18話 エリアボス紹介2
苔むした岩や樹の根が広がる深い深い森の中。静寂に満ちたそのエリアに、次なるエリアボスがいた。
「さて、3番目のエリアボスは、風雷帝箆鹿だね。こいつを紹介する前に、お昼ご飯にしよっか」
マイナスイオンなのかジメジメしているが、しょうがない。鈴鹿は収納から『関取の明荷』を取り出し、焚火の準備をする。
【ようやく休憩か。こっちがもたない】
【あの鹿?もやばいだろ。なんでそんな近くで昼めし食おうとしてんだこいつは】
【やりたい放題かよ】
コメントは相変わらず好き放題言っているが、コメントなんてそんなものだろう。
「あ、もう薪ないや。炭でいっか。こういう生木って着火しにくいよね?」
【それは止めとけ】
【煙しか出ない】
「だよねぇ」
仕方なく着火しやすい炭を焚火台に置き、着火剤を使って火をつける。湿っている場所でも難なく炭に火が付いた。やはり着火しやすい初心者向けの炭や着火剤は扱いやすくて助かる。
【何食べるの?】
「雷鹿の肉。これ美味い。舌にピリッと来るのがいいね」
【鹿の前で鹿肉食べるサイコパス狂鬼】
5区に出現する雷鹿の肉を串に刺し、マキシ〇ムを振りかける。どんな食材も美味い飯に変えてくれる魔法の調味料だ。
「さて、休憩中だし質問あれば答えるよ」
肉を炙りながら、二回目の質問タイムを始めた。
【なんでエリアボスと戦ってる途中で逃げられるの? 気配遮断って気づかれたら再使用できないでしょ?】
「できるよ。気配遮断のスキルレベルとか、他のスキル構成にもよるけど」
【あの大猿とか倒せそうだったのに、何で逃げたんですか?】
「一度倒してるっていうのと、倒すとレベル上がっちゃうから」
鈴鹿のレベルはまだ103なので、レベル120のエリアボスを倒せばさすがにレベルが上がるだろう。楽して倒すことはできるだろうが、そうなるとせっかくの成長の機会が無くなってしまう。それは鈴鹿の望むことではなかった。
【???】
【何言ってるのこの人】
【レベル上がるなら倒す一択じゃないの?】
「ああ、そうね、その辺り説明するか」
そう言って、鈴鹿はダンジョンとリスクの関係を説明した。リスクを上げることでステータスやスキルは成長でき、楽に倒すことで成長の芽は潰える。安全は重要だが、その安全が自分の成長限界を早めるのだと説いた。
【理想論過ぎる】
【いや、でも狂鬼はそれをしている訳であって】
【5区のエリアボスが楽に倒せる???】
【普通なら死ぬだろ】
【いや、そもそも普通なら一人でダンジョン探索しない】
【普通なら4区にも入らないんだけどね】
「けどさ。4区5区に行かなかったらこんなモンスターも見ることできなかったんだよ。見てみコイツ、不気味じゃね。リスク取ったから、見たこともないモンスター見ることができたんだよ。どうせダンジョンなんてどこも危険なんだし、それなら楽しんだ方がよくね」
鈴鹿は優雅に闊歩している箆鹿にカメラを近づける。眼は左右非対称で、右に三つ、左に二つの眼がついている。背中には白い角の様な物が生えており、不規則さと色から骨が這い出たような不気味さがあった。
【これどこのドローン使ってるの?】
【あ! 俺も知りたい! どこのメーカ?】
【このドローン性能良すぎじゃね?】
箆鹿の不気味さに対するコメントに混じって、ドローンについて質問があった。
「これドローンじゃないんだよね。そんな強くないんだけど物持ち上げられるスキルがあって、それでカメラ持ってる。こんな感じ」
