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【ランキング12位達成】 累計62万7千PV 運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『3年ONI組 さっちゃん先生5 魔界へ帰ってきた伝説の狂師』

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エピローグ 卒業 ― 伝説の狂師、また伝説になる

学期末。


魔界学園の礼拝堂には、天才児童たちと幽霊たちと科学装置と爆発跡が入り混じる“魔界式の卒業式”が開幕しようとしていた。


壇上には、さっちゃん先生が静かに立つ。


天才児童、爆笑と感動の感謝スピーチ


まずはアインシュタインが前へ出る。


アインシュタイン

「さっちゃん先生、あなたのおかげで僕たちはノーベル賞を総なめです!

物理学賞と科学省特別賞、あと何故か文化省からも表彰されました!」


さっちゃん

「文化省は絶対アンタの爆発アートのせいでしょ!」


次にノイマン。


ノイマン

「先生、あなたのツッコミは僕のAIより正確でした。

平和賞まで取れたのは……先生が僕たちを毎日止めてくれたおかげです!」


さっちゃん

「アンタたちが毎日戦争みたいに暴れてるのよ!」


最後にダーピンチ少年。


ダーピンチ

「先生、あなたの“爆発しても怒鳴らない母性”は芸術です!」


さっちゃん

「怒鳴ってたけど!?めっちゃ怒鳴ってたけど!?」


会場大爆笑。

幽霊たちも「ワァァァ…」と拍手らしき浮遊を始める。


さっちゃん、杖を掲げて最後の大喝采


学園の鐘が鳴り響く。


さっちゃんはゆっくり杖を上げ、生徒たちを見渡す。


「頭がよくても、性格の悪さは直さなきゃダメよ。

でも、誰よりも強くて優しい天才に育ってくれて……ありがとう。」


静かに涙をぬぐう児童たち。

その瞬間——


ドォォォォン!!!


アインシュタインの持っていた“卒業祝いロケット”が誤作動して爆発。


会場は光と煙に包まれ——

その真ん中で、さっちゃんの杖が太陽のように光を放つ。


「式の最中に爆発すなぁぁぁぁ!!」


このツッコミが、魔界学園史上最高の拍手を巻き起こした。


校長GOD、窓から登場


爆発の煙の中で、窓がガラッと開く。


白い光に包まれた校長GODが微笑みながら立っている。


「今日も……安定のカオスだねぇ」


そして、校長GODは片手を天に挙げる。


校長GOD

「よし、卒業生たちよ。聖歌を捧げよう。」


会場

「え、聖歌!?なんで!?」


GODの指先から天界のコーラスが響き始める。


しかし——


ノイマンAI聖歌隊が起動し、音程を勝手にハードコア化。


ゴッゴッゴッゴッ(デスボイス)


さっちゃん:

「なんで聖歌がデスメタルに変換されてんのよ!!」


校長GOD:

「AIの進化は止められん……(楽しそう)」


生徒全員総ツッコミ。


卒業式、カオスクライマックス


幽霊たちは浮遊しながら輪を作り、

アインシュタインの小型ブラックホールが光り、

ダーピンチの光アートが空を彩り、

ノイマンのAIが学園歌を四重奏でリミックスし、

最後にさっちゃんが杖で空を裂く。


「今日で卒業!

でも、アンタらの暴走は、まだまだ止めるわよ!!

伝説の狂師は、不滅だからね!!」


その瞬間、空から祝福の光が降り注ぎ——

魔界学園の歴史で最も美しく、最も騒がしい卒業式が幕を閉じた。


校長GOD(小声で):

「……さて来年は、どんな化け物が来るのかな。楽しみだ。」


さっちゃん(後ろで聞いていて):

「誰が化け物よ!!」


最後のツッコミが学園に響き渡り、

伝説の狂師さっちゃんの名は、永遠に語り継がれるのであった。



『3年ONI組 さっちゃん先生5 魔界へ帰ってきた伝説の狂師』





ー完ー


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