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【ランキング12位達成】 累計62万7千PV 運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『3年S組 さっちゃん先生4 ―シニア再生編・老後も燃えろ!』

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第4話 恋する80代、青春リターンズ

3年S組に、恋の嵐が吹き荒れる。


花子ババリア(82歳)、まさかの初恋(?)再発症!

相手は、筋トレ命の伝説の筋肉老人――銀牙じいさん(85歳)。


しかし、恋路を邪魔する存在がいた。

それは……かつて銀牙の元妻だった“嫉妬の化身”こと、ヨルムン姑(89歳)。


第1幕:恋の始まりは転倒から


花子ババリア「あら…手を貸してくださる?」

銀牙じいさん「おう、立てるか? ワシのプロテインハンドで!」


(手を握った瞬間、二人の背景に桜が舞う)


さっちゃん先生にやり「青春ってのはねぇ…骨密度と比例しないのよ。」


教室中、ざわざわ。

マルボンじいさん「花子が……赤面してやがる!?」

徹子ババリア「お姉ちゃんが!? 恋!? 老眼じゃないの!?」


第2幕:嫉妬の嵐、ヨルムン姑参上!


ヨルムン姑(ドアを蹴破りながら)「銀牙ァァァァァァァァ!!!」

さっちゃん先生「ドア壊さないで!? あとここ、教室!」


ヨルムン姑「ワシを捨てて筋肉と花子を選ぶ気か!!!」

銀牙じいさん「ち、違うんじゃ!ワシはただ、転んだ花子を――」

ヨルムン姑「転んだ隙にココロも転がしたのねぇえええええ!!!」


(教室が修羅場と化す)


第3幕:シニア三角関係バトル


種目:恋愛早押しクイズ「あなたのことどれだけ知ってる!?」


花子ババリア「銀牙さんの好きな筋肉部位はどこですか?」

ヨルムン姑「大腿四頭筋ッ!!」

銀牙爺さん「……正解。」


花子ババリア「くっ……!」


(次の問題)


さっちゃん先生「銀牙さんが一番泣いた映画は?」

ヨルムン姑「『タイタニック』!」

花子ババリア「『鉄腕アトム 完結編』!」

銀牙じいさん「……両方で泣いた。」


教室:(ざわっ)


第4幕:さっちゃんの説教、炸裂!


さっちゃん先生「恋ってのはね、若さの特権じゃない。

 心が動けば、それが青春よ。

 つまり、何度だって恋はリハビリできるの!」


ヨルムン姑(涙)「……恋を、忘れてたのはワシのほうじゃったのかもなぁ」

銀牙じいさん「もう一度、一緒にプロテイン飲もうか。」

花子ババリア「ええ、みんなでね。」


さっちゃん先生(ドヤ顔)「青春、リターンズ完了☆」


放課後の校庭。

銀牙とヨルムン姑が手をつなぎ、

花子は優しく微笑む。


花子ババリア「ふふ、恋は奪うものじゃないのね。

 ……譲り合うものよ。」


さっちゃん先生(夕日に向かって)「いいわねぇ、恋。

 でも私は――担任に恋してるわ♡ “人生”っていう生徒にね!」


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