咲夜の告白
1章、最後になります!!
いやー長かった(笑)
* * * * *
意識が戻る。
光だ。徐々にピントが合ってくる。
――――――頭が重い。体がだるい。
視界は天井を映していた。レースカーテンから差し込む日差しが、風牙の意識を覚醒させる。
(あれ……俺)
フカフカのベッドの感触が、だるさの中に隠れている。額に冷たい濡れタオルが置かれている。ずいぶんと気持ちいい。
風牙は、自分の状況を思い出そうと試みる。
はっきりと脳裏に焼き付いているのは、厳夜の姿だった。
星間に走る、青い稲妻。圧倒的な戦いだった。戦いを見ていてこれほど心を打たれたことはない。
風牙は、記憶を手繰り寄せる。鐡夜が現れた辺りまでは辛うじて覚えているが、その後の記憶がない。そこで意識を失ったのだ。
風牙は、ぼんやりと天井を見つめる。静かな部屋の中で、すーすーと気持ちの良さそうな寝息が聞こえてきた。
左の方へ視線を向けると、窓から反対方向のベッドの左隣で咲夜が折り畳みの机にもたれかかったまま寝ていた。
(……さくや)
風牙は、虚ろな目で咲夜を見つめる。
壁の向こうで泣いていたか弱い少女。傀朧の使い過ぎで倒れた風牙を心配し、地蔵堂まで来てくれた。その上あの炎の中、懸命に風牙の後を追いかけたのだ。
戦いの中、必死に風牙の名前を呼んでいた。小さいけれど、とても強い声だった――――――。
風牙は、机の上にタオルや桶が置いてあるのを目にする。
どれだけ寝ていたのかわからないが、この少女は懸命に自分の看病をしていたのだ。
その事実が、風牙の心にじんわりと染みる。自然と口角が上がり、咲夜へ腕が伸びていく。
「ありがとな。咲夜」
「ひゃっ……!!」
風牙は無邪気に笑い、咲夜の頭にポンと右手を乗せる。それに驚いた咲夜が目を覚まし、椅子から勢いよく転げ落ちる。
「うおっ。大丈夫か?」
「えっ……えっ、風牙、さん? 起きた?」
咲夜は、不思議そうにベッドの上から咲夜を覗き込む風牙を見て、顔を真っ赤にして慌てた。
「ずっと看病してくれてたんだろ」
「え……」
ベッドから身を乗り出した風牙は、咲夜に左手を差し出す。それを取って、立ち上がった咲夜は、目に涙を浮かべていた。
「……風牙さんがどこか遠くへ行っちゃうような気がして。だから、本当によかった」
咲夜は、ぐっと泣くのを堪えて無理やり笑みを作る。その顔がどこか可笑しくて、風牙は笑う。
「そうか。心配かけちまったな」
「ううん。違うの。私は何もできなかった。お屋敷が燃えていても、皆が化け物に追いかけ回されてても、ただ見てることしかできなかった」
咲夜は、悔しそうに俯く。
「だからね。この三日間、ずっと考えたの。風牙さんに壁を壊してもらって助けてもらったことには意味があるんじゃないかって」
ボロボロになりながら皆を守った風牙。炎の中にも果敢に突っ込み、恐ろしい化け物にも勇敢に立ち向かう。そんな姿を思い出して、咲夜の心は震えた。
「私、貴方の助けになりたい」
咲夜は、風牙の目をまっすぐ見据える。
吸い込まれそうな瞳だった。風牙が最初に見た、か弱い姿からは想像もつかないほど、力強い瞳――――――。
「今の私じゃ、何もできないかもしれない。足を引っ張っちゃうかもしれない。でも……貴方に助けてもらった。諦めなければ何でもできることを教えてもらった。だから!」
咲夜は、包帯の巻かれた風牙の右腕を取る。
「私も、貴方のように生きてみたいの」
咲夜の思いが、風牙の心の奥底まで伝わる。
この上なく嬉しくて、温かい気持ちになったのは何時ぶりだろうか。
でも――――――。
「ありがとな。でも、それは止めといたほうがいいぜ」
