレムさえあれば――」
魔術の心得があるらしいチンピラが奥の手であろうゴーレムを動かす。
けれど、
「ん? そこの石の塊はゴーレムと言う名前なのかえ?」
「はぁ? お前ゴーレムを知ら――」
ないのか?
という言葉は出てこなかった。
なぜならそのゴーレムが、チンピラどもを吹き飛ばしたからである。
「お、おい! どうしてだよ! なんでゴーレムが俺らを攻撃してるんだ!?」
「あいつを止めろ! ゴーレムになんか、勝てるわけ――」
突然、使役していたはずのゴーレムに吹き飛ばされた理由を、彼らはたぶん生きているうちに理解できないだろう。
俺も後で知ったことなのだが、このときメルヴィは、あのチンピラが持っていたゴーレムの使役魔術に上書きして、仲間を攻撃するように仕向けたそうである。
……気付けば、チンピラの仲間たちはいなくなっていた。
半分は「この世から」という言葉を前置きした方がいいが。
残りの半分は、逃げ足の速さが得意分野だったらしい。
羨ましい事だ。彼らのように何かしら得意分野を見つけなければ、俺は生き残れそうにもない。
もっとも彼らは、鈍足とは言え死ぬまで追い掛け続けているゴーレムを何とかせねばならないのだけど。
「んじゃ、メシに行くとするかの? 今日はおぬしたちの奢りじゃぞ?」
しかし俺も逃げ足を鍛えるか何かしないと、この誘いを拒否することなど出来ない。
WEB小説でよくあるチンピラ集団を一瞬で退かせる奴は、大抵の場合チートなのだから。
メインヒロインはカリナなのかメルヴィなのかは決めてません




