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1016 アラサラウス
アラサラウスという妖怪がおります。
アイヌ民族に伝承があり、アラは「一つ」、サラは「尻尾」、ウスは「生えている」という意味で、これは「一本の尻尾を持った、体毛のない大きな体をした獣」だったといわれています。
また性格は熊のように獰猛で、しかも自在に変身することができ、人間を捕えて食べたといわれています。
熊はアイヌにとって重要な獣であるのですが、アイヌが大事にしている馬を殺した熊は、化け物として猟の対象となりました。
また熊の霊魂は天へ帰るとされていますが、獰猛な熊の霊魂は地獄に落ちるといわれています。
木こりが山で、このアラサラウスと出遭ったときの挨拶は決まっていました。
「ドーモー」
・ドーモー=どうも=獰猛




