Tips 23 文は美味しく
「ふみ」、文は以下の三つを心がけよ。
短く。優しく。深く。
短く。優しく。深く。
これを美味しい、と呼ぶ。
なにごとも、美味しくなければ拒絶される。
短く
文を綴るなら、短い方が良い。同じ意味なら短い文の方が優れている。
優しく
同じ意味なら、わかりやすい言い回しを。易しさよりむしろ優しさである。
味わい深く
軽薄で無味乾燥な文面はよくない。
「けれんみ」がにじみ出るくらい独自の文体を追求せよ。
短く、優しくに一見相反するが、
これをいかに?
厚み、も必要だ。ふみ、ふまえよ。
上記をもって、『美味しい文』 と為す。芸術とは美味しさから。語源からして明らか。故事来歴……美味しいとは 美しい、から。『いしい』の語源を。検索されたし。
愛読の【孫子】などからつくづく分かったが。こうした古典名作は、
短い。簡潔。それでいて深い。遠い。
早く速くこと。これは理解しやすいことでもある。
重きを軽く呑みこめ、難しきをやさしく受けとれてこそ。
ただしお上品なだけの言い回しは好からぬ。無個性化は嫌うところである。
文体はくせがあってこそ。
理解されざる、高い学識なだけのものの文は。広くには理解してもらえない。
かといって誰にでも読めるなら、価値のない証拠である。
文は『誠実』であり、かつ裏切る。
信じるか、偽るかは使い方次第。〆