「……どうして?」
風牙は、寂しそうに窓の外を眺める。カーテンの向こうでは、使用人たちが本邸の復旧作業をしていた。
――――――自分の本当の目的。それを咲夜は知らない。
「俺は………お前が思ってるような人間じゃねーんだ。今回、じいさんに助けてもらって、自分がどんだけ弱えか思い知った。それだけじゃねえ。俺がここに来た理由は、“復讐”のためなんだ。この手で殺したい奴がいて、そいつの手がかりを得るためにここに来た」
「そう……だったの」
風牙から出た“復讐”という言葉に、咲夜の心が締め付けられる。これほど誰かのために自分を犠牲にできる人が、殺したいと思うほど憎んでいる人がいる。それは、一体どういう人間なのだろうか。風牙に、何があったのだろうか。
咲夜が思い詰めていると、風牙は笑いかける。
「お前は自分のために生きろよ。せっかく自由になったんだから、してーことして、行きて―とこ行ってさ! 思いっきり笑ってろって! それが一番じゃねえかな」
どんな状況でも、風牙は誰かの幸せを願う――――――咲夜は、息が止まるような感覚に襲われた。
なら、風牙の幸せはどうなる。
誰かの幸せを願い続けることが、風牙の幸せなのだろうか。いや、違う。
風牙は、復讐が目的だと言った。それは、とても悲しいことだ。
「私は」
咲夜はポツリとつぶやく。
このまま風牙を放っておくことなどできるはずがない。
ダメだ。絶対に、ダメだ。
人を助け、人の幸せを願う人が、幸せになれないなんてどうかしている。
咲夜が身を乗り出して抗議の声を上げようとした時――――――。
コンコン、と部屋の扉がノックされる。
「入るぞ」
扉が開き、部屋に入ってきたのは厳夜だった。
「おじいさま……」
「お! 目覚めたか」
厳夜は起き上がっている風牙を見ると、うんうんと頷きながら二人の傍まで来る。
「体の具合はどうだ」
「ちょっと頭が重いけど、大丈夫だぜ」
風牙は肩をぐるぐる回して、体の調子をアピールする。
「なあ、俺、どんだけ寝てたんだ」
「三日寝続けて、今日で四日目だ」
「そう、か」
それを聞いた風牙は、咲夜の方を見る。
「わりぃさくや。本当にありがとな」
咲夜は少し俯いて、風牙と目を合わせようとしない。
その時、風牙の腹が大きな音を立てて鳴る。
「まだ起きてないとばかり思って、何も持ってきてないが……」
厳夜は何か考えた後、思いついたように立ち上がると、稲妻を放ち消える。
すぐさま手にリンゴを抱えてその場に現れる。
「ほら。病人と言えばリンゴだろう。キッチンからくすねてきた。世界一、という名前の品種らしい」
厳夜は、どこからともなく取り出した果物ナイフでリンゴを綺麗に切り分ける。
「俺、病人じゃねえぞ」
「同じことだ。傀朧の使い過ぎと、極度の疲労で昏睡していたのだからな」
風牙は、厳夜が切ったおおぶりのリンゴを口いっぱいに頬張る。
「ほら。咲夜も食べなさい。ずっとこの部屋にいたんだ。お腹が空いただろう」
厳夜に促された咲夜は、風牙の隣でリンゴを一切れもらう。
少しだけ齧ると、口の中に甘みが広がって、疲れがじんわりと溶けていくようだった。
「さて、風牙が目覚めていたのは僥倖だった。早速で悪いが、お前たちに伝えたいことがある」
厳夜が果物ナイフをくるりと回すと、それは魔法のように消える。そして、真剣なまなざしで風牙を見つめる。
「まずは風牙。お前には、夜桜庵の壁を破壊し、咲夜を外に出した責任を取ってもらう。いいな」
「責任? おじいさま、それは私が……」
厳夜は焦る咲夜を手で制し、話を続ける。
