第28話 「虚無ノ塔での決戦ーー中編!」
*この作品には…過度な飲酒描写と喫煙描写が含まれていますので、
苦手な方は ブラウザバックして下さい(震え声)作品中の行為や行動について
よい子の成年は絶対真似しないでください(注意喚起感)
なお、お酒とたばこは20歳になってから…容量・用法を守って
正しく摂取してください(未成年への注意喚起感)
前回までのあらすじ
変態の未来のために”変態勇者”になる覚悟を決めたロイド(本人未承認)
魔王を倒すべく”虚無ノ塔”へ(強制的に)たどり着き塔へ上ることを(半ば強制的に)決断する!
果たして…”変態勇者”ロイドにどのような試練が待ち受けているのかぁぁぁ(やけくそ感)
ー─虚無ノ塔・第一層《羞恥の間》。
塔内に漂うピンクの瘴気。
鼻をつくのは洗濯済み柔軟剤の香りと、かすかに漂う人肌の残り香……。
ロイド「うっ……なんだこの空間……湿気が羞恥に変換されてる気がする……」
マリス「肌がチクチクする……って、これ羞恥反応かよ!?」
コト「布が……全方向から精神を攻めてくるでござる……!」
リリィ「あら♡羞恥のミスト……なんて濃厚で粘性高いのかしら♡」
リー・アル「ふふっ、これが…あの“羞恥圧空間”……油断したら、すぐ羞恥失神アルよ♪」
そして、現れる謎の男──
???「ふっ……変態どもよ。よくぞ、この“羞恥圧”に耐えてきたな……」
パンツマスクをかぶり、下半身にはねじり巻かれたボクサーパンツ。
彼の登場と共に、ブワァッと強烈な蒸れた汗の香りが炸裂する。
その名も──ボクサム公爵。
ボクサム「我が拳は羞恥の具現──さあ、“変態ボクシング”で勝負だ!!」
ロイド「……いや、パンツが喋ってるううう!?!?」
コト「これが“羞恥圧”…拙者の常識が崩壊したでござる……」
マリス「顔に”パンツ”つけてるのに……どこから声出てんだよ……」
リリィ「羞恥、そして湿気…匂い……完璧ですわ♡」
ロイド一行がボクサム伯爵の姿と“羞恥圧”の影響により”常識”が通用していない(下着が喋る)
ことに困惑していると…ふとロイドは、疑問に思った
ロイド「てか…ちょちょ!?おかしくね!?
この世界にさ、ボクサーとかボクサーパンツとかなくね!?!?」
リー・アル「……シャッチョサン、それは愚問アル♪」
ブレスレットを掲げ、ニッコリと微笑む。
リー・アル「変態は、世界線を越えるアル♡
時代、場所、ジャンル、設定──すべてを越えて羞恥を纏う。それが変態道アル♪」
ロイド「誰かこのパラレルワールド止めろぉぉおおお!!俺だけ浮いてんのよ羞恥の中で!!」
その瞬間、床がせり上がり、パンツ型のボクシングリングが出現。
ボクサム公爵の全身からは湯気のように汗が噴き出し、空間は完全に“蒸し羞恥”地獄と化した。
ボクサム「さあ来い!羞恥の拳で語り合おうではないか、変態勇者ロイドよ!!」
ロイド「語るな!!拳に羞恥を込めるな!!蒸れで滑るんだよこっちはぁぁああ!!」
後方では、仲間たちが困惑していた。
マリス「なあ……“ボクシング”って……なんだ……?」
コト「なんか、布を巻いた拳で殴り合ってるけど……あれは武道でござるか?」
リリィ「これは……舞踏の一種?それとも羞恥の儀式……?♡」
リー・アル「ふふっ……わたしもよくわからんけど、なんかテンション上がるアル♡」
ロイド「俺もわからねぇよ!!文化的に浮いてんだよ!!羞恥の前に情報格差がすげぇ!!」。
むせ返るような汗と柔軟剤の匂いが混ざり、空間は“蒸し羞恥”状態。
その中心に立つのは──ボクサーパンツを巻きつけ、拳に「羞」「恥」と刻んだグローブを装備した姿…
ボクサム公爵。羞恥ボクシング界?の頂点に立つパンツの化身。
ロイド「ちょっと待てぇぇぇぇ!!」
ロイドが叫ぶ。
ロイド「なんで!?なんでいきなりボクシング始まろうとしてんの!?!?
塔入ったら即リング!?展開の脈絡どこいった!?!?!?」
マリス「俺らもよくわかってねぇよ!」
コト「もうめちゃくちゃでござる……」
リリィ「ボクシングって、羞恥との対話なのですわ!?♡」
ロイド「いや、そうはならんだろ!?」
そこへ追い打ちのように──
ロイドの腰元で、星柄のパンティーと、”パンティー”の中に(かってに)入っていたショウ・チュー瓶が震えだす。
ロイド「お、おい!?まさか──!?やめろ!今そんな余裕──」
ボオオォォォンッ!!!
