シンガー
顔を描く――
ベタじゃなく。
音楽を聴いていたらウズウズしたので、久しぶり?に頑張るのであります。ただ、頑張ると言っても苦手なので、線対称定規を使うのですが……その他は自力で頑張ります。
まず、ペンはほぼソフト君。それで大体の輪郭と眉間を描きます。
次に目や鼻、口を描き、首筋も描いておきます。
そうしたら、肌を塗って行きます。描く前に「こうしたいな〜」と決めてあったので、影になるところとならないところを塗り潰しまして…
フフ。ちょっと口元が違うので広角を上げさせ、鼻穴の辺りも作ります。
で、表情を描く前に髪を想像通りに作ります。ベースの髪色、前髪の長さ、横の髪毛のボリュームなど下塗り?…コレをなんというのかわかりませんが、塗りたくり…
程々に出来たらば、今度は目を描き込んで行きます。前髪が目に若干かかるイメージなので、目をやってしまいます。
……描こう、と言っても線でやるのは苦手なので、白目を作ります。いつぞや女王様の仮面を作ったときのことを思い出し、
目を入れます。
このままでは目が乾いてしまうし、半目…眠たそうな目…ではないんですけど、そんな感じで瞼を描いてあげます。
瞼が出来たら、イメージの化粧を施して行きます。目指すは真っ黒!
うん、アイライナーで自分にやっているような…変な気分でしたが、睫毛も上下に描きます。
――が、コレじゃない…この顔じゃない……このまま進んだら想像通りにならなくなりそうだったので、気分を変えるべく髪を作って行くことにします。
暗めの色にし、目にかかる前髪の部分を描いていると、目を描くヒントを得ることが出来たので、黒を濃くし、瞳も描き込み、頬が垂れて見えるのでハリを与えるために明るめの肌質にして行きます。
頬も削りました。アイシャドーもハッキリさせてラメでも付けて、気持ち目頭を寄せます。あと目玉もほんのり寄せます。睫毛も増量し、鼻の影を一度明るして消して後々描き込んで行こうと思います。
肌の色が変わり、ほっそりしたからか若返ったような…
口の半開きが気に食わなかったので微笑んでいるようにし、髪目の色と同系色の緑を入れます。その上からペン先を細くして茶色で描き加えます。あと、影も修正します。頬は明るく、目元は暗め、目玉も気に食わなかったので下にほんの少し白色で調整します。
そして、音楽を聴いていて浮かんだ絵なので、想像に寄せるためになんちゃってマイクを描いておきます。うん、なんちゃって。マイクに興味が出なかったので編み編みにしておけばいいだろうというね、そんな存在です。
で、ここまで出来たら背景――ライトアップされている風に仕上げたいのでエアブラシで塗り、髪の毛に光を当てて…
最後に、ほわほわな光と目にも白を入れて完成です。
『無題』
なかなか、うん、なかなか。
私の脳内シンガーでありました。お粗末さまでした。




