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余り語られない撮影所のあれこれ  作者: 元東△映助
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余り語られない撮影所のあれこれ(142) 「俳優列伝」vol.4 「ドラマの主役」その1「高橋英樹」

★余り語られない撮影所のあれこれ(142) 「俳優列伝」vol.4「ドラマの主役」その1「高橋英樹」


●主役

今まで「悪役」「バイプレーヤー」といった「脇役」とか「助演」にあたる方々を、ほんの少し御紹介させて頂きました。

しかし、人物が出演している映像作品では、少なくとも「主役」となる俳優さんや女優さんがいらっしゃいます。

今回は、「テレビドラマの主役俳優」さんから「高橋英樹」さんを御紹介しようと思います。

「あんな大御所、知らない訳がない。」と言われそうですが、テレビ画面の裏側の撮影現場でなければ知られていない「高橋英樹」さんも御紹介させて頂きます。


尚、例によって情報のほとんどが約30年前ですw

今となっては変わっていることや、無くなっていることもあります。また、記憶の内容が30年の間に美化されたり劣化してしまっているものも存在しますwwその点をご理解の上、あらかじめご了承下さい。

そして、ここでの意見は、あくまでも個人的な意見です。

東映をはじめとした各社や映像業界の直接的な意見ではありません。その点を予めご理解ご了承下さい。


●生い立ち

生年月日:1944年2月10日生まれ

出身地:千葉県木更津市

身長:181cm

家族構成:高校の校長を務めた父親と、母親に姉二人と兄ひとりの4人兄弟の末っ子。

現在は、奥様=小林亜紀子(元女優)と一人娘・高橋真麻(元フジテレビアナウンサー、現フリーアナウンサー)


1961年に日活ニューフェイス第5期として日活株式会社に入社。

当時の日活株式会社は、他社への監督・俳優の引抜きや貸し出しを禁じた五社協定(1961年当時は日活も加入し六社協定)に加入しており、専属俳優制(俗に言うスターシステム)を取っていた為に、他社の作品には出演すら不可能でした。

スターシステムは、主役俳優や脇役といったスターを中心に映画脚本や演出を作るものであり、「高橋英樹」さんも主役になるべくして採用されたニューフェイスであり、入社の年には主演映画が決まる程でした。


ガッチリとした体格と甘いマスクで「ナイスガイ」の愛称で売り出されました。

私が撮影をご一緒した、御本人が40代になった撮影現場でも「ナイスガイ」と親しみを込めて呼ばれていたりしました。

御本人も照れ笑いをしながら受けていました。


●人物像

私は自分の撮影現場初体験の作品が、東映京都撮影所での「高橋英樹」さん主演の時代劇スペシャルのテレビドラマでしたし、その後私が東京撮影所に移った後も半年に一度の頻度で2年間で都合3作品「高橋英樹」さんの主演テレビドラマにスタッフとして参加していた経験があります。

「また、お前か(笑)俺の作品の追っかけか?(笑)」

と御本人に笑いながら突っ込まれた事もありました。

それだけ、ペーペーのスタッフの顔でさえ覚えていてくれる役者さんでしたし、キャストもスタッフも別け隔てない気遣いをされる方なのです。


アクション映画や任侠映画をはじめ時代劇でも眼力のある役柄が多く、長身で体格も良い為に怖がられる印象がありますが、至って温和な方で、楽しい事が好きで周りが笑って仕事をしている事が好きな「現場大好き」俳優さん。

というのが、私が「高橋英樹」さんから受けた印象でした。

近年ではバラエティ番組にご出演される時もありますが、その際の笑い顔こそが本来の「高橋英樹」さんを見せているといえます。


また、シーン替わりのセット転換や照明調整等で生じるキャストの空き時間にも、撮影現場に現れては自ら照明の角度を調整してみたり、御本人のスタンドインを率先して引き受けたり、下手をすれば他のキャストのスタンドインをもこなしていました。

