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はらつい・孕ませましたがなにか? ~勇者パーティ内で女性メンバー全員を口説いて回った最強チートの俺が、リーダーにばれて追放? だが、もう遅い~  作者: にわとりぶらま


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第90話 進化済みなのでキャンセルは効きません

「や、やはり、カローラ城でやすよね… あっしも最初は見間違いかと思いやしたが…」


カズオが顔を強張らせてカローラ城を見る。


「確かに形はカローラ城だが… あんな色になるともう、ラブホテルにしか見えんな…」


 俺は元の世界のラブホテルを思い出す。なんでどこもかしこも、ピンク色や城みたいな所が多いんだろうな…


「旦那、そのラブホテルというのは?」


「あぁ、こっちの世界にはそんなものは無いだろうな… 言い換えれば、自分で女を連れて行く娼館みたいなものだ…」


「あぁ、なるほど… それなら、なんとなく分かりやす」


「しかし、なんであんな色にって、多分、プリンクリンの奴だろうな…」


プリンクリンの奴が拠点にしていたウマリホーの町並みもあんな風になっていたからな…


「で、どうしやす?」


「どうするって… まずはカローラの心の準備をさせる事が必要だろ…」


 自分の家がいきなり、ラブホテルや娼館みたいになっていたら、さすがのカローラも驚きすぎて何をしでかすか分からんな…


「俺は、ちょっとカローラを起こしてくるから、カズオは馬車をこのまま止めておいてくれ」


「へい、分かりやした」


俺はそう言って、連絡口から馬車の中に入っていく。


「主様、何があったのじゃ?」


シュリが俺の姿を見て聞いてくる。


「ちょっと、カローラにとってショッキングな事があってな… ショッキングピンクだけに…」


シュリは俺の言葉の意味が分からず、首を傾げる。


 俺は梯子を上り、寝台へとあがっていく。寝台の上では骨メイドに寝かしつけながらカローラが寝息を立てている。


「ちょっと、カローラに重要な事を伝えなければならん、起こすぞ」


 前に手を伸ばしたら、骨メイドに手を叩かれたので、俺は骨メイドに事情を伝えてから、カローラに触れて起こす。


「おら、カローラ、起きろ」


「ふぇ~ イチロー様ぁ~ なにぃ~」


先ほど、寝始めたばかりなので、眠りが浅いためか、すぐに俺の言葉に反応する。


「ちょっと… いや、かなり重要な話がある… カローラ、お前にとっては重大な事だ」


カローラはむくむくと身を起こし、目をこすり始める。


「重大な話って… この前、フェインで買ったカードパックにミケが入っていた事?」


「えっ!? マジで!? ミケ、カード化してたのかよ!! 俺、知らんかったぞ! って、そこの事は後で詳しく聞くとして、お前に見てもらいたいものがある」


 そう言えば、フェインで残っていたカードパック買っていたよな… 何が入っているか聞いてなかったが、ミケが入っていたのか… ちょっと、どんなのか見てみたいが、今は後回しだ。


