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妖怪百物語  作者: keikato
106/1055

106 風狸1

 風狸ふうりという妖怪がおります。

 中国の薬学著『本草綱目』によると、山猫ほどの大きさで尾は短く、目は赤く、体には黒っぽいひょう模様があると記されており、これは鳥山石燕の妖怪画集『今昔百鬼拾遺』にも描かれています。

 その昔。

 某男が山奥で不思議な光景を目にしました。

 木に登った風狸が手にしたものを枝にかざしただけで、そこにいた鳥が生きたまま落下らっかしたのです。

――何を持ってるんだろう?

 男が風狸を捕まえて手にあるものを奪い取ると、それは何かの実でした。

 男は木に登り、風狸と同じことをやってみました。

 それと同時。

 男は木から落下してしまいました。

 この風狸。

 手にラッカセイを持っていたのでした。


・ラッカセイ=落花生=落下

・鳥山石燕(とりやませきえん・1712~1788・画家)

・『今昔百鬼拾遺』(こんじゃくひゃっきしゅうい)

・『本草綱目』(ほんぞうこうもく・中国の百科全書的な本草書)

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