そして、自ら自分の事を「いっちょ噛みの高橋」と称していて「何でも自分でやらなきゃ気が済まないタチだから、スタッフの仕事であっても『いっちょ噛み(ちょっとひと噛み)』しなきゃ気が済まないような、めんどくさい男」と自分で自分の事を周りに説明する様な方でもありました。

「だから、大抵のスタッフの手伝いは出来るよ。カメラ回して自分で演じてみようか?それは流石に無理か(笑)」

と高笑いする様な茶目っ気もお持ちでした。


既に多くの映画の主役をこなし、ヒット作品にも恵まれ、世間への認知度も高い役者さんが、こんな関西人の様な笑いとサービス精神のある態度と行動をすること自体が稀有でした。

更に幾つになっても好奇心旺盛なこともあったのでしょうが、時代劇等を通して得た歴史への興味や芸術への興味も示されていました。

だからこそ、役者以外のバラエティ番組や教養番組にも出演されるという新たな世界へも足を踏み入れる事ができたのでしょうし、周りのスタッフも笑顔で迎え入れる事が出来たのでしょう。


これらは、娘さんの真麻さんの存在も大きかったのではないかと思われます。

私がお会いしていた当時は真麻さんも小学生ぐらいのお年でしたが、当時から「高橋英樹」さんは真麻さんの事がそれはそれは愛おしいという事を撮影現場でも隠してはいませんでした。

寧ろ、良く話しに出てきました。

そして、真麻さんが成長しアナウンサーとなった後に教養番組やバラエティ番組への道がついたかの様にご出演されていきます。

これも真麻さんの職場という役者とは違う世界への好奇心と、真麻さんを理解したいという愛情が後を押したのではないかとさえ思えてくるのです。


●出演作品

「高橋英樹」さんは、映画・テレビドラマ・バラエティ・教養番組・舞台と出演作品を列記するだけでも大変な本数となります。

以下の作品も一部は纏めさせて頂いたモノもあるぐらいです。


○映画

高原児(1961日活)

真昼の誘拐(1961日活)

ママ恋人がほしいの(1961日活)

どじょっこの歌(1961日活)

ひとつのいのち(1962日活)

上を向いて歩こう(1962日活)

激流に生きる男(1962日活)

若者に夢あり(1962日活)

若くて悪くて凄いこいつら(1962日活)

激しい河(1962日活)

ひとりぽっちの二人だが(1962日活)

星の瞳を持つ男(1962日活)

霧の夜の男(1963日活)

青い山脈(1963日活)

海の鷹(1963日活)

さすらいのトランペット(1963日活)

エデンの海(1963日活)

アカシアの雨がやむとき(1963日活)

伊豆の踊り子(1963日活)

男の紋章(1963日活)

狼の王子(1963日活)

続・男の紋章(1963日活)

男の紋章・風雲双つ竜(1963日活)

雨の中に消えて(1963日活)

こんにちは20歳(1964日活)

人生劇場(1964日活)

抜き射ちの竜・拳銃の歌(1964日活)

何処へ(1964日活)

新・男の紋章・度胸一番(1964日活)

帰郷(1964日活)

俺たちの血が許さない(1964日活)

男の紋章・花と長脇差(1964日活)

男の紋章・喧嘩状(1964日活)

拳銃野郎(1965日活)

男の紋章・喧嘩街道(1965日活)

涙をありがとう(1965日活)

渡世一代(1965日活)

流転の掟(1965日活)

秩父水滸伝・必殺剣(1965日活)

男の紋章・俺は斬る(1965日活)

刺青一代(1965日活)

殴りこみ関東政(1965日活)

男の紋章・竜虎無情(1966日活)

鉄火場仁義(1966日活)

日本仁侠伝・血祭り喧嘩状(1966日活)

任侠八方破れ(1966日活)

日本任侠伝・花の渡世人(1966日活)

殺るかやられるか(1966日活)

けんかえれじい(1966日活)

新遊侠伝(1966日活)

夢は夜ひらく(1967日活)

