第18話 「新たな”変態衣装”仲間誕生!」
*この作品には…過度な飲酒描写と喫煙描写が含まれていますので、
苦手な方は ブラウザバックして下さい(震え声)作品中の行為や行動について
よい子の成年は絶対真似しないでください(注意喚起感)
なお、お酒とたばこは20歳になってから…容量・用法を守って
正しく摂取してください(未成年への注意喚起感)
前日の夜──。
モリゾウの家に泊まったロイドたちは、メイドカフェと田舎の古民家が混ざり合ったような異様な空間で一夜を過ごしていた。
部屋の壁には「おかえりなさいませ♡」とピンクの筆で描かれた看板、テーブルの上には猫耳型のティーセット、畳の上にはなぜかフリルのついた座布団がずらりと並んでいた。
マリス「なんだこの和洋折衷羞恥空間は……」
リリィ「お部屋の隅にある“ご奉仕ベル”が押すたびに『にゃん♡』って鳴るのが精神的にキますわ……」
コト「おいら、酔う前に色んな意味で限界でござる……」
リー・アル「シャッチョサン、ベッドの布団カバーに“変態勇者抱き枕プリント”がされてたアル♡」
ロイド「全部モリゾウの趣味かよぉぉぉ!!!」
そんな“癒やし(?)の空間”で強制的に休息をとった一行は、朝日と共に東の港へ向かった──。
港町アリセリア・東の港。
朝日が差し込む静かな海に、ひときわ異彩を放つ巨大な船が停泊していた。 全体は淡いピンクで塗装され、船体側面には筆記体で描かれた「もえもえきゅんきゅん♡号」の文字がキラキラと輝いている。 マストの上には常識を超えた巨大な猫耳、船尾にはふわふわと風にたなびく長い猫のしっぽ。 船体の下部には肉球型の窓まで取り付けられており、船というより、どこかのテーマパークの移動アトラクションのようだった。
ロイド「……これで旅立つの?マジで?」
その目は真顔で絶望を湛えていた。
マリス「逆にここまで振り切ってると、もう清々しいな」
肩をすくめつつも、やや感心したように船体を見上げる。
コト「拙者、酔いよりも羞恥の方が先にきそうでござる……」
どぶろくの瓶を片手に、うっすら震える口元。
リリィ「これはもう文化として受け入れるしかありませんわ……」
まるで芸術品を眺めるような顔で、煙草の煙を吐きながら呟く。
そして、キラキラのタラップを降りてきたのは── 長身でスラリとした肢体、精悍な顔立ちに切れ長の目、艶やかな黒髪を後ろでポニーテールにまとめた、まるで絵から抜け出してきたような美青年。 だが──彼が一言発した瞬間、すべてが台無しになった。
トモゾウ「おぉ〜い♡ ご主人様方〜♡ ようこそ、もえもえきゅんきゅん♡号へ〜にゃん♡」
その語尾は媚びを通り越し、もはや殺意レベルの破壊力。
ロイド「だぁぁぁあああ!!その口調でその顔は詐欺だぁぁ!!」
思わず全力で叫ぶロイド。
モリゾウ「紹介しよう。この船の船長にして、ワシの一番弟子──トモゾウじゃ」
リー・アル「ギャップがすごすぎて視界がバグるアル……」
トモゾウはうっとりとした目でロイドたちを見回し、長い睫毛をバサリと瞬かせてから、両手を胸の前でくるんと丸めて猫ポーズをとった。
トモゾウ「このたびはお越しいただき誠にありがとうございまちゅ♡ 出航までにゃんにゃん準備しまちゅので、どうぞごゆるりと〜♡」
ロイド「無理無理無理無理!!!絶対慣れねぇこのテンション!!」
そして数十分後──
荷物を積み終えた一行は、もえもえきゅんきゅん♡号の甲板に整列し、出航の時を迎えていた。
モリゾウ「……ここまで来たか、ロイドよ」
