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第百七十一話『砦』

「へー、なるほどー!ありがとうございます!」

と美少女格闘家のサラが妖精さんから『妖精の粉』を受け取った。


「それでは、ご武運を祈ります!!」

と、連れて来てくれた妖精さんが言った。

説明は以上のようだった。


「よーし、妖精さんをいじめる悪いモンスターを倒しに行こう!!」

と、サラが元気良くそういった。

そして僕らは砦に向かって歩き出した。

こういう3DタイプのRPGは歩いているのがゲームの一部と言っていいだろう。だいたいボスは大分あるいた先にいる。


「『妖精の粉』ってどんなアイテムなの?」

と、歩いている途中でサラが僕に聞く。

わりと定番のアイテムではあるが、RPGをほとんどやらないサラが訊ねた。


「全回復だね」

と僕が言う。

復活するタイプとか、異常状態を回復するとか、いろいろあると思うけど、この『ラスト・オンライン』では全回復だった。


「全回復!おー!さすが妖精さん!!」

と、サラが喜ぶ。

かなりの妖精びいきのサラであった。

ドラゴンと妖精は知っていたのでテンションが上がるようだ。


「こういうの貰えると大分楽になるよね」

と僕が答える。

かなり基本的なクエストなのでかなり親切であった。

後半になると、そのクエストに必要なアイテムは各々が知っているとみなされて、かなり説明が減る、その当たりのこともあって、基本的なクエストをやっておこうと思ったのだ。


「お、砦来た!ほほーこれが砦ですかー!」

とサラが言う。

シンプルだが頑丈な素材でできた建物。

ここに妖精を襲うモンスターがいるようだ。


「そういえば、砦は初めてかぁ、こういうダンジョンっぽいのも初めてかぁ、室内だとこないだのゴースト・ハウスくらいか」

と、今までの事を思い出す。

屋外のイベントが多かったように思う。

そういえばまだ、ダンジョンっぽいダンジョンの経験もなかった。


「あ、スライム発見!!とぅっ!」

と、サラが一瞬でバンッとパンチを当てて倒した。

出会って最初の頃苦戦していたことを思い出した。

信じられないスピードでうまくなっているサラだ。


「ずいぶん、うまくなったよねぇ」

「ふっふっふ!ドラゴン達に鍛えられたからね!」

そう、クエストのメインではない、強力なドラゴン達を積極的に倒してきたので、普通のC級では考えられないほどうまくなっていた僕らであった。


「お、次はゴブリンだ!」

と、言いながら、相手が攻撃してくる前に、サラはバンっと、ゴブリンにパンチを当てて、サクッとゴブリンを倒した。


ドンドンと、進んでいくサラ。


「あ、音楽が変わった!」

とサラが言う。

砦に入ってからは暗めの音楽が流れていた。

スライム、ゴブリンを倒して進んで大きな部屋に入った僕ら。

さらに、荘厳な音楽が流れた。


「音楽、変わりましたね!」

と奈緒子も同意する。

それが意味する事も全員が理解していた。


「ボスの登場だ!!」

と、僕は構えた。

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