新・男の紋章・若親分誕生(1967日活)

秩父水滸伝・影を斬る剣(1967日活)

燃える雲(1967日活)

関東も広うござんす(1967日活)

対決(1967日活)

爆破3秒前(1967日活)

関東刑務所帰り(1967日活)

君は恋人(1967日活)

血斗(1967日活)

遊侠三国志・鉄火の花道(1968日活)

残侠無情(1968日活)

明治血風邪録・鷹と狼(1968日活)

昭和のいのち(1968日活)

嵐の果し状(1968日活)

鮮血の賭場(1968日活)

三匹の悪党(1968日活)

地獄の破門状(1969日活)

代紋・男で死にたい(1969日活)

さくら盃・義兄弟(1969ニューセンチュリー)

昇り竜・鉄火肌(1969日活)

年上の女(1969日活)

博徒百人(1969日活)

代紋・地獄の盃(1969日活)

日本残侠伝(1969日活)

さくら盃・任侠(1969ニューセンチュリー)

博徒百人・任侠道(1969日活)

荒い海(1969日活)

侠花列伝・襲名賭博(1969日活)

刺客列伝(1969日活)

喧嘩博徒・地獄の花道(1969日活)

牡丹と竜(1970日活)

あばれ丁半(1970日活)

戦争と人間・第一部・運命の序曲(1970日活)

土忍記・風の天狗(1970日活)

渡世人・命の捨て場(1971日活)

逆縁三つ盃(1971日活)

戦争と人間・第二部・愛と悲しみの山河(1971日活)

人生劇場 青春愛欲残侠篇(1972松竹)

宮本武蔵(1973松竹)

戦争と人間・完結篇(1973日活)

狼よ落日を斬れ・風雲篇・激情篇・怒涛篇(1974松竹)

昭和枯れすすき(1975松竹)

アナザー・ウェイ ―D機関情報―(1988タキエンタープライズ)

シャーロットのおくりもの(2006UIP映画)馬のアイク役(日本語吹替)

2011年(平成23年)67歳劇場版ポケットモンスター・ベストウイッシュ・ビクティニと黒き英雄・ゼクロム・白き英雄・レシラム(2011東宝)ゼクロム役(声の出演)

ひるね姫〜知らないワタシの物語〜(2017ワーナー・ブラザース)志島一心/ハートランド王役(声の出演)


○テレビドラマ

竜馬がゆく(1968NHK大河)

かみなり三代(1968日テレ/日活)

鞍馬天狗(1969NHK)

旗本退屈男(1970フジ)

春の坂道(1971NHK大河)

おらんだ左近事件帖(1971フジ)

隼人が来る(1972フジ)

国盗り物語(1973NHK大河)

長谷川伸シリーズ第28話「瞼の母」(1973NET)

ぶらり信兵衛・道場破り(1973フジ)

編笠十兵衛(1974フジ)

6羽のかもめ(1974〜1975フジ)

十手無用・九丁堀事件帖(1975日テレ)

桃太郎侍(1976〜1981日テレ)

非情のライセンス第2シリーズ第85話「兇悪の刑事」(1976NET)

花神(1977NHK大河)

判決(1978〜1979テレ朝)

判決(1979〜1980テレ朝)

生きる(1981テレ朝)

遠山の金さん(1982テレ朝)

森村誠一の高層の死角(1983テレ朝土曜ワイド)

京都かるがも病院(1986〜1987テレ朝)

三匹が斬る!(1987テレ朝)

高橋英樹の船長シリーズ(1988〜2002テレ朝土曜ワイド)

喧嘩安兵衛・決闘高田ノ馬場(1989日テレ)

時代劇スペシャル・子連れ狼・冥府魔道の刺客人 母恋し大五郎絶唱!(1989テレ朝)

翔ぶが如く(1990NHK大河)

西村京太郎スペシャル・十津川警部シリーズ(1990テレ朝火曜ミステリー)