「私に見せたいものって?」


「まぁ、これから見せるから、心を強く持つんだぞ…」


 俺の言葉に怪訝な顔をするカローラがのっそりした動きなので、俺は仕方なく、カローラを抱きかかえて梯子を降りる。


「なんじゃ? カローラ、どうして、怪訝な顔をして主様に抱えてもらっているのじゃ?」


シュリは贔屓じゃとでも言い出しそうな顔で俺とカローラを見ている。


「ちょっと、カローラにこれからショッキングな物を見せるから察してやってくれ…」


俺がそう言葉をかけると、シュリはため息を着いた後、少し納得したような顔をする。


「いいか、何を見ても取り乱すなよ、また日が昇っているから、日の光を浴びたら火傷するぞ」


俺はそう言いながら、連絡口をくぐる。


「えぇぇ… そんなに凄いものなのですか?」


カローラは疑いを持った瞳で言ってくる。


「まぁ… 見てみたら分かる…」


「あっ、旦那、カローラ嬢、来やしたね」


俺は御者台の上にカローラを抱えたまま、乗り上げる。


「ほれ… カローラ見てみろ…」


俺は全体がピンクになった城を指さす。


「なんですか? あの悪趣味な城は?」


カローラはあの城の正体が分からず、そんな言葉を口にする。


「あれ、お前の城だぞ…」


「えっ… えぇぇっ!? うそ!! あの悪趣味なピンクの娼館みたいなのが私の城!?」


 俺の言葉に、最初は小さいな疑問の声を漏らしたカローラであったが、城の形をよく確認して自分の城であると分かると、驚きの大声をあげる。


「どういう訳か分からん… いや、多分、プリンクリンのせいだと思うがお前の城だぞ…」


「いやぁぁ~!! やだぁぁぁ!!! あんな悪趣味な城いやぁぁ!!! カズオ! 早く! 早く戻ってぇ!!!」


カローラは混乱して騒ぎ始める。


「こら! カローラ! 暴れるな! 火傷するぞ! カズオ、早く出してやってくれ!」


「へ、へい! 分かりやした」


 俺は、取り乱して暴れるカローラを押さえながら、カズオに馬車を出す様に言う。カズオも事態を察して、すぐに馬車を走らせる。


「プリンクリン… あの人、なんて事をするのよっ! あれじゃぁ、娼館と思われるじゃないの!! 私の城が… 私の城がぁぁ…」


 カローラが珍しく取り乱している。まぁ、自分の家が娼館みたいになったら、取り乱すのも仕方がないが、カローラの場合は、元のあの城の姿を気に入っていたのであろう。


 ぎゃあぎゃあと騒ぐカローラを火傷をしないように押さえながら、馬車は進み続け、城の入口まで見える所まで来た訳だが、城門の所にいる見張りの姿も何かおかしい。


「あそこにいる、門番代わりの骨メイド… なんかいつもと姿が違わないか?」


「うそっ! あの子たちまで魔の手が及んでいるの!?」


 カローラは目を皿のようにして門番の骨メイドの姿を見る。すると、なんだか、俺の世界で日曜の朝にやっている大きなお友達も見る、女児向け変身ヒロイン・戦闘美少女アニメのような姿をしている。


「あ、あれって… まさか、プリンクリンの好きそうな衣装じゃないか?」


「いやぁぁぁ!!! やめてよぉぉ!!! 私のメイド達がぁぁぁ!!!」


 城だけではなく、そこの住人の骨メイド達まで、プリンクリン色に染められて、カローラは涙目になって叫ぶ。


「カズオ! カズオォォ!!! 急いでよぉぉぉ!!! もっと早くぅ!!!」


「えぇ… これ以上は…」


 カズオも出来る限りの速さは出しているが、流石にこれ以上は出せない。俺たちの乗せた馬車は入城にはありえない速度で城門をくぐる。


 すると、俺たちの到着を分かっていたのか、城の骨メイド達が、例の大きなお友達も見る、女児向け変身ヒロイン・戦闘美少女アニメのような姿で整列し、俺たちの到着を待っている。


「いやぁぁぁ!!! みんながぁぁぁ!!! みんながぁ!!! プリンクリン色に染まってるぅぅぅ!!!」


カローラはそのメイド達の姿を見て絶叫をあげる。


 その骨メイド達の中央から、一際豪華な大きなお友達も見る、女児向け変身ヒロイン・戦闘美少女アニメ衣装を纏った人物が進み出てくる。


「ダ~リン☆ おかえりなさ~い☆ 私、待っていたんだからぁ~☆」


満面の笑みを浮かべるプリンクリンの姿があった。



※大事な事なので三回言いました。


連絡先 ツイッター にわとりぶらま @silky_ukokkei


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作品に興味を引かれた方はぜひともお願いします。


同一世界観の『世界転生100~私の領地は100人来ても大丈夫?~』が

最終回を迎えました。よろしければ、そちらもご愛読願います。

https://book1.adouzi.eu.org/n4431gp/


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