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新しい小説も執筆中そのうち出します。


「ガハッ・・・てめぇごときが舐めてんじゃねえ!!!」

木々に受け止められたニッグは、すぐに状況を理解し激昂した。


「だからもう、諦めろ」

再び襲いかかってくるニッグに、リードは音速のパンチを繰り出し、またも吹き飛ばした。




「くそ・・・・・死にさらせ・・・・」

何度も何度も繰り返された、一方的な殴り合いにより、遂にニッグは動かなくなった。


「どこかで何かが起きていたら、お前も違ったのかも知れないな」

リードがそう呟いた。


ガサガサッ


茂みが音を立て、リードは新たな敵かと、じっと見つめた。


「はぁはぁ、あれ?良かった、生きてたのか」

茂みから現れた男は、立っているリードと、倒れているニッグを見て、心底安心したように胸をなで下ろした。


「シフォン・・・お前、なんでここに・・・」

リードはかなり動揺して固まった。


「いや~、君の抹殺依頼が出たというのを聞いて、いてもたってもいられなくなっちゃって」

シフォンはリードに近づきながら、恥ずかしそうに頭を掻いた。


「よく・・来れたな」

リードは、構えをとき、力を抜いた。


「そこのニッグを追いかけてきたんだ。良くも悪くも目立つからね」

シフォンは、まあねとでも言いたげにフフンと鼻をならした。


「良かった良かった、君が無事で。・・じゃあ、死ね」

リードの目の前に来たシフォンは、隠し持っていたナイフを振り上げ、リードの胸めがけて一直線に振り下ろした。


「そうじゃない、良く俺の前に、姿を現せられたなと言ったんだ」

リードは、先ほどよりも速く、ナイフが届くよりも早く、拳を撃ち抜いた。


「おまえぇ!!俺を攻撃したのか、お前の一番大切な人だろ!」

肩から先が吹き飛んだシフォンが、何故殴れると叫んだ。


「確かに、一番大切な人だ。そして・・・俺が殺してしまった友だ」

リードの目つきはこれまでに見たことないほど怒りで吊り上がっていた。


「くそ、もう死んでやがったのか」

シフォンの声がみるみる変わっていった。


「なるほど、幻覚を見せられていたのか」

リードは冷静に状況を推測した。


「くそ、バレちまったか。そうだよ、俺が、橙色の悪魔『記憶の悪魔』さ、俺は幻術を掛けた者にとって重要人物の癖や、技にいたるまでマネて作り出すことが出来る。そして、その出来上がった幻覚は実体を持つ。・・・いつまで持つかな」

悪魔の最後の言葉をかわぎりに、辺り一面に無数のシフォンが姿を現した。


「ねぇ、見てて」「何で殺したの・・?」「お前のせいだ!!」「ねぇ、なんで?」「死ねぇ!」

自殺を図ろうとする者、ただ責め立てる者、襲いかかってくる者。無数の声は、確実にリードの精神をすり減らそうとしていた。


「下衆が・・・シフォンはこんなこと言わねえんだよ!!吹き飛べ!オラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!」

リードは拳のラッシュによりシフォンの幻影を吹き飛ばした。


「・・・・・・・・・幻術だからね、何度でも蘇るよ」

しかし、しばらくすると、再び何事も無かったかのように再び姿をあらわした。


「・・・・・なるほどな、お前の幻覚、範囲があるな?それは・・霧か?」

リードは状況を的確に理解し、答えを導き出した。


「!?・・・フフフ、ハハハハ・・・正解だよ。けどそれが分かって何になる!この湖全体を覆うほどの広さだぞ!それに、俺の範囲は限定的じゃない。霧は形を変えることも出来るんだよ、一カ所に留めておくなんざ、出来やしねぇのさ!」

悪魔は高笑いをして、余裕綽々と幻覚を作り出しては、攻撃してた。



「確かに出来ない・・・・・以前の俺ならな『闇の特異点(ブラック・ホール)

リードは人差し指を銃に見立て、空に向けて撃つと、頼りなく上がっていった黒い球は、頭上数十メートルに達すると、花火のごとく、一気にその大きさを見せつけた。



「何だこれ!・・吸われてる!?」

地面に蔓延っていた霧が、上空へと、黒い渦の中へと引っ張られていった。



「クソッ・・・・なんて言うと思ったか!!!バーカ!お前が相手にしてるのはずっと幻術だと言うことを忘れたのか?俺本体を見つけなきゃ意味ねぇんだよ!!」

悪魔は、最後のシフォンの幻影を使い、リードを煽った。


「分かってるさそんなことは」

それでもなおリードは笑った。



「『闇の特異点(ブラック・ホール)魔力(マジックポイント)』」

空に浮かんでいた黒い渦は、木々や、木の葉、空気を吸い込むことを辞めた。


次の瞬間、猛烈な力がリードに加わった。下からジェットが噴射しているかのように、黒い渦に引っ張られた。


読んでいただきありがとうございます。

感想、レビュー、評価、ブックマークよろしくお願いします。だいぶこれらのおかげでやる気が出るんです。嘘だと思ったら、一度小説を書いてみてください。

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