そう言って鈴鹿はカメラを見えざる手から受け取り、地面に転がっていた石を見えざる手で持ち上げた。見えざる手は複数出現させられるためわざわざ鈴鹿が持つ必要はないが、見えざる手について知っている者への対策のためだ。
持ち上げた石をカメラに見立ててビュンビュン振り回し、撮影の様子を見せる。
【何そのスキル。教えて詳しい人】
【風魔法? にしては繊細過ぎるし……】
【またユニークスキル? どんだけスキル持ってるの?】
「ユニークスキルなのかな? まぁ配信用のスキルだと思ってよ。ドローンだと動き遅いし細かい動き出来ないしで制約多いから、このスキル使ってる感じ」
【俺らからしたらめちゃくちゃ助かる】
【な。臨場感えぐい】
【もう定点観測の他の配信者の戦闘シーンとか見てられない】
【わかる。大猿との戦いとか迫力やばかった】
好きなようにカメラを動かして撮影できる見えざる手は、視聴者にも高評価のようだ。ドローンでは撮影できないような映像が撮れるし、戦闘時も常に画角を意識しているため褒められるのは純粋に嬉しい。
【めっちゃ肉美味そう】
【飯テロかよ。腹減った】
【戦闘時に手が黒くなっていたけど、あれはなんてスキル?】
「あれは身体を硬くするスキル。金属みたいにめっちゃ硬くなる」
毒手とは正直に教えない。毒魔法は秘匿することにしてるため、金剛とかその手のスキルだと言い張る。
「いただきま~す。……うめぇ」
いい感じに焼けた鹿肉の塊にかぶりつく。コメントからは肉に対するコメントと、身体を硬くするスキルに対する考察勢が入り混じっていた。
【身体を硬くするスキルがあったとして、なんで武器使わないの? 金剛のスキルもそうだけど、あれって防御用のスキルでしょ?】
金剛のスキルは鈴鹿も発現している。鈴鹿は宝珠によって発現したが、金剛はユニークスキルとして発現している者もいるスキルだ。金剛も身体が硬くなるスキルのため、鈴鹿の毒手も同類のスキルと考えたのだろう。
【たしかに。モンスター殴るとかやばくない?】
【俺銃でも怖かったわ。あれより近づいて殴るとか正気とは思えない】
【だから狂鬼なの? 自分で狂ってるって自覚してるの?】
【体術のスキル発現してるだろうけど、体術ならそれようの武器あるだろ】
【ある。ナックルとか。普通に宝箱からドロップするし、狂鬼くらいなら持ってるだろ】
みんな好き勝手言ってくれる。鈴鹿だって装備できるなら装備したかった。だが、『聖神の信条』のせいで装備したくてもできないのだ。
それを説明出来たらどれだけ楽なことか。『聖神の信条』は切り札であり最重要機密事項だ。それに武器を装備できなくなるなんてデメリットを持っているスキルなんて、聞いたこともない。
痛覚鈍化のように、痛みを感じにくくなる代わりに無茶して怪我をしやすいスキルというのもある。プラスもありマイナスな面もあるスキルだ。しかし、これは二面性があるというだけのスキルだ。
武器が持てないというのは明確なデメリットだ。そんなスキルがあったとしたら、そのデメリットという名のリスクに見合った効果の強力なスキルだと結び付けられる可能性がある。それが不死に繋がることは無いだろうが、下手に腹を探られるようなことはしたくない。ここははぐらかす一択だと結論付ける。
もきゅもきゅと鹿肉を咀嚼していた鈴鹿は飲み込むと、コメントに回答する。
「いや、この腕めちゃくちゃ硬いんだよ。迅夜虎豹の攻撃だって受け止めてたろ? 体術のスキルも発現してたし、このスキルが発現した時はナックルとか持ってなかったから、試しにモンスター殴ってみたらいい感じでさ。そっから武器使わないで殴るようになったんだよね」
