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妖怪百物語  作者: keikato
47/1053

47 しょうけら

 しょうけらという妖怪がおります。

 庚申待の行事に「しょうけら」の名があり、これは三尸さんしを擬人化した姿といわれています。

 ちなみに人間の身体には三尸という虫がいて、これは庚申の夜に天に昇り、人々の罪を天帝に告げて寿命を縮めました。

 また三尸は、人が死ねば自由になれるため、常に人の早死にを望んでいるといいます。

 その昔。

 あるまじめな男の体内に棲むしょうけらは、男がなかなか罪作りなことをしないので、日頃から悔しい思いをしていました。

 ある日。

 しょうけらは男に罪の罠を仕掛けました。

――今日は胸騒ぎがするな。

 男はよくないことが起こりそうで、その日はいっそう気を引き締めました。

 虫の知らせがあったのです。


・虫の知らせ=よくないことが起こりそうな予兆。言葉の起源は、6世紀頃、人間の体内には3種類の虫がいるとされる中国の道教の「三虫(三尸=さんし)」

庚申待こうしんまちの行事=庚申の日に神仏を祀って徹夜をする行事


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― 新着の感想 ―
[一言] 活動報告にも書いたかもしれませんが、眠ってる間にこの虫たちに悪さをされないよう、庚申の夜は徹夜で飲み食いし、語り明かすお祭りをしていたそうです。 当地には少し前までそのお祭りが残り、祠もたく…
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