プロローグ 鬼教師の双子として生まれた子どもたち
鬼教師・さっちゃん先生と、
人間の医療研究者エリオット。
種族も、寿命も、立場も違う二人の間に
一組の双子が生まれた。
彼らは“奇跡”と呼ばれ、
同時に“観測対象”ともなった。
だが、母は言った。
「この子たちは、
ただの子どもでいい」
そうして育てられた双子は、
いつしか魔界医療史に残るほどの才能を持ちながら、
今もなお“未完成”の存在として、成長を続けている。
双子の名前・性格設定(公式)
長女
アカネ=ハワード=オニ
Akane = Howard = Oni
種族:鬼 × 人
年齢:15歳
角:小さく丸い赤角
(感情の揺れに反応し、ほんのり発光する)
属性:
治癒魔法 + 感情共鳴型
他者の痛み・不安・恐怖を感知し、それに同調して治癒精度が上昇する特殊タイプ。
性格
強い責任感を持つ
常に周囲を観察し、先回りして動く
本音を飲み込みがちで、泣くのが下手
母・さっちゃん似ポイント
自覚なしに無茶をする
他人の痛みに過剰なほど敏感
「自分がやらなきゃ」という思考癖
父・エリオット似ポイント
記録魔(メモ帳が手放せない)
状況を分析しすぎて動きが遅れることがある
感情より理屈を優先しようとする癖
弱点
「ちゃんとしなきゃ」という思考に縛られる
助けを求めるのが極端に苦手
内省型主人公タイプ
物語の中心に立ち、悩み、考え、成長していく存在。
長男
ソラ=ハワード=オニ
Sora = Howard = Oni
種族:鬼 × 人
年齢:15歳
角:短く淡い青角
(魔力制御が異常なほど安定している)
属性:
魔力制御・補助特化型
場の魔力バランスを整え、暴走を未然に防ぐ希少タイプ。
性格
明るく人懐っこい
場の空気を読むのが得意
周囲を笑わせるムードメーカー
母・さっちゃん似ポイント
普段は穏やかだが、怒ると一線を越える怖さ
大切なものを守る時の覚悟の強さ
父・エリオット似ポイント
冷静な判断力
危機的状況でも頭が回る
感情と行動を切り離せる
弱点
自分の感情に鈍い
何よりも姉を優先してしまう
自分の限界を後回しにする
支援型/ムードメーカー
前に立つ者を支え、場を成立させる縁の下の力持ち。
双子の関係性(最重要設定)
アカネが前に立つと、ソラは無言で後ろを固める
ソラが折れそうになると、アカネは理屈を捨てて守る
二人が揃うと、魔力が自然共鳴し
異常なまでに安定した治癒結界が発生する
この共鳴は、
「鬼でも人でも説明できない」とされ、
現在も研究対象となっている。
だが本人たちは知らない。
それが“支え合うことを選び続けた結果”だということを。