【身体が硬くなるスキル⇒わかる。試しにモンスター殴ってみる⇒わからない】
【野蛮人過ぎるwww】
【頭のねじどこにやったの?】
【一人でダンジョン探索してる時点で狂ってるだろ】
結構無理矢理な理屈を言ってみたが、みんな信じてくれたみたいだ。
お湯を沸かして食後のコーヒーを淹れる。鈴鹿はブラックが苦手なため、インスタントのカフェオレだ。お湯を注ぐだけで飲めるので楽でいい。
【目の前にエリアボスがいるとはとても思えない光景】
【俺が知ってる探索者と違う】
【ダンジョンをキャンプか何かと間違えてるんじゃないか?】
のんびりくつろげるのも、気配遮断のスキルと大容量の収納袋のおかげだ。薪や炭など幅を取る物は普通はダンジョンに持ち込まない。現地調達したもので火をつけるか、小型のガスバーナーを持ち込むくらいだろう。
他の探索者の様子など見たこともないため鈴鹿は知らないが、一人だからこそ荷物も少ないため自由にできている面もあると思っている。
【そんな大きな収納袋どこでゲットしたの?】
「これ? この次に紹介するでっかい熊からドロップしたよ。これは最後に紹介するでっかい猪からドロップした。これは……特殊条件でモンスター倒したらドロップした」
【特殊条件ってなに?】
【そんなのあるの?】
【いや、聞いたことないぞ……】
『関取の明荷』は、1層3区のエリアボスである十両蛙と相撲を取って倒すことでゲットできる収納袋だ。モンスターと相撲を取ろうと思えるユニークな発想が無ければ誰もゲットできないだろう。
「さて、箆鹿について話すか。あいつは魔法が得意で、風と雷の魔法を使ってくる。風は見づらいし、雷は速いしでなかなか厄介だよ」
カフェオレを飲みながら、箆鹿について解説する。
「かといって近接戦ができない訳じゃなくて、案外角振り回して襲い掛かってきたり、蹄で踏みつぶそうとしてきたり、風とか雷の鎧纏って突っ込んでくるから注意が必要かな」
箆鹿は鈴鹿が見上げるくらいには大きい。巨大なアフリカ象くらいのサイズはあるだろう。そんな箆鹿に踏みつぶされれば、防具を着けていても圧死しかねない。
「さて、じゃあ箆鹿とも少し戦うか。ほら、おいで鹿肉ちゃん」
後片付けを終え、鈴鹿は気配遮断を解除する。鈴鹿を察知した箆鹿が、反射的に風の刃を放つ。
「よっと。今の見えた? あれが風の刃。見にくいよね」
鈴鹿を警戒してか突っ込んではこないが、魔力感知が周囲に魔法を展開していることを感知した。
すぐに風の刃が大量に鈴鹿に向かって放たれる。視認しづらくした極薄の刃から、派手に魔力が込められた巨大な刃まで。そのことごとくを鈴鹿は毒手で粉砕する。
その時、一瞬光ったかと思えば、雷魔法が高速で迫ってきた。しかし、鈴鹿は問題なく雷魔法も叩き落とす。
「今のが雷魔法。速いよね。慣れるまでは避けるの難しいと思う。多分さっき食べた雷鹿とかが雷魔法使うから、あれで慣れた方がいいかも」
鈴鹿は強制的に戦って慣れたが、本来は通常モンスターと戦って対策を練るのかもしれない。
「さて、次に行きますか」
いつの間にか消えた鈴鹿を見つけ出す様に、箆鹿は誰もいない虚空に向かって風の刃を放っている。それを横目に、次なるエリアボスに向けて走り出した。
「はい、次のエリアボスに着きました~」
開けた場所の中央に、巨大な熊が鎮座していた。
【その腕ってどうなってるの? 魔法も普通に弾いてたし……】
「ん? 言ったじゃん。めっちゃ硬いって。だから武器も必要ないんだよ。その辺のナックルなんかより硬いからダメージ出ると思うし」
