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もしも最強の無法者が銀髪碧眼幼女になったら  作者: 東山スバル
第十幕 やがていつか、みんなでいっしょに

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サテライト・ボンバ

「離せ、ミク。もう死なせたくない。もう、あんな思いは……」


うわ言が止まらないルーシ・レイノルズを、ミクことマーベリックは帝都ゲルマニカの郊外まで運んだ。


「……、そんなことばかり言わないでくださいよ」


マーベリックは空間移動系の超能力を扱う、かつてルーシとともに21世紀征服事業に加担した大犯罪者である。故にルーシの強さも弱さも知り尽くしていたはずだった。


「ルーシ・スターリングともあろう者が、『死なせたくない』なんて単語は似合わないですよ」

「それでも、それでも……」


しかし、こんな弱気なルーシは見たことがなかった。自分にとって邪魔だと考えたのならば、たとえ親であろうとも微笑んで殺すような人間だというのに。


そんなルーシを抱っこしつつ、マーベリックはスターリング工業の最高幹部が集まるゲルマニカ郊外に自身をテレポートさせ、地面に降り立った。


「マーベリック、ご苦労」

「いえ、ポールモールさん」


ポールモール、峰、八千代がそこにいた。3人とも沈みゆく戦艦からあっさり脱出し、地獄絵図と化した帝都の中央部分から離れていたのである。

そして、3人は揃いも揃って怪訝そうな顔になった。眼前に捉えた3人を見て、ルーシがなんの反応も示さず、そのままフラフラとどこかへ歩き出したからである。


「おい、ありゃどうなってるんだ?」

「私にも分かりかねます。ただ、顔色から察するに……」

「なにかが起きてる、ということだな? よりにもよってこの状況の中で」

「そうですね、峰総長」

「というか、リヒトのガキはどこ行ったんだよ。こんな入用のときに寝てるのか? あの馬鹿は」


ポールモールら4人が話し込む中、ルーシは力なく地べたに這いつくばった。その目はなんの薬物もやっていないくせに血走っている。いよいよなにがしたいのか分からない。


「ルテニア……。オマエは夢の子なんだ。私を……私たちを解放してくれる娘なんだよ。なあエウロ、そうなんだろ……!?」


そんな言葉に反応したのは、ポールモールだった。


「エウロ? 昔の女か?」


されどルーシは返事すらしてこない。もう彼女抜きで作戦を考えるべきなのかもしれない、と4人が思い始めたとき。


『チェックチェック。こちら宇宙方面軍司令部、基大統領クールだ。調子は?』


ルーシを含む5人のインカムに、聞き慣れた声が通った。相手はもちろんクール・レイノルズである。


「アニキ。ルーシがヨレて使い物になりません。宇宙から攻撃できませんか?」

『マジィ? まあ体調悪そうだったしなぁ~。分かった。“サテライト・ボンバ”ぶっ放せる権限をそっちに譲渡するよ』

「“サテライト・ボンバ”?」

『宇宙方面軍が展開してる軍事衛星からぶっ放すミサイルだよ、マーベリックちゃん。核兵器級の爆発ですべてを焼き払う。宇宙から撃つ上に魔力が込められてない以上、スオミ・アウローラやD-スペックでも回避不可能。まあゲルマニカどころかゲルマニア諸国を向こう300年ヒトの住めねェ場所に変えちまうけど』


なんやかんやで愛されてる(?)ルーシとリヒト


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