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はらつい・孕ませましたがなにか? ~勇者パーティ内で女性メンバー全員を口説いて回った最強チートの俺が、リーダーにばれて追放? だが、もう遅い~  作者: にわとりぶらま


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第112話 ハルヒ確保!

 俺はハルヒ・ニシゾノと話をするために馬車に近づくが、その扉の前ではガッチリとシュリがガードをしている。


「なぁ、シュリ、俺は彼女と話をしたいんだが、そこをどいてもらえるか?」


扉の前で仁王立ちしながら腕組みをして、俺を睨みつけるシュリに声を掛ける。


「ダメじゃ」


俺はシュリににべもなく断られる。


「え~ そんな事を言うなよ~ 恐らく彼女も転生者だと思うから、色々話を聞いてみたいんだよ」


「ダメじゃ! ダメじゃ! 今は特にダメじゃ! ハルヒ殿は今、身体を拭いて着替えをなさっておる! なので、主様の様な性欲まみれの爛れた人間は特に通す事が出来ぬ!」


 シュリは頑なに頑として、俺とハルヒとの接触を許そうとしない。くっそ! 俺の手の内を知っている人物から警戒されると、これだけ面倒になるのか… しかし、性欲まみれの爛れた人間って… 実際、そうだから言い返せない…


「そんなことを言わずに彼女に合わせて話をさせてくれよ~ ただ話をするだけだから… ほら、俺の目を見てくれ! これが嘘をついている人の目に見えるか?」


俺は久々のイケメン爽やかフェイスでシュリを見詰める。


「男前の顔を作っても、その目が色欲に染まって澱んでおるわ!」


シュリはそう言って、眉をつり上げ、ふんっ!と鼻を鳴らす。




 どうして、この様な事になっているのかと言うと、時はハルヒ・ニシゾノと遭遇した時に遡る。


「えっ!? 君がハルヒ・ニシゾノ!?」


「はい、そうです。私がハルヒ・ニシゾノです」


女性は微笑んで答える。


「ハルヒ殿じゃ! ハルヒ殿じゃ~!」


 女性の言葉を聞いて、シュリは憧れのアイドルにでも出会ったかの様にハルヒに飛びつきじゃれる。


「まぁ、可愛い女の子ね、貴方はだあれ?」


「わらわはシュリじゃ! ハルヒ殿の『初恋、はじめました』の第一のファンじゃ!」


「まぁまぁ~ 嬉しいわ~ こんな可愛い女の子が私のファンだなんて、うふふ」


無邪気に戯れるシュリの姿にハルヒは微笑んで答える。


 俺はその様子に目を丸くする。広場の掲示板前で、俺に声をかけてきた二十歳前後の女性が情報提供者ではなく、ハルヒ・ニシゾノと分かった。そして、俺は彼女の容姿をマジマジと見た。


 服装こそ、ヨレヨレの薄汚れた寝巻の様な衣装のカフタンを着ていたが、そのブカブカの衣装の上からも分かる巨乳、あまりにも大きすぎて、乳の所が乳袋のように乳房の形が分かるぐらい大きかった。ちなみに釣り鐘型な。それでいて、袖や裾から伸びる手足はするりとスマートで、やせ型なのが分かる。つまり、俺のドストライクゾーンのスレンダー巨乳(釣り鐘型)だ。


 また、顔の方も、そんなに垢ぬけてなく、人が良さそうで騙されやすそうな性格が伺える顔をしていて、黒髪の腰まで届く少しウェーブの入った髪とおぼこい所が更にいい!

