第百四十八話『二刀流 - デュアルソード』
「え?なんで??戦えるの??」
と僕が驚く。
「わたしが嫌いなのは、『白いお化け』だけやねん!」
と珊瑚が言う。
「どうやら私もそうみたい!」
とサラが言った。
活発美少女達の反撃が始まる。
白いお化けとは『ゴーストエレメンツ』の事でこのモンスターだけが、明らかにお化けっぽいデザインをしていた。
そう、彼女達は、あれが特に苦手だっただけらしい。
「おりゃりゃりゃー!!」
と美少女剣士の珊瑚が『二刀流 - デュアルソード』で、ばったばったと『ゾンビドッグ』を切り飛ばしていく。
いままでのストレスをすべて発散させるかのように。
「まさに、ばったばった、という感じだ・・・一瞬で三体倒してしまった・・・」
と、僕が言うと、そらに別の場所から声が聞こえてくる。
バチィィィィ、バチバチィィィィィ!
「とおおおおお!」
とサラが『雷迅 - ライトニング』を足に纏い、高速でジャンプし、『ゾンビドッグ』を蹴り飛ばす。
「よーしっ、これで一体!!」
とサラが言う。
「僕3、サラ1、珊瑚3だ!」
と僕が数えて言う。
「おおおぉぉぉお、いままでの恐怖のお返しや!!」
と更にバッタバッタと切り飛ばしていく珊瑚。
あっという間に三体倒してしまった。
一人であっという間に6体倒してしまった。
「す・・・すごい!さすが珊瑚だ!」
と僕が珊瑚の動きを見て驚く。
「ふははは、どんなもんや!」
と、胸を突き出してえっへんというポーズを取る珊瑚。
「珊瑚ちゃんすごい!!」
とサラが言う。
「たくさんの敵を同時に倒すのは『二刀流 - デュアルソード』が有利だねー。『雷迅 - ライトニング』はそういうのむいてないみたい・・・」とサラがつぶやいている
「あ、くやしいの?」と僕がサラに聞いた。
「うん、くやしい!」とサラが笑顔で言った。
この負けず嫌いがこの身体能力を生んでいるのだろうな、と僕は思った。
「さて、上に戻ろう、水晶さん達も戦ってるはずだ!」
と僕が言う。珊瑚のおかげで一瞬で『ゾンビドッグ』10体を倒したので、向こうよりは速くクリアしたはずだ。
今なら向こうの戦いに加勢できるかもしれない。
「これどうやって戻るのー?」
とサラが僕に聞く。
「こういう場合はだいたい、階段が現れると思うんだけど・・・」
と僕が言いながら、辺りを見回す。
「あ、ほんとだ!!あれ階段だよね!」
とサラが指差す。
「あ、あったあった。よし、戻ろう!!」
と僕たちは落とされた階から階段を使って元の部屋に登ってきた。
「よっしゃ、助太刀するで!!」
と珊瑚が言いながら部屋に戻っていった。
「あら、珊瑚ちゃん速かったわね!」
と水晶さんがにこっと笑った。
「あ、終わってる。すごい」
と僕は言った。
そう、彼女たち奈緒子、水晶、瑠璃の美少女魔法使い三人チームはは僕らより速く、多数のモンスターを倒していたのだった。