鈴鹿は両手の拳を打ち付ける。すると澄んだ金属の様な音が鳴り、拳の硬さが窺い知れる。
「さて、次はあの熊、焔熊羆を紹介するよ」
巨大な熊は見るからに強そうな見た目をしている。口からはチロチロと炎が漏れ出ており、動くたびに身体の節々から轟々と炎が噴き出している。硬質そうな長い毛並みが全身を守り、ごつごつした肌は分厚そうで生半可なダメージでは傷もつかなそうだ。
【これは強い】
【人が戦うモンスターじゃない】
【狂鬼チャンネルだとモンスターじっくり見れるから、よりやばさが際立つな】
立ち上がれば2階建ての一軒家と同じくらいのサイズがある焔熊羆。その迫力は凄まじい。
「こいつは火魔法使ってくるタイプのエリアボスで、全周囲に炎まき散らしたり炎纏ったりするね。耐火装備はあった方がいいかも。あと炎の鎧みたいなのやりだしたら近距離攻撃難しいから、その対策として遠距離攻撃はあるといいね」
鈴鹿は濃縮した毒液を炎で気化させることで、焔熊羆の内側から破壊した。一応炎を纏っていても殴れるだろうが、遠距離攻撃した方が装備も燃えなくて済むからその方がいいだろう。
「ほら、熊五郎、遊んであげるよ」
「ガァア?」
気配遮断を解除した鈴鹿に対し、なんだコイツはと睨めつける焔熊羆。敵と判断した焔熊羆は、前に戦った時と同じく巨大な炎の球を鈴鹿へと放った。
「こんな風に炎を飛ばしてきたり、辺り一帯焼いたりしてくるよ」
火炎弾を避けて接近すると、より焔熊羆の巨大さがわかる。振り下ろされる爪を毒手で弾き、カメラで近くを映す。
「こんな風に近づくと爪での攻撃や、掴みかかってくる。で、見てわかる通り硬い毛で覆われてるから、頑張んないと斬撃系の武器は攻撃通らないかも」
掴みかかろうと迫る腕を掻い潜り、鈴鹿は気配遮断を使用する。
「さて、最後のエリアボスを見に行こうか」
鈴鹿は今日帰る予定なので、さっさと次へ向かう。各エリアボスは走れば小一時間くらいで着くため、スマカメと共に樹々の合間を縫うように走り続ける。
【当たり前のようにエリアボスから気配遮断で姿消してるけど、そんなことできるの?】
【俺が知る限りでは無理。ちな俺準一級探索者】
【特級探索者でも厳しいんじゃないかな。エリアボスって適正レベルじゃないと出現しないから、どのレベルでもエリアボスは互角な相手が出現するんだよね。そんな相手に簡単に気配遮断ができるって時点でおかしいと思わない?】
【つまりやらせかなんかってこと?】
【違う違う。彼はやらせじゃないよ。断言できる。僕が言いたいのは、互角なレベルのエリアボスに対し、あまりに簡単に気配遮断が出来過ぎてるよねってこと】
【つまり? 簡単に言ってくれ】
【彼の気配遮断のスキルレベルが突出してるってこと。他にも体術にしてもステータスにしても異常だ。狡妖猿猴との戦いが互角な相手との戦いに見えたかい?】
【確かに……】
【強すぎるよな狂鬼】
【エリアボスって死にたくなかったら避けるべきモンスターだよな? 明らかに狂鬼の方が格上って感じするもんな】
【一人でダンジョン入ってるような奴だぞ? 普通の探索者と同じ強さじゃすぐ死ぬだろ】
【強いから一人で探索できるのか、一人で探索したから強くなったのか】
【鶏と卵だな。俺は一人で探索したから強くなった説だと思うけど】
【だからと言って一人で探索とか自殺志願者だろ。ちょっとミスればすぐ死ぬぞ】
【な。狂鬼だってさっきからエリアボスと戦ってるけど、一撃でも喰らえばたたみかけられて即死の可能性だって全然あるからな】
