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冬の靴音さえ風情なり 〜【再掲】詩集〜  作者: 白夜いくと
アソートな感情(再掲詩編)
5/12

オレンジの太陽と紅茶の天井

‐再掲‐



煮卵を買う夢を見た


親は私より早起き

作り置きの朝ごはんはいつもの光景


生姜焼きとカニカマのマヨネーズ和えだ

しょっぱい物はおいしい


「ごちそうさま」のあとは窓を見る

カーテンを開けると世界と繋がる気がするから


視界に広がるいつも通りの街並みを俯瞰する

ちいさな人がちょこちょこ働いていた


私も混ぜてよ

おばちゃんたちの井戸端会議


遠くにそびえる名前も知らない山から昇った

オレンジに染まるまあるい太陽


(おいしそう。

あの日見た期間限定のチョコのように……)


この景色はお気に入りだ


……あ


思い出したように

日めくりカレンダーをめくる


今日はバレンタインデー

特別な日


とはいえ

見つけなければやることが無い

プレゼントはもう渡した


ごろごろ~

ごろごろ~


していたら天井キラキラ輝いて紅茶色

波のように揺れていて泳ぎたくなった


手を伸ばす


シュッと伸びた影は

私の指より長くてキレイ


(影の世界では私は美しいんだろうな……)


なんて思いながら

紅茶色の天井を眺めてボーっとする


りらーっくす

りらーっくす


大きく息を吸ってみた

部屋から生姜焼きの匂いがする


(片付けなきゃな)


そう考えながら

天井が紅茶を飲み干すまで影あそび


ぜんぶ終わったらストロベリーティーを飲もう

ハッピーバレンタイン!

朝は太陽で遊べるんだ、良いでしょ

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