ロイド「お、おう……。なんかいろいろあったけど、もうここまで来たらやるしかねぇよな……」
モリゾウはうなずくと、どこからともなく風を背負って格好つけながら、手を挙げて見送る。
モリゾウ「“虚無ノ塔”へ続く道は、まだまだ遠い……が、羞恥を恐れぬその姿、しかと見届けた。 いってらっしゃい──我が誇り高き変態たちよ♡」
リリィ「……いちいち羞恥の押し売りがすごいですわね」
トモゾウ「にゃふ♡ 船長トモゾウ、出航準備完了でちゅ♡ さあさあ、出発にゃーん♡」
マリス「お前のテンションにだけは一生慣れそうにねぇ……」
甲板の鐘が鳴り、もえもえきゅんきゅん♡号は静かに港を離れていった。
ロイド「……はぁ。行き先は遠く、同乗者は変態。旅の予感しかしねぇ……」
そして始まる、カオスの船旅──羞恥と波間に揺れる、新たなる試練の幕開けであった。
──出航から三日後。
船上では、風を受けてたなびく巨大しっぽと共に、羞恥の空気が変わらず漂っていた。
ロイドは船縁に肘をつき、海を見ながらぼやく。
ロイド「なあ、トモゾウ……お前、なんであのモリゾウの弟子になったんだよ」
トモゾウは片目をつぶり、うっとりした表情で語り始めた。
トモゾウ「ふふ♡ 昔、ワタクシが自分に自信を持てずにいた時……モリゾウ様だけが言ってくださったんでちゅ♡『そのままでいいにゃん♡世界はお前の変態を待ってるにゃん♡』って♡』」
ロイド「だ、だめだ……この船、会話の半分が“にゃん♡”で構成されてる……」
リー・アル「シャッチョサンの羞恥耐性が徐々に上がってる気がするアル」
しかし──その時、船の横から水飛沫があがった。
コト「……何か来るでござる!」
海面を割って現れたのは、魚人型のモンスターたち。全身がぬめぬめと光り、鋭い爪を振りかざして次々と甲板に飛び乗ってくる!
リリィ「……せっかく風流に煙草を楽しんでいたのに……邪魔、ですわね」
マリス「久々の実戦だな……よし、ギャンブルタイムといこうぜ!」
ロイド「はいはい!わかったよ!もうツッコミやめて戦うよォ!!」
すると──
トモゾウと仲間たち(猫耳付きの船員たち数名)が一斉に前に出て、華麗なターンを決めながら、ロイドたちの前に立ちはだかる。
トモゾウ「ここは──わたくしたちにお任せくださいませ、ご主人様♡」
船員A「お守りいたしますにゃん♡」
船員B「ご奉仕こそ、我らの使命にゃん♡」
ロイド「え、ちょ、なんか変な劇場始まった!?!?!?!?!?!?!」
こうして、羞恥と猫耳とピンク色の甲板で──魚人との真剣バトルが幕を開けた!
トモゾウ「さあ、変身の時間にゃん♡ みんな、いくにゃんよ〜!」
すると、船員たちが一斉にポーズを取り、どこからともなく流れ始める変身ソング。
♪「にゃんにゃんキュートにお給仕変身♡ ご奉仕精神全開モード♡」
光とハートマークが甲板中に弾けると、彼らの衣装が瞬時に切り替わった。
──ふんどし(レース縁取り・ピンク)、猫耳カチューシャ(自動ゆらゆら機能付き)、しっぽ(鈴入り・反応型)が完全装備され、肌は輝き、羞恥オーラが凄まじく立ち上る。
ロイド「うわあああ!?ホントに変身したァァ!?!?羞恥耐性どうなってんだよこの人たち!!」
船員A「にゃんとぉぉっ♡愛と羞恥の一撃にゃんブレイクっ!」
船員B「さかなごときにゃんにゃんカットぉぉぉ!!」
トモゾウ「この恥じらいこそ最強の鎧っ……!受けよっ!“ご奉仕拳・昇龍にゃんぱいあー♡”!!」
猫耳舞う乱舞の中、魚人たちは次々に海へと投げ飛ばされ、羞恥必殺コンビネーションがさく裂していく!
