第二百七十七話『連携』
「アキラちゃんと、高速対決してみたいね!」
とサラが笑った。
そう、さっき、『加速移動 - アクセルダッシュ』を使った
アキラのおもしろい戦い方を見て、モチベーションが上がっているようだ。
「さて、一気に行こうっ!」
と、サラがにっこり笑ってそう言った。
今残っているモンスターは『ハイスピードリザードマン』3体。2体が奈緒子を襲ってきたので、2体のモンスターをサラが電撃を纏った蹴りで吹き飛ばし、そのうち一体は奈緒子が『スローダウン』をかけて、行動を遅くしてある。
「いっくぞー!」
とサラは言いながら、奈緒子が『スローダウン』をかけた一番右の『ハイスピードリザードマン』に向かって走っていった。電撃のスキル『雷迅 - ライトニング』を発動させながら、高速で近づいていく。
「奈緒子は、攻撃に集中してていいよ!」
と僕は、奈緒子のそばに移動して、そういった。
そう、これから彼女達がやろうとしていることは、相手に襲われることに神経を使いながら出来るほど簡単なことではない。そこは僕が担保しないといけない。
「わかりました!心強いです!ありがとうございます!」
と、にっこり笑ってそう言った。
しっかり襲ってくる敵を倒せればいいなと思っていたし、いざとなったら、つかいたくないけど、身代りガードをしようと思っいてた。
それほどまでに、彼女たちの連携は高難易度だし、効果が高い。
そして、その言葉を信用してくれて、サラと一番右の『ハイスピードリザードマン』の動きをしっかり見ている奈緒子。
「奈緒子ちゃん行くよ!!」
とサラが飛び出す。
「はい!」
と奈緒子も答える。
そして、高速で『ハイスピードリザードマン』にサラが近づく!
『ハイスピードリザードマン』は奈緒子の『スローダウン』により、サラの電撃を纏った高速移動に追随できない。
「とぉっ!りゃっ!」
と、言いながら、バッと横に飛んで後ろに回りこんだ。
バチィィィィっと、サラが移動した後に微かに電撃が残り、彼女の高速移動の凄さが伝わる。
「よしっ!後ろを取った!」
と僕が言う。
そして、サラが『鬼神の籠手』で『ハイスピードリザードマン』の後頭部を攻撃する。
すると、『ハイスピードリザードマン』は一歩前に出てフラッとしている。
「奈緒子ちゃんよろしく!」
とサラが言う。
「ありがとうございます!」
と奈緒子が言って、『ハイスピードリザードマン』の無敵時間が終わった瞬間に着弾する用に炎の弾を発生させる魔法『ファイヤーショット』を発動させた。
ドカアァァァァァンと鳴り
『ハイスピードリザードマン』が消滅した。
「すごい!速攻も大分慣れてきたね!」
と僕が二人に言う。
「ありがとうございます!お二人のお陰です!」
と奈緒子が言う。
彼女はお世辞ではなくたぶんほんとにそう思っている。
「よし、残り2体もがんばろう!」
と僕は微笑みながら言った。





