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【歴史ランキング1位達成】 累計318万7千PV 僕の戦国時代  作者: 虫松
第五章 中国地方編

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第四話 繰り引きしました。

「毛利家を討つ!」


いつもの感じで中国地方へ出陣となりました。

信長様と木下藤吉郎(秀吉)さんと僕と前田利家さん出陣です。


今回は尼子軍と宇喜多軍と信長軍で毛利軍を討ち滅ぼします。

若干楽勝ムードです。


みんなで毛利軍を攻撃するわけですから、これも僕の努力のたまものでしょう。

誰か僕を褒めて下さい。


新兵器 人力槍衾じんりきやりぶすまも初参加です。

少ない兵士で多くの敵兵を殺します。

改良型で馬に引かすタイプも作りました。

ローマ時代の戦車をイメージしています。


装甲車部隊とクロスボウガン部隊とくノ一部隊と

盾の部隊と火炎点火部隊とカタパルト部隊


いろいろ作ったな部隊・・・

さぁ合戦の始まりです。


毛利軍 兵士58000人


信長軍 兵士30000人

尼子軍 兵士9000人

宇喜多軍 兵士10000人


うわわぁぁあああ


尼子の軍と信長軍が毛利の軍へ突撃しました。

「カタパルト部隊!投射!」


巨大な岩が天より隕石のごとく毛利軍を襲います。

ドカーーーーン

ドカーーーーン


出だしはシナリオ通り順調です。

さぁ宇喜多軍も動け!

動け!

動け!

動かない。なぜ!動かない!


宇喜多軍は戦闘に参加しなかった。

「傍観する気かぁ!」


まずいぞ兵の数では毛利軍圧倒的有利だ。

山の上にいる宇喜多軍が横から攻めてもらわないと非常にまずい。


(子供がどうなってもいいのか?)

僕は動かない宇喜多軍をじっと見てた。


毛利軍は数で勝っていた為、尼子軍、信長軍の戦況は悪くなる一方だった。


宇喜多直家 寝返らないつもりか。もし戦況がこれ以上悪くなったら

我が軍に攻撃を仕掛けてくるかもしれない。


僕は宇喜多軍に使いのものを送った。

戦況がこれ以上悪くなるのはまずい僕は出陣した。


宇喜多直家は山の上より戦場をみていた。

「どうだ、戦況は」


「数で勝る毛利軍の有利です。」


「我が宇喜多家が生き残る為には、どちらにつくか慎重に選ばなければならない。

我が子孫たえようとも・・・」

宇喜多直家は毛利軍の猛攻により陣形が崩れていく信長連合軍をみてほくそ笑んだ。


策士策に溺れる。

(策略を立てることが巧みな者は、策略に頼りすぎて物事の大局を見失い、かえって失敗する。)

全て自分の思い通りに人が動くと思うなよ。



◇◇◇



毛利軍と乱戦になった。そこらじゅうで格闘戦が繰り広げられている。

短刀で喉を刺したり、足や腕を斬られたもの、金玉を潰されてうずくまっているも

の篭手で顔面を強打、潰されるものもいた。


前にもふれましたが粗悪な刀では鎧は斬れない。

斬ってもすぐ、刃こぼれしてしまう。

刀は刺すか強打する道具であった。


合戦で一番死にやすかったのは投石による頭強打、死亡だそうだ。


これが戦争なんだ殺し合いなんだ。

ルール無用の生き残りまさに死合い、サバイバル戦である。


しかし一向に数で勝る毛利軍の勢いは止まらない。

「引け~退却する~!」


信長軍と尼子軍は上月城こうづきじょうまで撤退、籠城戦となった。

山城は鉄壁の構えである。城攻めをする場合、一般的に兵力は3倍必要とする。


ここで籠城戦かぁと思ってたら、信長様は京へ戻られてしまった。

負けて拗ねて帰ったでゴザル。

げっ帰っちゃうの、しかも木下藤吉郎(秀吉)さんも別所氏(赤松家)制圧を命

じられ三木城に攻略する事になった為、戦線離脱。

信長様、諦めるのはヤーーーー!