「わかっている。もちろん、咲夜を閉じ込めたことに対する私の責任も同時に存在する。その上でお前、いや、お前たちにやってもらいたいことがある」
風牙は、ごくりとリンゴを飲み込んだ。そして厳夜の口から放たれたのは、驚きの言葉だった。
「風牙、咲夜、お前たち、結婚しろ」
「……」
「……は?」
厳夜はニヤリと笑い、嬉しそうに指を鳴らす。
折り畳み机の上に出現したのは、和紙で出来た書類だった。
「くっくっく……。お前たちはまだ結婚できんからな。婚姻届の代わりに、この傀具“四神の契約書”にサインをするのだ」
「意味わかんねー!」
「意味が分からないわ」
二人の言葉は、驚くほどピタリと重なった。
一章 完
* * * * *
京都市内某所。
想術師協会本部から、車で三十分ほどにある住宅地の中に、ひっそりと営業しているバーがあった。外から見ればごく普通の居酒屋のような雰囲気だが、特殊な術が掛けられており、決まった人間しか認識できないようになっている。中はシンプルで、暖色系に統一された木目調の空間が広がっていた。木の床は、革靴で歩けば楽器のように音を奏で、時折軋む音がアクセントになる。
入り口から入って右手の方にカウンター席があり、店主が仕入れた日本酒の瓶がたくさん並んでいる。その対となる左手には、カーテンで仕切られたステージのような場所がある。
入り口の引き戸が開き、ぎい、と床が軋む音が聞こえた。カウンター席に座る一人の男は、その来店者の存在を認識し、持っていた黄金のカップをくるりと回す。
「おかえり、奏」
男は、左右の席に座らせていた派手なドレスの女性に目配せをする。
女性は名残惜しそうに席を立ち、店を出ていく。来店者は、それを一瞥すると男に近づく。
恭しく礼をしてから男の隣に座ったのは、白いシャツを着た中性的な顔立ちの美青年だった。
色白で、ウエーブがかかった髪、優し気な瞳の奥には、まるで星空のように美しい光が散在していた。青年はマスターに、いつものものを要求する。
「よろしいのですか幾夜様。女性の方、ずいぶんと離れがたそうでしたが」
「問題ないよ。彼女たちは私の素性を知らない。知れば、関係が終わるとわかっているのさ。利口な花だろう」
それを聞いた青年はにっこりとほほ笑むと、何も持っていない手のひらを回し、魔法のように仮面を出現させる。それは、浄霊院本家を襲った傀異の顔に張り付いていた、般若の面だった。
「今日も関係各所との調整、お疲れ様です」
「なに、疲れるようなことは何もしていないさ。ただ、匹夫どもの下らぬ戯言を聞くのに疲れてね。その点、ここはとても落ち着く」
幾夜と呼ばれた男は青年から仮面を受け取ると、テーブルの上に置き、それを眺める。
仮面はシューという音を放ち、煙となって霧散していく。幾夜は、バーに充満していく黒い傀朧を息で吹き飛ばす。
「まるでドブのようだ。さぞかし下賤な人間の想像から生まれたのだろう」
「それは違います幾夜様。まだ改良の余地がありますが、この“仮面舞踏会”シリーズは、特定の傀朧を著しく増幅させることに特化しています。この仮面、“恨にゃ”は、外界に存在するあらゆる傀朧を吸収し、与えた核の元で無理やり固定する。傀朧は全て、人間の想像の残りカスですから、全ての人間の想像は負の感情に満ちている、ということです」
「なるほど。人間の本質はドブ、ということだね。全くその通りだよ」
幾夜は、仮面が完全に消滅したのを見届けると、手元にあった黄金のグラスを再び回す。
「それで、どうだったんだい。報告を聞こう」
「はい。計画の第一段階は、つつがなく終了しました。第一段階完遂に必要な要素である、“楔の器の来訪”、“神の子の開放”、そして“内部調査の終了”。すべて計画に異常、変更、ございません」
