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セップ島の民話 -Ceplandtales-  作者: は
セップ島の不思議な話 -Fairytales of Cepland-
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第36話 『ふっかつのじゅもん』



 あるとき、死にかけの子豚がまな板の上でこんなことを考えた。


「ねえ」


 考えただけでは飽き足らず、子豚は料理人に呼びかけた。


「どうして空にある星は地面に落ちてこないのかな」


 料理人はしばし考えた。

 考えたくらいで真実が見えるはずはない。

 なにしろ料理人は料理を作るのが仕事だったので、子豚の問いには答えず、きっちりとトドメをさしてから子豚を美味しく調理した。












※本作品は200字未満で完結した短編のため本項目で文字数を補填しました。

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