表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
もしも最強の無法者が銀髪碧眼幼女になったら  作者: 東山スバル
第六幕 新たなるMIH学園、新たなる後輩の野望劇

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

120/291

史上最大の成り上がり

 こうなると、アークの処遇が気になるところだ。

 あの大会の勝者は、本来ならばアークだった。それはMIH学園のお偉方も承知のはずだ。

 そう思った頃、ルーシは口角を上げる。


「見ろよ、パーラ。アークがセブン・スターズ予備役に選ばれたってよ」


『なお、アーク・ロイヤルはセブン・スターズ候補生に選出されたため、当ランキングから除外する』


 落ちこぼれのオタク野郎としていじめられていた少年が、いまとなればLTAS最強の魔術師候補だ。


「えー!? アークくんが!?」

「さすがだよな。もはやアイツをいじめられるヤツはいねェ」


 その話に驚くパーラと納得するルーシ。そんなふたりの肩をある少年が叩く。


「よォ。ろくでなしとパーラ」


 真っ白な肌。純白の髪は前髪をすべてあげており、髪型はLTASの男性として極めて標準的。明らかに高い身長。赤くてまっすぐ前を捉える目。手の甲には蜘蛛のタトゥー。


「やあ、シエスタとホープ。元気だったかい?」

「パーラといっしょに補習地獄だよ。でも、ホープのおかげですこし早く済んだ」


 その傍らには低身長でやせ細った少女。青髪のボブヘアーに彫りの浅い顔立ち。体格差はシエスタと釣り合いが取れていないが、それでも同じ学年であるホープだ。


「ホープちゃん! 元気!?」

「胃が痛いけど、多分元気……」


 ホープの言葉とともに、彼女とパーラ、シエスタが同時に胃薬を取り出すのだから、ずいぶんと仲が良い。


「大丈夫か? どれが1番効くの?」

「緊張性だからこれじゃない?」

「あ、いや、病院でもらってきたから……」

「……、オマエら。ホープのために胃薬常備しているのか?」


 パーラとシエスタは、ルーシに対してがく然の表情を浮かべる。


「ああ、悪かった。他意はない」


 ルーシは手をあげて敵意がないことをアピールする。コイツらはここまでヒトの言葉に疑念を抱くような連中ではないが、それだけホープが心配なのだろう。


「まあ、シエスタ。ランクAに昇格したんだろ? 良かったな」

「ああ! 馬鹿過ぎてランクAになれなかったからな~。ホープのおかげだよ」


 手にした情報として、メントとシエスタがランクAへ昇格したことがあった。

 これでMIH学園の常設最高評価は2年生の『メント』『シエスタ』『ホープ』。1年生の『ラーク』となる。ルーシとキャメルが非常設の最上級評定ランクSに選出され、夏休み終了後3年生は除外されるためだ。

 ちなみにアークは最低評価ランクDからSに上り詰め、普段魔術を使えないパーラはランクDである。


「けどさ。ピアニッシモ先輩が除外されて、ウィンストンのゴミ箱野郎が自主退学して、ランクAの人数に制限はないってなればさ、後輩どもがどうなるかだよな~」

「オマエらほどのヤツらがいるとでも?」

「いるだろ。おれの派閥にも粋の良いヤツ多いぞ? オマエの派閥はどうなってるの?」

「私が派閥を持っている? なんの話だ」初耳だ。


「は?」シエスタは怪訝そうな顔になり、「だってランクSだろ? 派閥くれー持ってるはずだし……まさかパーラだけしかいないの?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