「|完璧じゃないか《Congratulation》」
青年の前に、グラスに入ったオレンジジュースが置かれる。それを両手で丁寧に持つと、ゆっくりと口につける。
「ようやく。ようやくだ。私の願い、思い描いた理想。間もなくすべてが叶う。大きな一歩を喜び合おうじゃないか、奏。すべては君のおかげだよ」
「何をおっしゃいますか。僕はただ、貴方についてきただけ。浄霊院家のトップ……いや、想術師協会のトップは、貴方にこそふさわしい」
それを聞いた幾夜は、満足そうに口角を上げると、カップに口をつける。
「奏。君は、真に選ばれる人間は、何を重視するかわかるかね」
「……なんでしょう」
幾夜は、黄金のカップに入った酒を青年に見せる。
「これはね、先ほどの女が好きなカクテル“モスコー・ミュール”だ。酒は詳しいかい?」
「お恥ずかしい。僕は下戸なので。女性の方が好きなものを、幾夜様が飲まれているのですか?」
「そう。だが、重要なのはそこじゃない。
このカクテルは、ウォッカにライムと少しのジンジャーを加えて作る、ポップでスタンダードなカクテルだ。世の人間は、こういうものを“大衆的”と呼ぶ。しかし、私が重視したいのは“中身”ではない。外見、つまりこの黄金の容器なのだよ。
家柄も、持って生まれた才能も、想術も、全て同じだ。
真に選ばれた人間は、中身など好まない。すべてが見えるものだけで構成されているべきだし、世の中は外から見える結果がすべてだ。つまり私が重視するのは、目に見えるものすべて、ということだよ」
幾夜は、カップに入ったモスコー・ミュールを飲み干す。
「しかし、浄霊院厳夜は何を重視する。当主、つまり十二天将たちに選ばれた存在でありながら、その力を何に使った。あの男が会長職についてから、愚かな愚民どもを陰ながら守るなどと言い腐り、想術師はますます影の存在となった。我々が命を懸けて守るものとはなんなのだ。想像の多様化により、傀異の発生件数が増加してきている昨今、あの男は何の対策も取ろうとしない。
もう一度言う。あの男は、自身の持っている力を、何に使った。
あの男はその力を、一族殺しに使ったのだ!!」
男は、無意識に立ち上がり、怒りを滲ませ青年に訴えた。
演説でも始めるかのような勢いの中、バーのマスターが美しく盛り付けられたサーモンカルパッチョを男の前に置くと、男は冷静に戻り、再び席に着く。
「奪われたものを奪い返す。それは至極当然の感情だと思うがね?」
――――――青年は、パチパチと手を叩き、男の目をまっすぐ見据える。
「やはり貴方は、人を動かす力がある。貴方に賛同し、ついてくる者は多い。もちろん、僕もそのうちの一人です」
青年は徐に椅子から立ち上がり、バーの入口へと向かっていく。
「彼も、そんな貴方に心を動かされたのかもしれませんね」
青年は引き戸を開く。
外には、妖しい雰囲気を纏う赤い長髪の男が立っていた。赤い髪の男は青年に促され、幾夜の前まで来る。
「ふふふふふ……くくくくく、かハハハハハ!! 驚いたよ。まさか、よりによって君と会えるなんてね。どういう風の吹き回しかな」
幾夜は箸を持つと、カルパッチョのサーモンだけをすべてつかみ取る。
一口でそれを食べ、残った皿を指さす。
――――――白い光に覆われた皿の野菜は、一瞬で消えてなくなった。
「厳夜……あいつのみじめな姿が目に浮かぶね。最高の気分だ。よろしく頼むよ、浄霊院紅夜」
これにて、1章終了です。ここまで読んでいただいて本当にありがとうございました……!