秋の時代劇スペシャル・豪剣!賞金稼ぎ無用ノ介・二つの顔のお尋ね者(1990テレビ朝火曜ミステリー)

次郎長三国志(1991テレ東超ワイド)

平清盛(1992テレ東超ワイド)

荒木又右衛門・決闘鍵屋の辻(1993日テレ)

下町の熱血弁護士(1993TBS)

織田信長(1994テレ東超ワイド)

江戸の用心棒(1994日テレ)

春よ、来い(1994〜1995NHK朝ドラ)

高橋英樹特選時代劇・お助け信兵衛・人情子守唄(1995日テレ)

花嫁は16才!(1995テレ朝)

高橋英樹特選時代劇スペシャル・騎馬奉行がゆく(1995日テレ)

おかしな夫婦シリーズ(1995〜1997全3作日テレ火サス)

さむらい探偵事件簿(1996日テレ)

復讐法廷(1997テレ朝土曜ワイド)

殺人迷宮課の名警部(1998テレ朝土曜ワイド)

新春時代劇スペシャル・次郎長三国志・勢揃い二十八人衆喧嘩旅!(1998テレ朝)

影武者徳川家康(1998テレ朝)

ハッピー愛と感動の物語(1999〜2000テレ東)

正月時代劇・蒼天の夢・松陰と晋作・新世紀への挑戦(2000NHK)

晴れ着ここ一番(2000NHK)

西村京太郎トラベルミステリーシリーズ(2000〜2022テレ朝土曜ワイド)

北条時宗(2001NHK大河)

茂七の事件簿・ふしぎ草紙シリーズ(2001〜2003NHK)

街の医者・神山治郎シリーズ(2001〜2005全9作日テレ火サス)

女と愛とミステリー・捜査検事・近松茂道シリーズ(2002〜2010・2011〜テレ東)

金曜エンタテイメント・花瀬ちなつの殺人スクープ(2002年フジ)

徳川綱吉・イヌと呼ばれた男(2004フジ)

サラリーマン金太郎4(2004TBS)

刑事調査官・玉坂みやこ2(2004フジ)

金曜時代劇・慶次郎縁側日記シリーズ(2004年〜2007NHK)

義経(2005NHK大河)

新船長の航海事件日誌(2006テレ朝土曜ワイド)※友情出演

忠臣蔵・瑤泉院の陰謀(2007テレ東新春ワイド時代劇)

篤姫(2008NHK大河)

CHANGE(2008フジ)

寧々〜おんな太閤記(2009テレ東新春ワイド時代劇)

月曜ゴールデン・法廷サスペンススペシャル 量刑(2009TBS)

坂の上の雲(2009年〜2011NHK)

柳生武芸帳(2010テレ東新春ワイド時代劇)

とめはねっ!鈴里高校書道部(2010NHK)

ドラマスペシャル・鬼龍院花子の生涯(2010テレ朝)

謎解きはディナーのあとで・最終話(2011フジ)

謎解きはディナーのあとで・スペシャル(2012フジ)

必殺仕事人2012(2012朝日)

金曜プレステージ・悪女たちのメスepisode2(2012フジ)

水曜ミステリー9・特命おばさん検事!花村絢乃の事件ファイル(2012テレ東)

正月時代劇・御鑓拝借〜酔いどれ小籐次留書〜(2013NHK)

影武者徳川家康(2014テレ東新春ワイド時代劇)

必殺仕事人2014(2014朝日)

月曜ゴールデン・女取調官3(2014TBS)

地獄先生ぬ〜べ〜(2014日テレ)

花燃ゆ(2015NHK大河)

水曜ミステリー9・ハガネの警察医(2015テレ東)

木曜時代劇・まんまこと〜麻之助裁定帳〜(2015NHK)

あさが来た(2016NHK朝ドラ)

月曜名作劇場「みなと署落とし物係 秘密捜査官 危険な二人」(2017TBS)

小さな巨人第7話(2017TBS)

捜査会議はリビングで!(2018NHKBS2)

リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜(2018テレ朝)

再雇用警察官(2020テレ東)

再雇用警察官2(2021テレ東)

再雇用警察官3(2021テレ東)

再雇用警察官4(2022テレ東)

再雇用警察官5(2023テレ東)

寂しい丘で狩りをする(2022テレ東)

木曜ミステリー・遺留捜査・第9話〜最終話(2022テレ朝)

ホリデイ〜江戸の休日〜(2023テレ東新春ワイド時代劇)


○舞台

花の生涯(1968明治座)

散りぬるを(1970明治座)

浅間追分(1970明治座)

旅姿鼠小僧(1971南座)

京の蛍火(1971南座)

燃えるみちのく(1971明治座)

つばくろは帰る(1971明治座)

京の蛍火(1971明治座)

尾張のつむじ風(1972南座)

月夜鴉(1972南座)

いろは匂へど(1972明治座)

鞍馬天狗(1972明治座)

織田信長(1973明治座)

瞼の母(1973明治座)

浪花女(1973明治座)

小袖源氏(1974明治座)

しぐれ茶屋おりく(1974明治座)

秋風三国峠(1974明治座)

織田信長(1975新歌舞伎座)

笛吹き銀次郎(1975新歌舞伎座)

京の蛍火(1975新歌舞伎座)

みちのく戦記(1975明治座)

月形半平太(1975明治座)

通天閣界隈(1975明治座)

あばれ狼(1975明治座)

武蔵坊弁慶(1976新歌舞伎座)

花と龍(1976新歌舞伎座)

真田太平記(1977 明治座)

花と龍(1977明治座)

秋色おどり絵巻(1977明治座)

織田信長(1978御園座)

花と龍(1978御園座)

宮本武蔵〜千本杉の巻〜(1978明治座)

鬼平犯科帳・狐火(1978明治座)

秋色おどり絵巻〜舞踏劇〜桃太郎侍(1978明治座)

真田太平記(1979御園座)

月形半平太(1979御園座)

宮本武蔵〜般若野の巻〜蓮台寺野の巻(1979明治座)

男の紋章(1979明治座)

桃太郎侍(1979明治座)

武田信玄(1980明治座)

人生劇場(1980明治座)

桃太郎侍(1980明治座)

雪燃える(1981明治座)

桃太郎侍(1981明治座)

藍染川(1982明治座)

桃太郎侍(1982明治座)

武蔵坊弁慶(1983明治座)

遠山の金さん(1983明治座)

伊達の十郎左(1984明治座)

遠山の金さん〜江戸の母子草〜(1984明治座)

遠山の金さん〜江戸の母子草〜(1984明治座)

江戸育ち〜源太郎ぶし(1985明治座)

遠山の金さん〜琉球恨み花〜(1985明治座)

武田信玄(1985明治座)

遠山の金さん〜天保おんな忠臣蔵〜(1985明治座)

エピローグ・秋・愛の詩(1985明治座)

細川忠興・愛と哀しみの連舞(1986明治座)

遠山の金さん〜敵討紅葉加賀染〜(1986明治座)

エピローグ・川・春秋(1986明治座)

武田信玄(1987新歌舞伎座)

遠山の金さん〜天保おんな忠臣蔵(1987新歌舞伎座)

舞踏伊達男五月晴れ(1987新歌舞伎座)

国盗り物語(1987明治座)

遠山の金さん〜伊勢写遠山日記〜(1987明治座)

エピローグ・秋燈記(1987明治座)

男の紋章(1988新歌舞伎座)

遠山の金さん〜琉球恨み花〜(1988新歌舞伎座)

オンステージ・さつきに詩う(1988新歌舞伎座)

熊谷直実〜16年は夢のまた夢〜(1988明治座)

遠山の金さん〜晴舞台遠山策略〜(1988明治座)

エピローグ・秋想譜(1988明治座)

花と龍(1989新歌舞伎座)

