第 十一話 肉料理サバイバル!牙姫フェンリカの肉斬乱舞!!
分厚い肉と純情の心”を捧げよ!
◆対戦カード
ガルド・ミナ(3年ONI組・パワー系オーガ娘)
VS
月獣帝国 肉将軍 フェンリカ
肉闘技場“ブルータル・カーニバル”にミナひとり立つ
世界大会2回戦の舞台は巨大肉闘技場。
器具を持った瞬間にミナが誤って
鉄まな板をへし折る。
観客
「器具破壊魔来たぞ……!」
ミナ
「シグレくん見てるかな……ヘマできない……!」
フェンリカ(狼耳)
「ふん、恋煩いオーガか。肉が泣くわね」
ミナ赤面しつつ拳を握る。
フェンリカの“肉斬乱舞”が圧倒的
フェンリカの魔法調理スキル
《ルナ・ブッチャーズ・ザ・ワルツ》
で肉が空中で自動分解、美しいレアステーキへ変貌。
観客「これぞ肉将軍!半生の皇帝!」
ミナは包丁を取った瞬間
ボキッ……包丁折れた。
ミナ「ご、ごめんなさい!!」
シグレ(観客席)
「ミナ……落ち着け……!!」
それで落ち着くミナ。
ミナの必殺技
「オーガ流 愛拳ミートハンマー」
器具が壊れるなら、拳でやるしかない。
ミナ「器具はあたしには細すぎる!
なら……拳で全部やる!!」
拳で肉の繊維を均一にし、
愛情(シグレへの片想い)が肉に伝導。
観客「拳で調理してる!?」
「なんか……旨そうになってる……!」
ミナは
分厚い肉を、純情パワーとオーガ火力で豪快にウェルダン仕上げ。
“純情ウェルダン・オーガステーキ”完成
フェンリカの皿:神レアステーキ
ミナの皿:焦げ気味の分厚いウェルダン
フェンリカ
「こんな焦げ肉で勝てると思ってるの?」
ミナ
「うん。あたしの全部だから!」
魔王様の理不尽ジャッジ(完全に気分)
魔王様が両方を食べ
突然立ち上がる。
魔王様
「私は今日……
“分厚い肉”と“ウェルダン”が食べたい気分なんだ!
ついでに“純情”も大好きだ!!100点!!」
観客「また来たー!!魔王様の気分ジャッジ!!」
勝者:ガルド・ミナ(ONI組)!!!
フェンリカ
「なんでだぁぁぁぁ!!気分に負けたって何よ!」
魔王様
「知らん!!今日の気分だから!!」
ミナ(ほぼ泣きそう)
「シグレくん……見てた……?」
シグレ
「……ああ。すごかったよ。
器具壊したときは焦ったけど」
ミナ、耳が真っ赤になる。
ナレーション
「パワーと恋心の両方を武器に、
ガルド・ミナは勝利を掴んだ!
3年ONI組、3連勝で準決勝へ!」




