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【ランキング12位達成】 累計62万7千PV 運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『3年ONI組 さっちゃん先生12 魔界音楽専門学校 ― 歌って踊って恋愛だー!』

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第六話 鬼教師の地獄特訓! 24時間バンド鬼合宿

文化祭ライブまで残り10日。

さっちゃん先生は教室に“地獄書き”でこう書いた。


《地獄式・24時間バンド合宿》


生徒全員「絶対死ぬやつだ!!!」


さっちゃん

「安心しなさい。死なせはしない。ギリギリまで追い込むだけだ」


ギリギリって何の基準だよ!!!

ツッコミが飛んだ瞬間、地獄特訓が幕を開けた。


第1章:砂漠で発声(0:00~4:00)


舞台は“デスワーム砂漠”。

夜なのに気温40度、地面はボコボコと蠢く。


ミナ

「せ、先生……喉が乾きすぎて声が出ない…!」


さっちゃん

「甘えるな!砂漠では“空気が敵”だ!

 乾燥に勝てる声でなければ、観客の心など潤せん!!!

 ミナ、叫べッ!」


ミナが一声発した瞬間

砂丘が割れ、砂嵐が歌声に合わせて巻き上がる。


アマネ

「な、何この声…海の波みたい…」


さっちゃん

「気づいたか。ミナの声質――

 “海の魔力アビス・ハーモニー”が覚醒し始めている。」


ラクダ魔獣たちが一斉にひれ伏した。


ミナ

「えぇぇぇぇ!? 私、何かやばいの始まってる!?」


第2章:火山で熱唱(4:00~10:00)


次の舞台は“カルデラ火山”。

足元の溶岩がボコボコと泡を吹き、温度は200度近い。


さっちゃん

「声量が足りない。高温は振動の敵だ。

 溶岩より熱く歌え!!」


アマネ

「死ぬって!!!」


しかし歌い始めると

熱気が音を跳ね返し、共鳴が倍増。


シグマ

「す、すごい…、おまえ、火の中でよくそんな声出せるな…」


アマネ

「し、シグマ…そういうの…キュンとするじゃん…」


火山の轟音の中、

二人だけが近づく“無音の距離感”が生まれる…。


さっちゃん(遠くから)

「そこ!恋の距離縮めてる暇あったらハモれ!!!」


二人

「は、はいッ!!」


第3章:雷雲の中でドラム練習(10:00~16:00)


雷雲上空500m。

空を飛ぶ巨大ワシに吊られたドラムセット。


ドラム担当のロッカ

「これ、間違えて叩いたら落ちるやつでしょ!!!」


さっちゃん

「大丈夫だ。落ちたら“雷”が迎えに来る。

 恐怖と電撃こそ、最強のリズムを生む!」


バリバリバリッ!!!


稲妻がビートに合わせて落ち、

ロッカの体が光った。


ロッカ

「うおおおおお! BPMが勝手に上がる!!」


アマネ

「いや死ぬって! 完全に心臓のテンポじゃん!」


第4章:帰還後の地獄級レッスン(16:00~24:00)


学校へ戻ると、さらなる地獄が待っていた。


・音響機材5台、爆音に耐えきれず破壊。

・窓ガラス20枚、ミナの覚醒声で粉砕。

・用務員グレゴッド、休憩なしの修繕で過労死しかける。


グレゴッド

「お、俺は……今日……三回……死んだ…………」


ベルガ主任が飛び込んできた。


ベルガ

「さっちゃん、やりすぎだ!!!

 こんな過酷な」


さっちゃん(汗をぬぐいながら)

「……ベルガ主任。あなたが来てくれてよかった。

 生徒たちの限界を見極めるには…あなたの目が必要です」


その一言に、ベルガの顔が真っ赤になる。


ベルガ

(な、なんだ急に……! かわい…っいや違う!)


主任は心臓を押さえて廊下に崩れた。


ロッカ

「ベルガ主任が一番ダメージ受けてるじゃん!」


第5章:しかし確実に成長するメンバー


地獄特訓24時間後


アマネ

「私、音が高温でもぶれなくなった…!」


ロッカ

「雷のテンポに合わせられるとか、もう人間じゃない気がする…!」


シグマ

「ハモり、ズレなくなったな」


ミナ

「私の声……海みたいに広がるのを感じる…

 これならきっと、文化祭で――」


さっちゃん

「その通りだ。

 お前たちはもう、普通の学生バンドを超えた。

 “魔界最強クラス”だ。」


全員の胸が熱くなる。


ついに文化祭直前!

だが、その裏で“謎のライバルバンド”が暗躍していた…。


教職員

さっちゃん先生(450歳)

本作の主人公。歌も恋も厳しく指導する鬼教師。

自称「歌には自信ありまっすううう!」

恋愛偏差値は低め、でも情に厚い。


ベルガ=オルフェウス(外見:20代後半)

美形で冷静な「魔界ボーカル科主任」。

さっちゃん先生の歌声に時々ガチで驚いている。

恋愛:さっちゃんに興味を持ち始めている(本人自覚なし)。


生徒(男女混合)

アマネ(17)

ヒロイン。天才的歌唱力を持つが恋に関しては超不器用。

恋愛:シグマが好き → すれ違い多め。


シグマ(18)

魔界の貴族の息子でギター天才。クール系。

恋愛:アマネが好き → でも言えない。


ルカ(17)

ダンス科の男子。明るくて人懐っこい、男女問わずモテる。

恋愛:アマネに片想い(しかし本人は「応援するよ」と身を引くタイプ)。


カリン(18)

作曲科の女子。クールで無表情だが、実は乙女。

恋愛:シグマのことが密かに好き(報われない)。


ヒメノ(17)

「王族アイドル科」の姫キャラ。負けず嫌い。

恋愛:ルカに興味あり(ライバル多くて焦り中)。


ガイア(19)

音響エンジニア科の男子。機材オタクで常にヘッドホン。

恋愛:カリンのことが好き(しかし目で追うだけ)。


メロディ(16)

打楽器科の天才少女。小柄で元気。恋愛には興味ゼロ。

恋愛:特になし。

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