表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
138/368

第百三十七話『ゴーストエレメンツ』

そう、そのモンスターは、『最強の斬撃』つまり当たったものには、必ずカウントストップの「99,999」のダメージを与えていた、SSSランクの武器「 神の剣 -デュランダル 」の『疾風』をすり抜けたのだ。


「これは手ごわそうだね!」

と僕は笑った。


「あれはゴーストエレメント」

と口数の少ない美少女魔法使いの瑠璃が言う。


「ゴーストエレメント?」

と僕が聞き返す。


「そう、敵の名前」

と、瑠璃が言う。ゴーストエレメントと名前のついたモンスターは、つまりよく漫画に出てくる半透明の白いお化けだ。


「お化けのスライムみたいなものかな?」

と僕が聞く。


そう、SSSランクの武器「 神の剣 -デュランダル 」の『疾風』の攻撃をすり抜けられてしまったが、そんなに強いモンスターとは思えない。

攻撃が当たれば一発で倒せる感じのフォルムをしている。


「『疾風』を避けちゃうなんて無敵じゃない!!これのどこがスライムなの??インチキじゃないインチキ!!」

とそれを聞いていた、サラが抗議する。

自分をすり抜けて怖がらせたことに対する怒りもあるのだろう。

僕はそのサラの様子を見て、なかなか、可愛らしいな、と微笑んだ。


「インチキじゃないよ。多分ルールがあるんだ」

と僕がサラに言う。

そう、ゲームでずっと無敵ということは考えづらい。

透明化していられる条件があるはずだ。

と僕は考えた。


「ルール?ルールってなに?お化けにルールがあるの?」

とサラが僕に聞く。お化けは自由じゃない、いつだって!となんだか良くわからない哲学的な事を言っていた。


「実体化するタイミングがあるってことですね」

と奈緒子が僕に言う。

彼女はゲームをたくさんやるみたいなので、こういう体験があるようだ。


「じったいか??」

はて?とサラがはてなマークを頭に浮かべて、奈緒子に聞いた。


「そうです、さっきは、透明になっていて、サラちゃんたちをすり抜けちゃいましたが、実体化しないと、攻撃もされないけど、自分たちも攻撃できないはずなんです!」

と奈緒子が更に説明する。

作用反作用の法則的なことをわかりやすくサラに説明した。


「あー、赤ちゃんに『いないいないばー』してるとき、こっちから赤ちゃんが見えないのと一緒か!」

と、サラが特殊な理解の仕方をした。


「最初にその例が出てくる人は少ない気がするけど、わりとあってるかもしれないね。有名なお化けのモンスターは、『こっちと目があってると、動かなくて、後ろを向いてると襲い掛かってくる』からね」

「あ、あのゲームですね!」

と超有名アクションゲームのことですね、と相槌を打つ奈緒子。


「うん、まあ、それはわからないけど、条件によって出てくる時があるということね?」

とサラが言う。やはりゲームの事をしらないだけで理解は抜群に早い。


そして、

「どういうパターンが多いの?」

とサラが聞いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