 

そんな風に俺がいらしい目つきで見ていると、シュリが俺の目つきに気が付き、即座に反応する。


「ダメじゃぞ! 主様!」


シュリはさっとハルヒの前に立ちはだかる。


「なにがダメなんだよ」


「眼が良からぬ事を考えていると言っておる」


「べ、べ別にそんな事は考えてねぇよ!」


 でも、実際はウリクリの本屋で買い損ねた、あのエロ本の表紙の女の子の絵とこのハルヒの姿を重ね合わせてエロい事を考えていた。衣装が違うだけでまんま、瓜二つなんだよなぁ~


「まぁまぁ、シュリちゃんは私の事を守ってくれるのねぇ~ それで私を探しているという事だけど、なんの事でしょうか?」


シュリに微笑んで返した後、シュリ越しに俺に尋ねてくる。


「わらわは、ハルヒ殿を救いに来たのじゃ! そして、『初恋、はじめました』の続きを書いて欲しいのじゃ!」


俺が答える前にシュリがハルヒに振り返り答える。


「まぁ! そうなの!? でも、ごめんなさいね… 私、今は食べるのに精一杯で書く余裕がないのよ… それに紙もないから…」


「大丈夫じゃ! わらわがハルヒ殿を養ってみせる! 大切にする! ちゃんと食べ物と寝床も用意する! だから、わらわと一緒に来て欲しいのじゃ!」


おまっ… プロポーズでもしているのかよ、シュリ…


「まぁ! そこまで私の事を思ってくれているのね! 嬉しいわ~ シュリちゃん! じゃあ、私、シュリちゃんと一緒に行くわね」


 ハルヒはシュリの両手を握りしめて答える。ハルヒもハルヒでそのプロポーズみたいなのを受け入れるのかよ…


「チョロインね…」


俺の頭の上のカローラが呟く。


「あぁ… 確かにチョロ過ぎる…」


俺もカローラの言葉に小さく答えた。


そういう事で、ハルヒ・ニシゾノを俺たちの馬車の中で保護する事となった訳である。



そして、時は俺とシュリが馬車の入口で問答していた時に戻る。


「なぁ~ シュリ、ちょっとだけ、ちょっとだけだから…先っぽ… じゃなくて、ちょっと話しをするだけだから」


「ダメじゃ! 今、ハルヒ殿は着替え中じゃ!」


俺は拝むようにシュリに頼み込む。着替え中なら猶更、中に入りてぇ~


「どうしたの? シュリちゃん」


 俺が頼み込んでいると、俺たちの物音に気が付いて、ハルヒ・ニシゾノ本人が馬車の扉の中から顔を出してくる。


「あっ! ハルヒ殿、着替えは終わったのか?」


「えぇ、この通りよ。こんな服着るのは初めてだけど」


そう言ってハルヒは馬車の扉を開け放ち、その姿の全貌を見せる。


「うぐっ!」


 俺はその姿に声を出した口元を押さえる。ハルヒの姿はあのダボダボでヨレヨレの小汚い寝巻のようなカフタンから、いつも骨メイドがきているメイド服に着替えている。しかし、いつもは骨メイドがきているメイド服であるが、生身の人間が着るとここまで破壊力があるとは…


 特に胸のあたりは、厚手の布地ではなく、白い柔らかな薄手の布地なので、ハルヒの釣り鐘型の巨乳もあいまって、乳袋状態の胸元は破壊力抜群である。これをエロい目でみるなと言う方が無理だ…


「あぁ、イチローさんもいらっしゃったんですね」


 ハルヒは俺の姿を見つけて微笑みかけてくる。うわぁ~これはたまらんなぁ~ おっと、シュリの眼があるんだ、気を付けないと… 平常心、平常心。ここはいつものイケメンさわやかフェイスにしないと…


「はい、ハルヒさん、私は貴方に少々お話があるのですが… 貴方の事を独り占めしたいシュリが邪魔をするもので…」


「まぁまぁ、そうでしたの? うふふ、シュリちゃんたら、そんなに私の事を気にかけているのね、ありがとう、シュリちゃん」


「と、当然の事なのじゃ…」


ハルヒの言葉にシュリは真っ赤に照れながらもじもじする。


「シュリちゃんと一緒にお話を聞くという事でよろしいですか?」


ハルヒはシュリの頭を撫でながら、俺に尋ねてくる。


「分かりました、それでお願いします」


俺はイケメンさわやかフェイスを保ちながら答えた。






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