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神鳥使いと呼ばれた男  作者: TUN
序章 旅立ち
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8話 深夜の成果

 あの後体を拭き、1階に降りて夕飯を食べた。

 その時見たミーシャさんは、最初に会ったときと変わらない表情をしていた。


 俺の気にしすぎかな…? 考えても答えは分からないが。


 夕食は固めのパンに豆のスープ、あと何かの肉を焼いたものが出てきた。

 ポポとナナには雑穀を用意してくれていたらしく、2匹は旨そうに食っていた。

 雑穀がうまいかどうか聞いてみたんだが、なんでも、「人間とインコの味覚は違うのです!」と力説された。


 へぇ、そうなんだ。俺は雑穀はあんまり食べたことがないからなんとも言えない。

 母さんの作る料理にも雑穀はあまり使われなかったし、じいちゃんの家で小さい頃少し食べたくらいだと思う。


 俺の方はというと、質素な味を予想していたがそんなことはなく、普通に毎日食べても平気な味に喜んでいた。


 シェフ、いい仕事してるぜ。明日も頼む。


 とりあえず、腹は膨れた。


 ミーシャさんは俺たちが飯を食い終わったのを確認すると、皿を厨房に下げていく。

 仕事が早いなぁと感じつつ、俺たちは部屋へと戻ることにした。


 少し眠気が襲ってきているけど…魔法の練習を再開しないとな!

 何より楽しいしもっと練習したいというのが本音だ。


 それからは寝る間も惜しんで、俺は魔法の練習をし続けた。

 ポポとナナも本を読んだ後は一緒にやり始め、魔力循環の感覚などについてを教えあったりし、そして夜は更けていった…。




 ◆◆◆




 ~朝~



『チュンチュン、チチチ』


 鳥の鳴き声が聞こえる。


 もちろんポポとナナではない。コイツらはこんな鳴き方しないし…。


 …。

 どうやらいつの間にか寝ていたらしい。辺りを見回すと見慣れない景色。


 何処だ? ここ?


 …。

 あ、そうか。俺異世界に来たんだっけ…。忘れてた。


 う~ん。まだ完全に頭が覚醒していないなぁ。

 身体中が痛い。ベッドではなく床で寝たからか…。油断したわ。

 う~ん、イタイ。助けて、ママ…。


 …。

 ハイ、スンマセン。冗談です。


 ポポとナナも床に翼を広げ、グデッとしている。


 お前らもか…。っていうか鳥ってこんな体勢でも寝れるんだぁ~。


 俺が感心していると、2匹もどうやら目が覚めたようだ。

 ゆっくりと起き上がる。


「う~ん。ご主人? おはようございましゅ」

「お~は~よ~?」


 まだ寝ぼけてるみたいだ。

 なんかカワイイな、コイツら。まぁ元々カワイイのには違いないが、それでも改めてそう思う。


「おう、おはよう」


 俺はそう答えて頭の中を整理する。


 …。

 えっと昨日は全属性の魔法を試して、魔力循環があまり意識しないでできるように練習をひたすらして~…。

 アイツらに色々とアドバイスもしたっけかなぁ? アレ? あんまり覚えてないな。

 なんか目的を達成した気が…。


 …。


 …そうだっ、最後に『アイテムボックス』を使えるようにしたんだった!


 俺は昨日のうちに『アイテムボックス』を使えるようにしたのだっ!

 …努力したのかって? するにはしたつもりだ。

 たださ、【成長速度 20倍】のおかげか、上達がアホみたいに早いんだわ。

 ホントこれチートだよ。どうしよ? 努力した気がしなくなってくる。


 あと一応これが今の俺のステータスな。




 ◆


【神代 司(人間)】


 レベル・・・1


 HP・・・・・100

 攻撃力・・・・50

 防御力・・・・80(+1000)

 素早さ・・・・80(+1000)

 魔力量・・・・100(+1000)

 魔力強度・・・128

 運・・・・・・40


【スキル・加護】


 魔法・火 レベル3

 魔法・水 レベル2

 魔法・風 レベル2

 魔法・土 レベル1

 魔法・光 レベル3

 魔法・闇 レベル2

 魔法・無 レベル8


 成長速度 20倍

 無限成長

 従魔師

 神の加護


【付与スキル】

 HP自動回復(特大)

 衝撃耐性(特大)