羞恥の閃光がロイドを包み込み、衣装が強制的に再構成される。
──そして姿を現したのは。
・上半身は半裸。
・中年特有のポッコリお腹がきらりと汗を反射し、空中に存在感を誇る。
・下半身はなぜかキツめの女子ブルマ。
・拳には“努力”と“根性”と書かれた羞恥グローブ。
ロイド「なんじゃあああこりゃあああああああああ!?!?!?!?」
太ももに食い込むブルマ、たぷたぷ震える腹、汗が照明でテカテカと煌めき──
羞恥のバフが全身にかかっていた。
マリス「……え……ちょ……なにそれ」
コト「ええ……その腹、何段構えでござるか……?」
リー・アルは目を輝かせ、両手を頬に当てて悶えていた。
リー・アル「これが羞恥圧のチカラアル♡!素敵アルゥゥゥ♡!努力と根性……ブルマ……ポッコリ……まさに羞恥レジェンドアル♡!」
ロイド「いや無理!!無理!!このスタイルで戦うの!?羞恥と物理的加齢で心折れそうなんだけど!!」
リリィはその姿に完全にやられていた。
ぷるぷる震える指先でタバコを取り出し、恍惚とした表情で火をつける。
リリィ「……これが……中年変態の究極進化……♡
羞恥に“腹”で挑むとか……背徳の限界突破ですわ……♡(スゥゥゥ……)」
リー・アル「これが羞恥圧のチカラアル♡!素敵アルゥゥ♡!
この腹ッ!この色気ッ!これぞ羞恥進化アル♡!」
そのとき──ボクサム公爵がガタッと拳を握りしめ、一歩前に踏み出す。
ボクサム「……なんだ……その神々しき羞恥は……」
「腹ッ!ブルマッ!中年体型ッ!その一つ一つが、羞恥の理を超えている……ッ!!」
ロイド「いや理を超えないで!?俺はただの恥ずかしいおっさんなんだけど!?」
ボクサムの赤い瞳が煌めく。
全身から放たれる羞恥のオーラが燃え上がる。
ボクサム「美しいッ!!まさかこの塔で、ここまでの羞恥と出会えるとは……!!
我が拳を捧げるに相応しき存在……それが貴様だッ!!!」
「ロイド殿!!真なる羞恥の頂点を賭けてッ!!拳で語り合おうぞ!!」
ロイド「語らねぇよ!!この腹で語ったら羞恥しか伝わらねぇわ!!」
リングが震える。パンツが舞う。羞恥と誇りが拳に込められる。
パンツ型リングの中央に、羞恥と誇りを背負った二人の変態が立っていた。
ロイド──中年ボディにブルマ、努力と根性グローブ。
ボクサム公爵──パンツマスクにボクサーパンツスーツ、羞と恥のグローブ。
リングの周囲では、どこからともなくあらわれた”マネキン観客”たちがパンツを振りながら無表情で応援。
マリス「!?…なにこれ…こわ!!」
リー・アル「ファイッ!カーンアル♡!!」
どこから取り出されたかわからない…羞恥ゴングが鳴り響き、 運命の闘いが始まった──!!
第1ラウンド:汗と羞恥の打ち合い
ボクサム「“羞恥ジャブ”!!」
ロイド「“努力フック”ッ!!」
バシッ!ビシッ!バチィィィッ!!
リングに布と汗が飛び散り、空間全体が羞恥蒸気に包まれていく。
ボクサム「いいぞッ!そのブルマ……拳に乗っているぞ!!」
ロイド「黙れえええええ!!俺だって履きたくて履いてるわけじゃねぇ!!てか…なんでやってんだぁぁぁぁ」
~観客席付近~
コト「なんか……打撃のたびに羞恥オーラが爆ぜてるでござる……」
マリス「もう何が起きてるか分かんねぇけど……熱いのは分かる……」
リリィ「羞恥に……魂を懸けてますわ♡……(スゥゥッ)」←煙草吸ってる
ーー数ラウンド後
激しい攻防の末、ボクサムとロイドの拳が交差する。
息を切らし、肩で呼吸する二人。
汗と羞恥にまみれた拳が、わずかにかすめ合う──
その瞬間、視線がぶつかる。
ボクサム「……ロイド殿……」
ロイド「……ボクサム……」
ほんの一瞬、拳で語り合う者同士の絆が、そこにあった。
羞恥というフィールドに身を投じた二人は、確かに感じていた。
この不可解な試合の中に、**言葉を超えた“熱”**があることを──!
