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魔法講義:属性編

 前回の続きで魔法の講義スタートです。

「さて、まず英傑様の世界の魔法にはいくつ魔法属性があるか分かりますか?鑑定されてレベルが高かったホシミヤ様」


 エルから聞いた下位属性は火、水、風、土、光、闇と系統外で無と付与だったが‥‥上位属性はどこまで確認されてんのかな?


「えーと‥‥僕が確認出来ている属性は火、水、風、光です。流石にダンジョンを探索してる人以外でステータスを持ってない人がステータスを手に入れたらどうなるか分かりませんがね」


「あ、私のステータスに〈土魔法〉があったから土属性もあるね」


「なるほど、ありがとう。と、言うことは火、水、風、土、光か」


 ふむふむ‥‥下位属性の闇、系統外の無と付与が分からないのか‥‥


「そうですか。ホシミヤ様の世界はそれくらいしか分かってないんですね‥‥」


「えっと、じゃあ‥‥この世界ではどれくらい分かってるんです?」


 俺はそう質問してみる。回答はいかに。


「この世界で分かってる属性は火、水、風、土、光、闇と上位の属性の炎、氷、大地だね」


 おおう‥‥予想以上に少ない‥‥


「闇属性だけじゃなくて上位属性もあるのか‥‥ありがとうございます。闇に関しては光があるのに闇は無いのかな?って思ってたので良かったです」


 星宮がそう答える。質問したのは俺なのに‥‥まあ、良いが。


「では、魔法の強さの段階はどうなってるのかわかりますか?」


「えっと、地球には今のところは初級、中級、上級までしかありません」


「なるほど、少ないですね‥‥」


「僕は地球ではそれなりに強い方ですがまだ中級の魔法までしか使えないので‥‥自衛隊の中には上級の魔法を使える人もいるみたいですが」


「ジエイタイとはなんですか?」


「えっと‥‥簡単に言うと国を守るために戦う人です」


「この世界での騎士みたいなものですか」


「多分‥‥」


「あ、すみません。話がそれましたね。この世界では初級、中級、上級があってその上に最上級、超級、絶級、英傑級があります。基本的には英傑級が一番上ですが例外としては神に近しい者だけが使えると言われている神話に出てくるような魔法を神話級と呼んでいます」


「英傑級ってなんでそんな名前になったんですか?」


 雅が皆が気になったであろう部分を聞いてくれた。


「英傑級とはですね‥‥英傑様が使ったとされる途轍もない効力を持った魔法なので英傑級と呼ばれるようになりました」


 そろそろ眠さが限界だ‥‥とりあえず、起きて聞いてる振りをしながら寝よう。


「この世界にいる人はどこまでの魔法を使えるんですか?」


「良い質問ですね。ホシミヤ様。大賢者様と呼ばれ敬われている人物が絶級までを行使する事が出来ると言われてます」


「絶級魔法というのはどんな魔法なんですか?」


「詳細は分かりませんが使えば国を滅ぼす事は容易だと言われてます。見た事は無いのですが過去に大賢者様の怒りを買った国が絶級魔法を使用されて滅んだと言われてます」


「うわぁ‥‥大賢者様って怖い人だねぇ‥‥」


「美咲さん、大丈夫ですよ。私達がそれ以上に強くなれば良いんです!」


「雅ちゃん‥‥」


「英傑級の魔法を使えるようになれば大賢者様にも勝てるはずです」


「そうだね‥‥頑張るよ~」


「‥‥いや、君たち二人とも。そもそも敵対しない前提では考えないのかい?」


「甘いよ~昴君」


「そうですよ星宮さん」


「え?」


「こういう時だからこそ常に最悪を想定しなきゃダメだよ~?昴君」


「そうですよ!」


「そっかー‥‥」


「あはは‥‥大賢者様とは私も会った事は無いけど国を滅ぼした事があるって聞いたら怖いよね。でもね?大賢者様に会った事がある人から話を聞いたら基本的には温厚で優しいみたいだよ?あと、魔法が大好きで知らない魔法を見ると面倒な人になるっても言ってたよ」


「「「うわぁ‥‥」」」


「うんうん。その気持ち分かるよ?私が聞いた時もそんな感じだったからね~」


「「「やっぱり」」」


「とりあえず、大賢者様の話はまたいつか。それよりも英傑様達が仲良くて助かったよ」


「どうしてですか?」


「ホシミヤ様‥‥いや、仲良くしてなかったら色々と教える時に面倒になりそうだからね~」


「なるほど‥‥」


「まあ?私の話がつまらなかったのか寝てしまってる方もいるようですがね‥‥」


「「え?」」


「まさか‥‥お兄ちゃん!?」


「んが?んむ‥‥?すぅ‥‥」


「ちょっとお兄ちゃん!起きろ~!」


「うお!びっくりした‥‥」


 雅の大きい声で目が覚めた。やべ、寝てたのがバレた‥‥


「アオイ様?おはようございます。疲れてるのは分かりますが皆様しっかりと起きてるので頑張ってください」


「ふぁい‥‥ふわぁ‥‥」


「葵君‥‥」


「神空‥‥」


「お兄ちゃん‥‥」


 3人に呆れたような目で見られて俺は少しだけ反省した。

 

 魔法の講義と言ってもあんまり長くやるつもりは無いので次かその次で終わらせて時を進めます。

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