ロイド「……いやもう何が起きてるのか説明できねぇ……でも、めちゃくちゃ強いな……!」
しかし、そのとき──海面が再び大きく泡立ち、巨大な影が姿を現す。
コト「な、なんだあれは……でっかいでござる……!」
水柱と共に現れたのは、全長数十メートルはあろうかという巨大なタコ型モンスター。無数の触手が船を狙ってうねり、一本一歩がまるで砲塔のように力強く叩きつけられる。
リリィ「魚人なんて比じゃないわね……」
トモゾウ「み、みんな、フォーメーション・にゃんご奉仕陣形Cで迎撃にゃん♡!」
しかし、タコ型モンスターの圧倒的パワーの前に、トモゾウたちは徐々に押されはじめる。触手に吹き飛ばされ、猫耳が取れそうになりながらも奮闘するが──
トモゾウ「ぐふっ……っ!これは……さすがに……厳しいでにゃん……♡(ドサ)」
ロイド「おいおい、まじでヤバいじゃん!さすがにあれは任せきれねぇだろ!」
マリス「ようやく俺たちの出番ってわけか」
リリィ「全身ずぶ濡れ覚悟ですわね……」
コト「拙者のどぶろく、タコに奪わせはせぬ!」
リー・アル「シャッチョサン、出番アルよ!羞恥と共に突撃アル!」
ロイド「よーし!いくぞみんな!羞恥の力で、あのイカす──って、イカじゃなくてタコだこれぇぇぇぇ!!!」
ロイド「おいおい、まじでヤバいじゃん!さすがにあれは任せきれねぇだろ!」
マリス「ようやく俺たちの出番ってわけか」
リリィ「全身ずぶ濡れ覚悟ですわね……」
コト「拙者のどぶろく、タコに奪わせはせぬ!」
リー・アル「シャッチョサン、出番アルよ!羞恥と共に突撃アル!」
ロイド「よーし!いくぞみんな!羞恥の力で、あのイカす──って、イカじゃなくてタコだこれぇぇぇぇ!!!」
その瞬間だった。
ロイドが荷物袋に忍ばせていた、モリゾウから授かった“ネコメイドのふんどし”が、突如としてまばゆい光を放ち始めた!
ロイド「うわっ!?こっちで勝手に光りだしたぞ!?やばくないこれ!?」
そのふんどしはふわりと浮き上がると、まるで意思を持ったかのように甲板を滑空し──
コト「ん?何か飛んで──ぎゃあああ!?!?」
まさかの強制装着! ふんどしがコトの腰へビタッと貼り付き、瞬時に羞恥変身が開始された!!
コト「な、なんだ!?お、おいらのふんどしが──!??」
もともと侍風の凛々しい装束を着ていたコトの衣装が、羞恥の光に包まれ、徐々に姿を変えていく。 光がコトの全身を包み込み、猫耳が頭にぴょこんと生え、腰にはもふもふのしっぽ。 そして現れたのは、さらしで胸元をぎゅうぎゅうに締め上げた上半身に、モリゾウ譲りのふんどしが腰に食い込み、両足は絶対に守られていない絶対領域仕様。 裾の短い和服風のメイド服が微妙に翻り、どこを見ても目のやり場に困る変態仕様だった!
リリィ「うふふ……コトさん、まさかのモリゾウ様スタイル……」
コト「ちょ、ちょっと待つでござる!?拙者、こんな格好で戦うのか!?羞恥が限界突破しておるぞ……っ!!」
コト「これでは……これではお嫁に行けぬでござるぅぅぅ!!」
だが、その時──ロイドの腰の“星柄パンティ”もまた、共鳴するように輝きだした!
