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第百八十二話『爆竹』

見事に敵視を集めて、しっかりと少ない動作で攻撃を避けたサラだった。

その行為を見て、僕はとあることを思い出した。


「そういえば、サラ!『ピッチャービビってる!』も効果的

なんだけど、こういうのもあるよ!」

と僕は、アイテムを取り出した。


「ええ!なにそれ!!」

とそのアイテムを見てサラが驚いた声を出した。

そう、わりと子どもの遊びの定番のアイテムだった。

アクティブなサラなら遊んだこともあるだろう。


「ああ、いいですね!」

奈緒子も言う。

彼女はその効果までしっかりと把握しているようだ。


「それ、どうやって使うの?」

とサラが聞く。


「こうやるんだ!」

と、僕はそのアイテムを誰もいないところに向かって投げる。


パパン、パン、パパパパン


と、そのアイテムは鳴りだした。

そして、火薬により、地面を跳ねるように動き回っている。


「爆竹だー!」

とサラがいう。


すると、『アクティブトロール』は、今まで、ターゲットにしていた、サラから、爆竹の方を向き、その先にいる僕の方へ直進してきた。


「ね!」

と僕は言った。

そして、『アクティブトロール』は僕の方に直進してくる。


そして、攻撃モーションに入る。


『アクティブトロール』が僕に攻撃を当てるよりもずっと速く、待ち構えていた僕のSSSランクの武器「 神の剣 -デュランダル 」による斬撃が、『アクティブトロール』に当たった。


「99,999」

というカウントストップの最大のダメージが『アクティブトロール』に加わり、光のエフェクトがモンスターを包み消滅した。


「やった!たおした!」

と僕が言う。

そして、ゴールドが僕らのところに飛んで来る。


「お、クリア?これで妖精さんの森を守ることができたわね!!」

とサラが喜び、僕達は転送される。


僕らはまた、長老の元に行った。

「おおおお、この『妖精の森を襲う』砦のモンスターを撃退してくれたのかのぉ!」

「はい、やっつけました!!」

長老がそう言って、サラが答える。


「これで、しばらく、この『妖精の森』にも平穏が続くことじゃろう。ほんとにありがとう!」

と長老が僕らに言って、感謝を伝えた。


前回と全く同じやり取りだった。


嫌な予感しかしない・・・。

僕らは転送され寄り合い所に戻る。

カンの良いサラはすぐに、クエストを確認した。


そう、その予感は見事に的中した。


「『妖精の森を守れ、その3』って書いてあるんですけど・・・」

と、サラがわなわな震えながら僕に言った。


「アクティブトロールを倒して、平和を取り戻したかに見えた『妖精の森』に新たな敵が現れた、それを倒して、平穏を取り戻せ!」

と僕が、前回と同じように淡々とそのクエストの説明を読む。


「また、襲われちゃったみたいだね・・・」

と僕。


「ちょっとー!!ぜんぜん『妖精の森に平穏』続いてないじゃん!!」

とサラの声がこだました。

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