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第七話 一子相伝は一つじゃないらしい

第七話 一子相伝は一つじゃないらしい


 そんなこんなで、お母様から私が知らなかった特殊魔法を習得している内に1年が過ぎ去り、私は特殊魔法の免許皆伝を言い渡された。いったいお母様って何者?


 ちなみに属性魔法もお母様は得意らしく、前世では我流でやっていた火魔法や水魔法もある程度系統立てて教わることが出来た。


 最も、偽装のステータスに属性魔法は非表示だったので、お母様の指導はあくまでも特殊魔法のついでという様相だったのだが、それでも元が鬼強の熟練度99999だ。こっそり一人で練習、確認すると、明らかに前世よりエグい魔法が使えるようになっていた。


 特に属性混合魔法の「炎の雷嵐」や「灼熱する大地の暴発」はしゃれにならない。

 これも一子相伝なのよねと言っていたお母様の言葉が引っかかり、空間接続で誰も来ない砂漠地帯に飛び、お母様から聞きかじった知識で試した。

 そう、軽く試したつもりだったのだが、砂が溶けて溶岩化するわ、巨大クレーターだのマグマだまりだのは出来るわ……

 天変地異を具現化するような威力だった。もちろん私の中ではブラックホールと並んで封印指定だ。


 そして後日、このとき作ったマグマだまりが威力を発揮し、通りかかった魔物がマグマに落ちて討伐されたことで、なぜか経験値が私に入り、気がつかないうちにレベルアップしていたのは驚いた。


 私はいったいどこを目指しているんだろうか……


 とりあえず拉致監禁聖女コースではないはずだ……


 そう信じたい……







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― 新着の感想 ―
[一言] 自動経験値獲得装置が意図せずに出来ていた。周辺地域から調査隊が来たりするのかな。
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