遠山の金さん〜晴舞台遠山策略〜(1989新歌舞伎座)

オンステージ・やよいに詩う(1989新歌舞伎座)

北の風物語(1989明治座)

伊達の十郎左(1990新歌舞伎座)

オンステージ・やよいに詩う(1990新歌舞伎座)

桃太郎侍(1990明治座)

桃太郎侍(1990中日劇場)

遠山の金さん〜天保おんな忠臣蔵〜(1991巡業)

エピローグ・夏祭花の賑〜(1991巡業)

桃太郎侍(1992梅田コマ)

遠山の金さん〜天保おんな忠臣蔵〜(1992中日劇場)

あした吹く風(1993明治座)

帰って来た桃太郎侍(1993劇場飛天)

ぶらり信兵衛〜紫陽花の唄〜(1994明治座)

あした吹く風(1994中日劇場)

風流夢大名(1995明治座)

雪の夢・華のゆめ(1996明治座)

桃太郎侍〜夢の子守唄が聞こえる〜(1997明治座)

風流夢大名(1997劇場飛天)

風流夢大名(1998明治座)

桃太郎侍〜夢の子守唄が聞こえる〜(1999松竹座)

天翔ける夢〜長州を破った男〜(1999明治座)

男の紋章(2000明治座)

桃太郎侍(2000明治座)

いのち燃ゆるとき〜開化のおんなたち〜(2001明治座)

恋ぶみ屋一葉(2005新橋演舞場)


○情報番組

真麻のドドンパッ!(2016年〜2017BS日テレ)「高橋英樹の日本史侍」のコーナー担当(水曜レギュラー)


○教養番組

趣味悠々・鶴太郎流墨彩画塾(2003NHKEテレ)

趣味悠々・鶴太郎流書初めスペシャル(2004NHKEテレ)

趣味悠々・新・鶴太郎流墨彩画塾(2004NHKEテレ)

趣味悠々・続・鶴太郎流墨彩画塾(2005NHKEテレ)

ダーウィンの動物大図鑑・はろ〜!あにまる(2008NHKBShi)

トコトンハテナ(2005〜2012テレ東)

日本史探究スペシャル・ライバルたちの光芒〜宿命の対決が歴史を動かした! 〜(2012〜 2013BS-TBS)

NHK高校講座日本史(2014年度分)(2014〜2015NHKEテレ)

高橋英樹の名画謎解き!歴史ミステリー〜日本画の巨星・安田靫彦〜(2016BS朝日)

高橋英樹のクイズ!なるほど歴史館(2017BS11)

あなたも絶対行きたくなる!日本「最強の城」スペシャル(2018〜2020NHK総合)

あなたも絶対行きたくなる!日本最強の城・明智光秀スペシャル(2020NHK総合)

にっぽんの芸能(2020〜NHKEテレ)

生中継!江戸を彩る桜(2021NHKBSプレミアム)


○音楽番組

甦る歌謡曲(2015〜2017テレ朝)真麻と司会

第49回日本有線大賞(2016TBS)司会

決定版!これが日本の名曲だ(2017〜テレ朝) 


○バラエティ

ドキド欽ちゃんスピリッツ!!(TBS)

邦ちゃんのやまだかつてないテレビ(フジ)

目撃!ドキュン(テレ朝)

クイズ日本人の質問(NHK)

奇跡の扉・TVのチカラ(テレビ朝日)司会

歌って最高!(テレ東)司会

世界痛快伝説!!運命のダダダダーン!Z(朝日)

おもいッきりDON!(日テレ)

芸能人格付けチェック(朝日)

爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル(フジテレビ)審査員


○CM

エバラ食品「黄金の味」(1979)

富貴(合同酒精)

NEC

伊藤園(1987)

エスエス製薬(1990)

ペイントハウス(1994〜1995)

キリンビール

ハウス食品「細打名人」(1994〜1995)

富士火災(現:AIG損保)

松本引越センター(1998)

越後製菓

関西電力

沢井製薬(2004)

