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【ランキング12位達成】 累計62万7千PV 運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
「アイゼンハワード最後の旅8 炎の記憶— 永遠のメモリー」

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プロローグ 炎の真実をめぐる旅

【オープニング ナレーション】


さあ行くぜ。


今夜の主役は、

老練の魔導捜査官・アイゼンハワード。

天才を自称する少女・ルアーナ。

不器用な努力家の少年・リュカ。

そして、“死神”と噂されながら、

誰にも正体を明かさぬ謎の男、レイヴ。


旅の行き先は、いつだって風まかせ。

だが今回も違った。


北方の魔導国《イグニス帝国》。

そこで、40年前に封印されたはずの怪火災

“レッド・メモリー事件” が、

突如として再発した。


街区を一瞬で焼き尽くす“無音の炎”。

残るのは焦げ跡ではなく──

記憶だけを奪われた人々。


事件の報を聞いたアイゼンハワードは、

かつての相棒の死を思い出し、

重く深い溜息をついた。


「これは……終わらせねばならん。

 俺自身の物語だ」


そう呟き、老魔導捜査官は再び立ち上がる。


同行するのは、

天才肌の少女・ルアーナ。

優しき元囚人の少年・リュカ。

そして、死神を名乗る悪戯好きの青年・レイヴ。


彼らは現場で、

“炎ではなく記憶を喰う魔法装置”の存在を突き止める。


しかしその背後には──

40年前に死んだはずのアイゼンの元恋人、

天才魔導技師 エリシア・フロスト の影があった。


彼女の技術を利用し、

記憶を商品化し世界を支配しようと目論む黒幕たち。

そして、

アイゼン自身が封じ続けてきた“最初の罪”が、

静かに姿を現し始める。


物語はやがて、

かつてアイゼンとエリシアが研究に身を投じた場所──

廃棄研究塔《オルド=アーカイブ》へ収束していく。


そこで語られる真実。


「炎で燃えたのは街ではない。

 お前の“未来”だったのだよ、アイゼン」


老人魔導捜査官は、

過去と向き合い、

失われた“永遠のメモリー”を取り戻せるのか。


これは、

炎の真実をめぐる旅の始まりである。

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