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第百十四話『直線コース』

そして、「騎乗 - ライディング」競争に奈緒子も合流した。

そして三人の競争が始まる。


「よし!競争だ!」

僕たちは、目印の木の所に向かって走りだした!


目印までは結構ある。

ただの直線コース。

三人の技量はあまり問われないコースと言っていいだろう。


「おおお、サイはやっぱり早いな!」

と僕は言う。ドッドッド。と言いながら走っていく。

カートのゲームで考えると重量系のタイプだろう。

安定感が違う。


「ふふふ、負けませんよ!」

と奈緒子が、となりにスルリと現れた。


今まで乗馬しているときは、背筋をピンと伸ばして、とても上品に綺麗に乗っていたが、少しスピードを出しているためか、前傾姿勢になっている奈緒子。そして、その姿にもそこはかとなく品がある。


「ぬおおぉぉぉぉ、負けないぞ!!カピちゃんガンバ!!」

とサラが、僕の左側から、追い越して言った。


一番背の低い、カピバラはまるで弾丸のように、僕の横を抜けていく。これはカートのゲームで言う所の軽量級だろう。かなり早い。加速が早い感じの動きだ。


これはサラが軽いというところも影響しているだろう。

そして、体のバランス。

そのバランス感がないと、なかなかカピバラに乗るのは難しいだろう。


「ふっふっふっ!置いていっちゃうぞ!」

とサラが軽やかに進んでいった。


何気なくやっているが、あれは結構怖いはずだ。


それはなぜかというと、低いからだ。

車で乗る場合と、カートに乗る場合ではかなり体感速度が違うといわれている。


かなり、低い位置でコントロールしているからと考えられている。

カピバラに乗るというのは、まさにその状態で、このサイ、馬、カピバラの中で一番低いから体感速度が一番高いはずだ。


「サラ?低いと怖くない??」

と僕はそのことを聞いてみた。


「うん、めっちゃこわい!!」

と笑顔のサラ。


「でも楽しい!!」

と更に続けて言うサラ。


彼女はスリルを楽しんじゃうタイプなのだ。

彼女に取っては、少し怖いくらいは、良いアクセントなのだ。

それも、彼女の身体能力に安全が担保されているからではないかな、と僕は思っていた。


「よしっ、一番!!」

とサラが言ってゴールに到着した。


単純な直線コースはなんと、サラが勝利した。


「ジュンさんお先に失礼します!」

と奈緒子も抜けていった。


「ふぅ、僕も到着!」

と到着した。


「へっへーん!カピちゃんの能力はどうだい!」

「うん!すごい!」

と僕は素直に言った。

単純なコースである直線の短距離勝負なら、軽くて早いサラとカピバラチームが一番はやいことが分かった。


「悔しいからもう一勝負しよう!」

「ふふふ、かかってきなさい!」

と僕の提案にサラが胸を張って言う。


「次は、少し複雑なコースにしよう!」

「よし、きなさい!」

と、提案した。


「次は8のコースにしよう。あの岩とあの岩を回ってきて、ここに一番最初に戻ってきた人が勝ち!」

「いいですね!次は負けませんよ!」

と、奈緒子が密かに闘志を燃やして笑顔でそういった。


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