JR東海(2007)

アメリカンファミリー生命保険会社(2009)

百年住宅(2010年)

サントリー黒烏龍茶(2011)

オークローンマーケティング「ショップジャパン トゥルースリーパー」(2016)

ビタブリッドジャパン「ターミナリアファースト」(2019〜)


●映画からテレビへ

1971年頃になると家庭へのテレビの普及が進み、それによる邦画の下火から五社協定(六社協定)は自然消滅的に崩れ、日活も低予算のポルノ路線に切り替わって行きます。

「高橋英樹」さんは、そんな日活の中では仕事が激減しましたが、東映からの専属契約の誘いを断り、テレビドラマの世界へ入っていきました。

それは、自身初の時代劇となる1968年のNHK大河ドラマへの出演が大きかったのではないかと思われます。

青春映画から任侠映画を経て時代劇スターの誕生となるのです。


そんなテレビドラマでの知名度や明るく社交的で家族想いのイメージから、CMへの起用やその後の教養番組やバラエティ番組へのご出演も多くなっていったのではないかと思われます。


●主演俳優

「主演俳優」は舞台役者では「座長」。

そう言われる事があります。

「座長」は目立つ事は勿論ですが、それだけに他の出演者よりも努力が必要ですし、またその一座の父親や母親代わりなだけに、出演者をはじめ裏方にまで一座全体に目を配り気を配る事が必要なのです。

そんなスタッフやキャストへ主演俳優から「差し入れ」や「陣中御見舞」と称してお菓子や食事を提供する場合もありました。

品物そのものであったり、食事代金を代わりに支払って頂ける等と「差し入れ」の形は様々でしたが、これは一座=撮影現場に一体感を作る事にも繋がります。

事実、私も「高橋英樹」さんからの「差し入れ」でお食事を頂いた経験があります。


若手の主演俳優では収入も乏しく「差し入れ」を行うのにも事欠きますが、そんな場合でも所属事務所を通じて主演俳優さんからの「差し入れ」として撮影現場や舞台裏に何らかの心付けが届けられるのが通例となっていました。

コロナ禍においてはなかなか難しい習慣となってしまっていますが、スタッフやキャストとのより良い作品造りの為に何らかの「感謝の心付け=差し入れ」が届けられているのだと思われます。


そして「高橋英樹」さんは、そんな「差し入れ」に加えて、何かにつけて撮影現場へ「笑顔の差し入れ」をするのが上手な方でした。


●あとがき

私は、「高橋英樹」さんとは「時代劇スペシャル・子連れ狼・冥府魔道の刺客人 母恋し大五郎絶唱!(1989テレ朝)」を皮切りに、「西村京太郎スペシャル・十津川警部シリーズ(1990テレ朝火曜ミステリー)」「高橋英樹の船長シリーズ(1991テレ朝土曜ワイド)」と都合3作品でお仕事をご一緒させて頂き、大変お世話になりました。

役者の仕事に関しては信念を曲げない処もありましたが、それは主演俳優として必要なスキルでもあると思います。

その分、キャスト間は勿論スタッフの隅々にまで笑顔で気さくに話しかけられ、「これぞ主演俳優」という見本を見せて頂いていた様に思われます。

今回、主演俳優さんを取り上げる際には真っ先にと考えていた大好きな役者さんです。


最後に「西村京太郎スペシャル・十津川警部シリーズ(1990テレ朝火曜ミステリー)」の際にゲスト出演を頂きました「団時朗」さんが、この記事の執筆中に光の国へと旅立たれました事は、運命を感じざるを得ません。

「高橋英樹」さんの記事内容ではありますが、「高橋英樹」さんの主演作品へのご出演者という事もあり、この場をお借りして「団時朗」さんのご冥福を心よりお祈り致します。

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― 新着の感想 ―
ぶらり信兵衛道場破り(前半)が最高のTV時代劇だと断言する友人が居ました。 それにしても出演作品の膨大さにあらためて驚かされます。
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