ボクサム「貴殿の拳……笑いではない。“本気の羞恥”だ」
ロイド「……あんたのパンチ、変態だけど……伝わってきたよ……“覚悟”が……!」
ボクサム「ならば尚更だ。羞恥を抱きし者同士……拳で語り合うしかあるまい!!」
ロイド「いいぜ……!逃げねぇよ!!羞恥の重み、拳で受け取ってやるッ!!」
互いの心に、羞恥と拳で築かれる奇妙な友情の芽生えが──確かにあった。
最終ラウンド──運命の瞬間
ボクサム「これが……我が奥義ッ!!羞恥崩拳“パンティ・フィニッシュ”ッ!!!」
ロイド「だったら俺もいくぞ!!“ブルマクロス──根性カウンターッ!!”」
二人の拳が交差した。
布と布がぶつかり、羞恥と羞恥が反応し──空間が爆ぜる。
クロスカウンターッッ!!!
ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!
リング全体が、羞恥の衝撃で震える。
布と布がぶつかった点から羞恥爆発が起こり、蒸気とオーラが天井まで吹き上がる!
その瞬間、周囲の空気がピタリと止まる。
観客の髪がなびく(気がした)。
リングがきしみながら沈黙する。
時間が、羞恥の渦の中で静止したかのようだった──。
マリス「……」
コト「……」
リリィ「……(スゥゥ……)」
──そして、二人は同時に──
ドサァッ!!
リングへと、倒れ込んだ。
リー・アル「ワァオ♡これは……両者ダウンアルね♡」
そして、ノリで始まるカウント。
リー・アル「ワンッ!ツーッ!スリーィ……!」
ロイド「う……ぐ……!!」
汗と羞恥にまみれたロイドが、ブルマを引き上げながら、よろよろと立ち上がる。
リー・アル「……ナイン……テンッ!!
勝者ッ!!──中年変態勇者・ロイドゥゥゥ!!♡♡」
ロイド「ふっ……はっ……!勝った……のか……!?」
ボクサム「フフ……見事であった……ロイド殿……」
ロイド「……あんたもなッ!!」
ふたりは、羞恥と誇りを乗せた拳を下ろし、がっしりと抱き合った。
汗と羞恥に濡れた中年とパンツ戦士の──美しくもどうしようもない抱擁。
コト「……拙者たち……何を見せられてるんでござる……?」
マリス「これ……”スポーツ”って奴なのか?演劇……なのか?」
リリィ「愛(中年×パンツ)……かもしれませんわ……♡(スゥゥッ)」
──しかしその時だった。
ボクサム「わたしの使命は……終わった……」
その身体が、スゥッ……と白い光に包まれ──
ボクサム「さあ……行け…変態勇者よ……パンツの未来は…… 貴殿に託す……」
ロイド「……おい、やめろ。やめてくれ……!」
次の瞬間──
ボクサムの姿がただのボクサーパンツ一丁に変わり、ぽとりとリングに落ちた。
ロイド「ボクサムぅうううううううううううううッッッ!!!!」
膝をつき、号泣する中年ブルマ姿のロイド。
彼の目から、涙と汗と羞恥が混ざった液体が静かに床を濡らしていた。
──その瞬間。
ズズン……
どこからともなく、リング横の空間が歪み、
次の階へと続く石造りの階段が現れた。
コト「あっ……階段、出てきたでござる……」
マリス「よし、行くか」
リリィ「なんだか……今なら羞恥耐性が1段上がった気がしますわ♡」
三人はロイドを一瞥しただけで──
スタスタスタ……サッと階段を上り始めた。
三人は一瞬ロイドを見ただけで──スタスタスタ…と階段を上って行こうとした…その時
ロイド「ま、待って……!俺は……ボクサムと……!置いていけるわけ──!」
ロイド、パンツを抱いて転がるように階段の前に立ち塞がった
ロイド「ボクサムは俺の中でまだ生きてるんだあああああああ!!離れたくないいいぃぃぃ!!!」
「うっ……なんかぬるい……ボクサムぅ……っ!!」
コト・マリス「えぇ…(困惑)」
リリィ「うふふふ♡」
コト達はロイドの今の姿(中年男がボクサーパンツに号泣する)に困惑していると、リー・アルがやれやれという顔をしながら
リー・アル「まったく…これじゃ…埒があかないアルねぇ~♡」
そう言うと、彼女はロイドのブレスレットに手をかざし──
ビリビリビリビリッ!!
ロイド「ぎゃああああああああああああ!!ボクサムううううううう!!離れたくないのおおおお!!」
ブルマ姿で抱きしめていたパンツを手放し、バチバチと電撃を浴びながら強制移動させられる。
リー・アル「シャッチョサン♡まだまだ先は長いアルよ♪
泣くのは後にして、次の羞恥へ♡レッツ羞恥ラァイド♡」
──こうして、ボクサムとの別れに涙を流しながら、ロイドは半ば強制的に次のフロアへ向かっていった。
虚無ノ塔・第一層《羞恥の間》──完。




