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第五話『タイトル文字数と獲得ポイント』について♡

【　『作品タイトルの文字数』について　】

□サイトごとの『作品タイトル文字数』

分析を行う際には『なにを見たいのか』を明確にする必要があります。

なのでここでは一番知りたい『説(・)明(・)的(・)な(・)作(・)品(・)タ(・)イ(・)ト(・)ル(・)が(・)読(・)者(・)に(・)好(・)ま(・)れ(・)て(・)い(・)る(・)の(・)か(・)ど(・)う(・)か(・)？』にフォーカスして、分析していきたいと思います。

◇

ネット小説において作品タイトルは非常に重要な要素となっています。

なぜなら、作品タイトルはその作品の持つ情報の中で「もっとも人目に付きやすく、もっとも読まれる情報」と言えるからです。

このことを利用して、なろう小説においてはもっとも読まれる『作品タイトル』に『あらすじの内容も入れてしまう』という手法がよく取られています。

なろう系サイトにおいては作品タイトルが『最大１００文字』まで入力できるため、その様な荒業が可能なのです。

なお本家なろうにおいては、説明的な長いタイトルが好まれていることはランキングを見れば明らかであり、いまさら検証するまでもありませんが、R-１８サイトの場合はどうなっているのか見てみたいと思います。

まずR-18サイトごとの『タイトル文字数ごとの作品数のグラフ』を見てみます。

[結果]

♡　考察　♡

この結果を見ると、どのサイトでも１０文字前後にピークがあることが分かります。

つまり多くの作品は１(・)０(・)文(・)字(・)前(・)後(・)の(・)作(・)品(・)タ(・)イ(・)ト(・)ル(・)が(・)付(・)け(・)ら(・)れ(・)て(・)い(・)る(・)ということが分かりました。

□層別化したタイトル文字数の割合

今回は「説明的なタイトルが好まれているのか」を見たいので、作品タイトルの文字数を

・5文字以下

・6-10文字

・11-20文字

・21-30文字

・31文字以上

の５グループに分けて比較してみます。

※なおこの分け方は、５文字以下の作品は明らかに説明的な内容を含まないこと、21文字以上の作品は明らかに説明的な内容を含んでいるであろうことを想定しています。

[結果]

♡　考察　♡

どのR-18サイトにおいてもほとんどの作品タイトルは6-20文字の範囲にあることが分かりました。

このことからはつまり、作品数の観点からみれば、説明的なタイトルは多(・)数(・)派(・)で(・)は(・)な(・)い(・)ということが分かりました。

今回の結果からは「作者に人気があるのは６－２０文字に収まる作品タイトルである」と言うことが言えそうです。

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【　『タイトル文字数』と『獲得ポイント数』について】

次にタイトル文字数と『評価ポイント数』の関係について見てみます。

作品数は作者にとっての人気具合を示す一方、ポ(・)イ(・)ン(・)ト(・)数(・)は(・)読(・)者(・)に(・)と(・)っ(・)て(・)の(・)人(・)気(・)を(・)示(・)し(・)て(・)い(・)る(・)と言えます。

なろう本家では明らかに読者人気のある長文タイトルですが、R-18の読者にとってはどうなっているのでしょうか。

[結果]

ノクターンノベルズにおいては作品タイトル文字数が長くなるほど、獲得ポイント数も多くなるという傾向が明らかとなりました。

５文字以下の作品では７％しか１０００pt超えしていないのに、３１文字以上の作品ではなんと驚異の３８％が１０００pt超えを果たしています。

ノクターン作品のうち１７％しか１０００pt超えしていないことを考えれば、この３８％という数字がいかに凄い数値であるかが分かると思います。

今回の結果から『ノ(・)ク(・)タ(・)ー(・)ン(・)ノ(・)ベ(・)ル(・)ズ(・)で(・)は(・)明(・)ら(・)か(・)に(・)説(・)明(・)的(・)な(・)長(・)い(・)作(・)品(・)タ(・)イ(・)ト(・)ル(・)が(・)好(・)ま(・)れ(・)て(・)い(・)る(・)』と断言することができそうです。