【余裕に見えてるだけ説はあるな】
【悪運が強いのか、はたまた本当の化け物か。それはこれから明らかになってくな】
走っている間もコメントは流れるが、いかんせん風がうるさくて聞き取れない。さっきから走っている間のコメントには一切触れてないため、彼らもわかってコメントしていると思おう。
最後のエリアボスがいる開けたエリアに辿り着いた。樹海が広がるエリアにぽっかりと空いた広場は、神聖なようでもあった。
その中央には巨大な岩……ではなく巨大な猪がいる。硬質化した肌は岩のように重厚感があり、降り注ぐ日差しを照り返す顔は金属の表皮に覆われていた。突き出すような2対の牙、太い6つの足が巨体を支えている。
「はい、こちらが記念すべき最後のエリアボス。乙〇主あらため鋼纏山鯨君です」
【怒られるぞ】
【見えなくもない】
【こいつの方が凶悪だろ】
カメラを飛ばして山鯨の全身を撮影してゆく。これで5区のエリアボスはコンプリートした。
エリアボスはレベルが上がって適正から外れると二度と出現しなくなる。1層5区のエリアボスは、鈴鹿が飛躍するきっかけとなったモンスターたちだ。こいつらのおかげで鈴鹿はスキルレベルを大幅に上げることができ、こいつらのおかげで鈴鹿は他の探索者に目を付けられても正面からやり合える自信を手に入れることができた。
思い入れのあるエリアボスのため、こうして映像に残すことができて良かった。
フゴフゴ言いながら日向ぼっこでもしてるのか座っている山鯨を撮影し、解説する。
「山鯨は基本突撃してくるエリアボスだね。山鯨の突撃はかなりの速さもあるし、あの大きさだから回避も余裕を持たないといけないから気を付ける必要があるかな。あと名前の通り鋼を纏いだして硬くなるから、関節狙ったり打撃武器を用意するのがいいかも」
【狂鬼の腕とどっちが硬い?】
「俺の腕。一度倒してるしね」
実際は何度かボロボロにされた結果、山鯨を上回ることになったのだが、細かいことは気にしない。
気配遮断を解除すると、山鯨は鈴鹿に気づいて重い腰を持ち上げた。水蒸気を口から吐き出しながら、山鯨は突進の準備を整える。
地面が爆発したような土煙を上げながら、山鯨は突進を開始した。ものすごい速さと迫力であるが、避けることは造作もない。
ひらりひらりと何度か避け、気配遮断を発動した。鈴鹿を見失った山鯨はフゴフゴと鼻をひくつかせながら鈴鹿を探すが、その程度で見つけられるはずがない。
【怖すぎ】
【ビビって椅子から落ちかけたわ】
【迫力あるのも考えものだな】
スマカメもギリギリまで山鯨の突進を撮影していたからか、コメントでは山鯨の突進に恐怖した声が流れていた。
「さて、長時間のご視聴ありがとう。今日はエリアボスに焦点を当てたけど、昨日とかの動画は普通のモンスターや5区の景色を映してるから、良ければそっちも見てください」
【もう終わり?】
【次いつ配信するの?】
【次は狂鬼ががっつり戦ってるところ見てみたいです】
次の配信を気にするってことは、次も見てくれるということだ。どれくらいの人数かはわからないが、視聴者がいてくれるというのはありがたい。
「次は2層行く予定。2層は俺も全然探索したことないから、普通に戦うと思うよ」
1層はこの3日間で大体映像に納めたため、次は2層に行く予定だ。
「次は明後日か、明々後日あたりに配信すると思うから、ぜひ見てね。あ! チャンネル登録もよろしく! それじゃ~ね~」
こうして、ダンチューバー狂鬼は業界に衝撃を与える鮮烈なデビューを果たしたのだった。