 忍耐力 レベルMax


 ◆




 たった1日で随分とスキルが増えたもんだ…、魔法とジャンパーが大半だけど。

 この( )内の数字は恐らく装備、ジャンパーの効力だろうな。

 神様の部屋でステータスを確認したときは表示されてなかったんだけど、きっと驚かせたかったんだろうな。案の定驚いたわけですが。

 …てかなんて凄まじい数値だ。まだレベル1だぞ、俺。

 確か4桁いったら化け物レベルなんだっけ? 装備の力とはいえ、ハハハ、…マジ笑えないですヨ。


 …神様のやつ、俺の話聞いてなかったのかよ。

 これじゃあ努力をしなくてもいい感じになってしまっている。

 まぁ、一応我慢するけどさ。客観的にみればありがたいんだろうし。


 話を戻すが、魔力量と魔力強度に至っては俺自身の能力が上がっているから、これは昨日の魔法の練習の賜物なんだろうと思う。

 それでも成長が早すぎるわけですが…。


 それとステータスを確認しながら魔法を使って見たんだが、魔力量のところの数値は減ったりしてなかった。


 魔力量がゲームのMP的なものかと思っていたんだがな…、どうやら少し違うようだ。

 ただ魔法を使うと身体が少しダルくなったりしたから、ステータス上の数値は常に最大値を表していて、恐らく体感的なものでしか魔力量は把握出来ないのではと俺は考えている。


 あとスキルはなんか【従魔師】っていうのが増えてた。

 これはどうやって習得したかは分からない。本当にいつの間にかである。


 ポポとナナに色々アドバイスしたからとかなのか?

 ただ、マイナスに働くことはないだろう。ギルドにも俺は【従魔師】ってことを伝えているしね。


 それで『アイテムボックス』を使えるようにした理由なんだが…。

 なんでかというと…


 1.薬草を採取しまくりで荒稼ぎ

 2.スライムを狩りまくって荒稼ぎ

 3.装備や持ち物が重いから楽したい


 結論…楽したい。


 この3つをしたかったからだ。


 賢い選択だと俺は思っている。

 あと俺は成金では決してないぞ…うむ。

 お金はたくさんあっても問題ないし、それに『アイテムボックス』には色んなものをぶち込めるし便利だもん。どちらにせよすぐに習得していたと思う。


 まぁそういうわけで『アイテムボックス』は最優先で使えるようにした。


『アイテムボックス』の属性は『無』だと魔法の本に書いてあったし、集中的に練習したから【魔法・無】だけスキルレベルが8になっている。


 しかし1日でここまでレベルを上げるのはキツかった。

 疲れたなぁ。寝不足だよ。

 既にショートソードやナイフは収納済みだ。これで持ち運びが非常に楽になる。

 マジ習得してよかったぁ~。


 …。

 以上が俺のステータスだ。


 それじゃあ、後はコイツらのステータスを確認して下に降りるとしますかね。

 もうだいぶ日が昇ってるみたいだし。お腹が減った。


 俺は2匹のステータスを開示する。

 随分頑張ってたみたいだし、さてどんなものか。




 ◆


【ポポ(インコ)】


 レベル・・・1


 HP・・・・・50(+20)

 攻撃力・・・40(+20)

 防御力・・・30(+20)

 素早さ・・・100(+20)

 魔力量・・・43(+20)

 魔力強度・・・40(+20)

 運・・・・・・50


 ※変化時ステータス2倍


【スキル・加護】

 魔法・火 レベル1

 魔法・風 レベル0

 神の加護


 ◆




 ◆


【ナナ(インコ)】


 レベル・・・1


 HP・・・・・30(+20)

 攻撃力・・・20(+20)

 防御力・・・20(+20)

 素早さ・・・100(+20)

 魔力量・・・74(+20)

 魔力強度・・・78(+20)

 運・・・・・・50(+20)


 ※変化時ステータス2倍


【スキル・加護】

 魔法・水 レベル2

 魔法・土 レベル1

 神の加護


 ◆




 うん。強くなってるね君たち…。

 俺が言えたことじゃないが、コイツらも十分すぎるくらい強くなってる。

 コイツらだけで冒険者できるだろ、もう。


 それにしても成長具合に結構な幅があるな。

 ポポよりもナナの方が圧倒的に魔力量と魔力強度が高い。

 ポポは前衛よりのステータスをしていたから、魔法はあまり得意じゃないのかもしれないな。要観察しよう。

 それにスキルレベルの上昇についても気になる。向き不向きで成長具合も変化する可能性もあるし、確認しておくことは多そうだ。


( )内の上昇値は、【従魔師】だろうな、多分。

 それしか心当たりがない。


 うん。確認終わり。


「ご主人! ステータスが高くなっています」

「私も~」

「ああ、確認したよ」


 2匹も驚いてるみたいだ。


 無理もないよな。昨日の今日だし…。


「とりあえず飯を食いに降りないか? お前らも腹減ったろ?」

「…確かにお腹空きましたね」

「ペコペコだよ~」

「話は飯を食いながらでもしよう。ほら、肩に乗んな」

「失礼します」

「よいしょっと」




 俺は2匹を肩に乗せ部屋を出る。

 扉を開けると、食欲をそそるいい匂いが鼻の奥をついた。

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