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第二百九十六話『ジェムボックス』

「よっしゃ、いくで!瑠璃!!」

珊瑚は魔法使いの美少女瑠璃に声をかけた。


そして走り出す。


「わかった」

瑠璃は呟いて構える。


「戦闘開始ね!」

ジェムボックスのお姉さん役の水晶がそう言った。


---

「とりゃああぁぁぁぁ」

ジェムボックスの美少女剣士珊瑚が、剣を広げながら走っていく。


「珊瑚ちゃん攻撃くるわよ!!」

美少女魔法使いの水晶が、珊瑚に告げる。

彼女の魔法使いのコンタクトには、『未来予測 - ビジョン』というスキルがついていて、敵や味方の動きの先が読める。


「よっと!」

珊瑚はそう言いながら、ウォーゴーレムの大きな攻撃を避ける。


「そんなのあたらんわ!!」

そう言いながら、更に走る珊瑚。


「『二刀流 - デュアルソード』!!」

珊瑚はさらに、自分のスキルを発動させた。

彼女のスキルは『二刀流 - デュアルソード』

二刀流で戦うことが出来るスキルだ。


「でた!『二刀流 - デュアルソード』!」

サラがその様子を見て言う。

デュアルソードは珊瑚のトレードマークとも言える。


「とりゃああぁぁぁ」

珊瑚は、ウォーゴーレムに近づき、二刀流で斬りつける。


「おりゃりゃりゃ!」

二本の剣で、交互に斬りつける。


「よっし、後は頼むで!瑠璃!」

珊瑚はそういいながら、その場を離脱する。


このあと、瑠璃の猛攻撃が始まるからだ。


「きますね・・・『魔法連射 - ラピッドファイヤ』!」

魔法使いの美少女奈緒子がそうつぶやく。

僕らが最近覚えた速攻と同じ仕組みを見たのは、この瑠璃が使っていた、『魔法連射 - ラピッドファイヤ』だった。


「『魔法連射 - ラピッドファイヤ』!!」

瑠璃がスキルを発動させる。

このスキルは発動中、魔法の連続攻撃が可能になるスキルだ。


「ファイヤ!ファイヤ!ファイヤ!ファイヤ!」

瑠璃はそう言って、四連続でファイヤを発動させた。


それぞれ違った軌道を描き、ウォーゴーレムの元に無我って行く。


ドカン、ドカン、ドカン、ドカン


着実に、炎を当てていく瑠璃。

通常はこうは行かない。

モンスターには硬直無敵時間があるからだ。


その時間内に攻撃を当ててもダメージを与えられない。

彼女は、そのギリギリの時間に魔法が届くように軌道を変えて当てているのだ。


「やっぱりすごいです!『弾道予測 - レーザーサイト』も使わずに!」

奈緒子は驚きを隠せない。

彼女の持つスキル『弾道予測 - レーザーサイト』はその弾道を表示できるので、かなりやりやすくなっているはずだが、それでも難しい。


「グオオォォォォォ」

ウォーゴーレムは珊瑚と瑠璃の攻撃を受けて、うめき声を上げて消滅していった。


「よっしゃ、サラ、どんなもんや!!」

ニッコリと珊瑚は微笑んだ


「やっぱりすごいね!珊瑚ちゃん達!!」

サラもその様子を見て楽しそうに言った。

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