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魔石はな、魔道具の作成に使えるんだよ

 ジャンル別日間ランキング38位に名前があって思わず二度見。

 感謝感激です! ありがとうございます!

 

 花金でもログイン!


 飲みに行きたいけどねー、明日も仕事だからねー。


 お酒は好き! でも弱い。幸い記憶は飛ばないから酔っ払ってもしっかり覚えてる。記憶無くなるとか、想像しただけで怖ろしいよ……。


「酔うとどうなるのだ?」


「明るくなりますかね」


「ほう。あまり変わらないのかのう?」


「後は……黙秘」


「ほーう。これは是非とも飲ませなくてはのう? 楽しみが増えたわ、くくく……」


 う、適当に嘘言えば良かった。馬鹿正直は損するね!




 さて、今日こそは大広間から出るよ。


「おう、まだ何とかってとこにいるのか」


 おっとゲイルだ。端末がゲイルからのメッセージを受信してた。


「いますよー。階級三になりました!」


「んだとお!? 早過ぎんだろーが!」


「ふふーん。階級六のオルトロスを倒しましたからね!」


「オルトロスだあ? 一匹でかよ?」


「ユニーク……って言います? このゲームでも」


「ああ、ユニークだったのかよ。それなら納得……じゃねえな。階級二のお前がどうやったら倒せんだよ」


「動画見ます?」


「撮ってたのか、でかした。ここに載せられるはずだ」


「おお、なるほど。ええと……これでどうです?」


 などとお喋り。動画をアップロードすれば、見始めたのか静かになった。


 そしてしばらくして、メッセージが来る。


「お前、可愛い面してえぐいじゃねーか」


「いやつい。穴があったら」


「下品だなおい!?」


 おっといけない。


「すっかり世間の荒波に汚されちまってよお」


「汚れてなんていませんよ!」


「穴」


「ごめん遊ばせ」


「上品ぶってるつもりか。手遅れだぜ」


 それはもう、そっとしといて……。


「ところでよ、何で爆発したんだ? 屁ぇぶっこいたわけでもねえだろ」


「刀身に魔力を込めて、圧縮したんですよ」


「あー? どういうこった? お前の魔術は魔力操作だろ?」


「魔術に魔力を込められるじゃないですか。それと同じ事を魔導器にしようとして、魔力操作で直接込めました。そのままだと刀身が大きくなってしまうので、ばれないように圧縮したんですよ。これも魔力操作です」


「属性剣だと、んな事も出来んのかよ。過去に属性剣と魔力操作の組み合わせは一人だけ聞いた事があるがよ、そいつは早々に変えちまったらしいからな。そんで結局今まで誰も気付かなかったわけか」


「あら、残念。同志かと思ったのですけど」


 掲示板で聞いた話だそうで、名前もわからないプレイヤーみたい。


「それでドロップは何だったよ?」


「あ、まだ見てませんでした」


 ちょうど良いから確認しとこう。


 マルチタスクで画面を分割、下側にインベントリを開いた。そこにあったのは魔石と言うアイテムだった。


「『凶爪の魔石』だそうですよ」


「ユニークが落とす魔石だな。凶爪って特殊能力は知らねえが。説明が見れるだろ?」


 詳細を開くと、『小範囲の斬撃を付与する』とある。


 消耗品?


「魔石はな、魔道具の作成に使えるんだよ。作れる奴がNPCにしかいねえから、詳細ははっきりしねえんだがな」


 ほほー。魔道具ならファリアに聞いても良いよね。


『うむ。魔石と言う物は初めて見るが、魔道具の素材として使えるのならば我が作れる。魔道具という物については、その者に尋ねてみよ。我の知識と今ある物と、違いがあるやもしれん。それを把握しておきたい』


 それは確かに。ならまずはゲイルに聞こう。


「魔道具って、何です?」


「あー、そうだったな。始めたばっかじゃ知らねえわな。魔道具ってのは魔術みてーな効果を持ったアイテムの事でよ。まあ、魔導器の廉価版みてえなもんだ。魔道具は魔物どもの残す素材を使って作る。で、その素材に入った魔術を備えるっつーわけよ。結構高えんだが、覚えてねえ魔術も金次第で使えるからな。すげえ役に立つぜ」


「魔導器の廉価版ですか。それはすごいですね」


「魔術の効果は魔導器に比べると限界があるんだが、それを差し引いても買う価値はあるな」


 そんな物をファリアは作れるの? すごい助かる!


『とは言うても、この魔石だけでは足りぬ。魔道具とする物自体も相応の素材を使って作られた物でなければならぬしの。ゆくゆくは作る事も出来ようが、今は不可能よ』


 構いませんともー!


 ちなみに必要な物って?


『まずエーテルの通りが良い素材で本体を作らねばならん。素材は用意出来たとしても、我に物を作る技術は無い。そこは他を当たるのだ。次には力の素となる、今回で言うならば凶爪の魔石に合う属性を持つ素材が必要だ。魔物由来でも良いが、自然にある物も使える。最後には場所だが、これは我とお主ならば無視出来る。エーテルの濃い場所で行うのだが、お主の魔力を引き出して留めておけば良かろう』


 魔道具本体にする物と、凶爪の魔石に合う属性を持つ素材の二つさえ用意出来れば作れるんだ。


 三つ目の条件をスルー出来るのは良いね。随分違うんじゃない?


『我の知る手段と今使われている手段が同じとは限らぬが、出来上がる物に違いは無いようだ。この話の通りなら問題あるまい』


 ちなみに魔道具の強さは力の素となる素材と場のエーテル濃度、魔力の効率は本体の素材と属性を合わせた素材、エーテル濃度がそれぞれ関わるとの事。僕達ならエーテル濃度を操作出来る関係で、どちらも高水準で作れるそうだ。


 これは楽しみだ。ああ、早くこんなところから出たいよ!


「ところでこの動画と魔力操作の情報だがよ。お前は公表すんのか?」


「公表ですか? えーと……」


「面倒臭がってやがるな? 公表して構わねえっつーなら、俺の方でやっとくぜ」


「あ、それなら構いません」


 隠すつもりは無いからね。


「お前だってわからねえように編集はするが、このゲームあんま弄れねえんだよな。ぼかす程度なら出来るんだが、剣は難しいな。まあ、青い属性剣なんて珍しくもねえし、それで特定されたりはしねえと思うが。……あー、魔力操作とセットになっちまうと勘付かれるな」


「じゃあ、あまり人に魔術の事は話さない方が良いですね」


「それで大丈夫なのかよ?」


「そもそもまだ町にも行けてませんし、先の事はその時に考えます」


「まあ、階級三なら魔術も増えてるか。そっちで戦えば何とかなるな」


「魔力感覚ですけど」


「お、おう……。また戦闘向きじゃねえものを覚えやがったな」


 大丈夫大丈夫。これも何か使い道考えるから。きっと。多分。恐らく。




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  名前 ラン

  種族 ハーフエルフ

  性別 男性

  階級  三


  筋力  六

  敏捷 一四

  魔力 一八


 魔導器 属性剣

  魔術 魔力操作   魔力感覚


  技術 看破     軽業

     跳躍


  恩寵 旧神ナルラファリア


  ID 〇二六〇〇〇〇〇〇一

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