毎週投稿するのも初めてだったし、こんなにもきついのか! と思う日もありましたが、走りきることができました。まずは自分を褒めたいと思います笑
それにしても、毎日投稿している方はめちゃめちゃすごい!! 尊敬しております。
ここからはあとがきということで、私の思いをつらつらと書いていこうと思います。(興味があれば読んでください笑)※思ったことを一意見として書いているだけですので悪しからず。
この作品は当初、エボルブルスの瞳の外伝的な位置づけで書こうということで構想を練り、スタートさせたのですが、エボルブルスのキャラは全く出て来んわ、時系列的には過去だわ、1話に設定盛り込みすぎてわかりにくいわで、「あっ。やべーな」という心の声をつぶやいてしまうほど、どんどん自分の書きたいものに寄ってしまいました。だからすぐに、これは外伝じゃない! 外伝やめてしまえというスタンスに変わり、本当に自分の書きたい作風、キャラ、世界観を前面に出しました。少年漫画風なのは、完全に私の趣味嗜好です。一般的には、こういうのは漫画で書くべきで、小説にしても読まれんだろというのをよく聞きます。書いていてやはり、書くからには読まれたいなという物書きの特性が現れて、ちょっと悩んだ時期もありましたが、私がこの作品超好きだからそれでいいや、という結論になりました笑。物書きの方ならよくわかっていただけるのではないかと思うのですが、結構モチベーションって書く上で大切で、それが満たされないとすぐにエタってしまう。これはとてももったいないことだと常々思っているので、もし悩めば、外にモチベーションを求めるのではなく内、つまり自分がその作品を愛することが一番いいのではないかと思います。(物語を書いたことが無い方からすれば、何のことやねんですが笑)
さて、創作論みたいなやつを偉そうに語ってしまい、ちょっと恥ずかしくなってきたところで、「復讐は夜明けと共に」の1章を書ききってみて思うことを簡単に書いて、あとがきを締めようと思います(永遠に語れそうな気がしてきたのでこのくらいで笑)。先述した通り、この作品はめちゃめちゃ少年漫画っぽいのですが、それは設定の王道さ(異世界とかじゃない世界観も含めて)と主人公の在り方が原因なのではないかと思っております。設定が王道すぎる! というのは私もめちゃめちゃ思うところです。好きなものを盛り込むと、そこからオリジナリティを出すのが難しくなってくる。これが創作をする上で最も大切と言っても過言ではないと思います。王道というのは、「パクリ」にもなれば、「万人ウケ」にもなるものだと私は思っているのですが、その分塩梅が難しい。私の場合、ちょっとパクリに寄ってきているかも……と思うこともあるので、これから頑張っていきたいと思います笑 次に主人公の在り方です。これもかなり王道に寄っているとは思うのですが笑、主人公は作品の中で最もカッコよくなければならないだろう! という私の矜持がありますので、自然とこうなります。よく、ネット小説界隈などで言われている「苦労しなければ苦しまない最強主人公像」みたいなものも、私はいいと思います。それはそれでカッコいいから笑。ただ、見ていてダサい作品は見る気が失せますね笑。でも、私の中で主人公というのは、自分の中の信念を貫くためにボロボロになっても、打ちのめされても、諦めず努力して、最後は勝つ! みたいに、その最後の勝利の部分に向かって進んでいく過程こそが物語なのかなと思っています。そんな作品が書きたいし、見ていてカッコいい。一度は負けても次は勝つ、みたいな笑。風牙くんは、自分の中の信念を強く持っている。それは、過去に重いトラウマが合ってこそのものなのですが、この過去っていうのが私の中で結構重要に考えています。結局、未来に進むためには過去を背負って生きなければならないので。つまり、ちょっとネタバレになるかもしれませんが、過去との決別、復讐と向き合っていくということが、タイトルに込められたテーマでもあったりします。
たくさんつらつらと調子に乗って書いてしまいましたが、これでエタったらすんごいアホ笑。ということで、頑張って2章以降も書いていこうと思います! もしかしたらいつか、1章の手直しもするかもしれませんが。準備期間に、ちょっと休載しますが、もしよろしければ2章以降も読んでいただけると嬉しいです。ここまで、あとがきにお付き合いくださった方、ありがとうございました!
2022 6/24
くろ飛行機