僕の中田軍と尼子軍は上月城に残された・・・・

尼子軍より白い目で見られ責任を感じますはい。

逃げるが勝ちって言葉もあるよね。そんな事言える状況ではないな。

みんな敗戦後の日本みたい、うつむいて暗い顔をしてます。


毛利軍は深い空掘りや塹壕を掘り、掘りを巡らして柵や

敵の侵入を防ぐための竹槍のついた垣根で防備を固めていった。


そして連日、法螺貝ほらがい太鼓たいこを鳴らし続け精神的に

追い詰めた。

僕たちの兵は憔悴してしまった。士気低下という奴です。


このままでは自滅してしまう、僕は速やかに敗走するべく

作戦を立て始めた。

優れた軍将は負け方が素晴らしいのだ。

尼子軍は上月城で徹底攻戦するべしとの考えだったが、何とか説得しました。


(繰り引きを成功させ、最小限の兵の損害で撤退させる。)



【繰り引き】《くりびき》

本隊をスムーズに撤退させるされる為2つの遊撃部隊が交互に

敵の追撃隊を攻撃(片方が攻撃すると片方は撤退する)

本隊がある程度進むと、また遊撃隊が交互に攻撃を加え。

全軍を無事、撤退させる戦術。


これをさらに発展させ4つの部隊に分けた、かかり引きもある。

上杉謙信が伝えたという伝説戦術。3つの部隊が攻めている間

1つの部隊を伏せ奇襲をかける。


◇◇◇


中田軍と尼子軍は毛利軍から囲まれた上月城こうづきじょう

脱出すべく夜遅くこっそり城から兵を出した。


夜逃げって奴です。お城にはわざと明るくろうそくを明るくしています、

どうか黙って見逃してくれますように・・・・


「敵が城から出てきたぞ!」

そりゃそうだ見張られているんだから見つかるわ。


毛利軍が垣根から出てきます。


人力槍衾じんりきやりぶすま部隊 毛利軍を攻撃!」

槍を沢山つけた人力車が毛利軍に体当たりします。



「やまーーあ!」



「・・・・うわぁああ!」


同志討ちを防ぐ為の暗号です。山といったら川と呼び合います。

単純な戦法ですが暗号分かりやすいね。


別の追撃隊がこちらに向かって、やってきました。


「クロスボウガン部隊構え!」


「やまーーーあ!」


「かわーーーーあ!」


どうやら人力槍衾じんりきやりぶすま部隊が戻ってきたみたいです。

よかった。射ち殺すところだった、危ない危ない合流しましたよ。

夜は怖いよ真っ暗だし。尼子軍がいるので地形は詳しく土地のものがいると

心強い。地元の人の援助も受けました。


何度か毛利軍と繰り引きの交互に攻撃を繰り返し

2つの部隊は本体と無事合流


城からの撤退完了しました。

城はとられちゃったけど命あっての事だからね。



◇◇◇



さてと、宇喜多家へ復讐をせんとな。

信長様は即、子供を殺すべしと命令がありましたが

なんとか説得しました。お金も使ったし何とか汚名を返上せねば。


宇喜多直家め、不戦という立場をとるとは、毛利元就には子供を人質にとられ

仕方なかったとか上手く言ったのでしょう。


城に戻った僕は絵のうまいものを呼び寄せ。子供たちの泣き叫ぶ絵を

描かせました。


城にいる2人の子供は、もの凄く落ち着います。

本を読んだり菊姫ちゃんと遊んでいますが、身代金を上げるため

想像を掻き立てて描かせました。


もっと酷い拷問をうけている感じ、もっと口を歪ませて、

そうそう、血ととびちゃって・・・ホラー映画見たくなってきた。

(うん、なかなかの大作だ!)


宇喜多家へ使者を送り絵を見せつけ!身代金を要求しました。

なんと惨い仕打ち!僕は鬼になった事でしょう。

領国貨幣6400枚よこせ! 文は明智君に書いてもらいました。


無事、身代金と子供を交換!

よかったよ。無事取引成功できて。


僕は信長様へ四国地方への侵略を命じられたのであった。









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