ロイド「やばい、こっちもか!?……って、えぇぇ!?今回の衣装、いつもよりド派手だぞ!?!?」
彼の身体は光に包まれ、現れたのは……ヒラヒラの超ミニスカート、ラメ入り網タイツ、肩には謎のフリルマント、背中には「変態勇者」の光るロゴが浮かぶ──
ロイド「うぅ……これが“強制進化形態”か……!……酒だ、酒をくれぇぇぇ!!」
コト「拙者も限界突破にはどぶろくが必要でござる!」
二人は同時にラッパ飲みを開始。その場にアルコール臭と羞恥が満ちた次の瞬間──
ロイド「いくぞおおお!羞恥の絆、見せてやるぅぅぅ!!!」
コト「おいら、飲んで、斬って、舞い上がれ!!千鳥足殺法・千鳥足乱れ斬りィィィ!!」
ロイド「変態勇者奥義・パンティブレイジングストライクッ!!」
タコ型モンスターの目が、ほんの一瞬見開かれた。
その直前、リリィは両手をすっと掲げ、口にくわえた煙草をぎりぎりまで吸い込み── リリィ「“メビウス・スモークヴェール”──包んで差し上げますわ」
吐き出された銀煙は魔法陣を描きながら、タコの視界を奪う煙幕と化す。
マリスは甲板の隅でトランプをシャッフルし、一枚引いた。 マリス「ジョーカーか──じゃあ派手にいこう。トランプ兵団・フルハウス召喚!!」
煙幕の中から現れた無数のトランプ兵が、タコの触手を押さえつけ、動きを封じていく。
リリィ「ふふ……お膳立ては整いましたわ」 マリス「派手な出番、持っていけよ変態ども」
その刹那──光と酒と羞恥が交差し、巨大な触手を真っ二つに斬り裂き、
「ぎょわああああああ!!!」
という奇怪な断末魔を上げながら、タコは海の彼方へぶっ飛んでいった。
マリス「……変態、やっぱ強ぇな……」
リリィ「変態の可能性って……底が知れませんわね」
リー・アル「羞恥の力、無限大アル♡」
トモゾウ「にゃ、にゃにゃ……なんて美しい……変態の戦いなんだにゃん……っ!!」
船員A「師匠の目に狂いはなかったにゃん!変態こそが、世界を救うにゃん♡」
船員B「まさに、理想の羞恥バトルにゃん♡」
トモゾウは両手を合わせ、感涙にむせびながらロイドたちに深々とお辞儀をする。
トモゾウ「ロイド様、コト様……いや、“偉大なる羞恥の英雄”たちよ!本当に……お美しかったにゃん♡」
ロイド「いや褒め方おかしくない!?俺たち美的価値観の迷子みたいになってない!?」
トモゾウ「今夜は盛大に祝うにゃん!萌え萌えたこ焼きパーティーにゃん♡ 魚人たちの分も活用して、おかわりいっぱいにゃん♡」
リー・アル「タコじゃなくて、羞恥がメインディッシュになりそうアル♡"
その夜。 甲板には即席の宴会スペースが設けられ、たこ焼き器がジュウジュウと音を立てる。
もえもえきゅんきゅん♡号の船員たちは、猫耳&ふんどしスタイルのままテンション最高潮。
ロイドたち一行も、例によって戦闘時の羞恥衣装のまま着替えられず、半ばあきらめの境地で宴会に参加していた。
ロイド「……くそっ、なんで脱げねぇんだよ……パンティのくせに意思を持ってるとかおかしいだろ……」
コト「拙者のさらしもピクリとも動かんでござる……お嫁に行けぬのに、たこ焼きは美味い……っ」
リリィは優雅に煙草をくゆらせながら、タバコの灰でたこ焼きを回転させており、マリスはトランプでたこ焼きの具材をランダムに決定する“ギャンブル焼き”に熱中していた。
トモゾウ「さあさあ〜!たこ焼きは愛と羞恥で焼き上げるにゃん♡ 熱いうちにどうぞにゃん♡」
ロイド「……羞恥もアルコールで流し込めば、まぁ……なんとかなるよな……」
その直後──
コト「ガハハハッ!!羞恥万歳だぁぁぁぁ!!!」
リリィ「たこ焼きと煙が尊いですわ!!!」
マリス「網タイツで踊り出すとか、ギャンブルで負けた気がするっ!!」
羞恥衣装のまま酒を煽ったロイドたちは、全員が酔いの限界を突破し、狂気乱舞を開始した。
コトはふんどし姿で船上を転がり回り、リリィはたこ焼き用の串を二刀流にして盆踊りのように舞い、マリスはトランプを空にばら撒きながら意味不明なシャッフルダンスを披露。
リー・アルは羞恥耐性をデータ化して実況中継を始め、トモゾウたちは感激で泣きながらそれを全力で称賛した。
──それは、もはや宴会ではなかった。 羞恥と酒と熱気が渦巻く、変態カオスの大海原だった。
数時間後。
船は静かに目的地──“シン=ラグナ大陸”の港へと近づいていた。
朝焼けの中、ロイドたちは酔った頭と羞恥衣装を抱えたまま、次なる変態冒険の地へと足を踏み入れようとしていた。




